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 STD(性感染症)関連ニュース 

各月のニュースへ ※全ての記事は日付新着順です。
2007年 1月 2月 3月 4月 5月 6月
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12/26 「リボン」買って社会貢献…購入代金一部を寄付
メッセージ付き磁石 環境保護やエイズ予防――
「リボンマグネット」は、車などに張る人も多い(東急ハンズ渋谷店で) 環境保護やエイズ予防などのメッセージを記したリボン形マグネットが登場している。購入すると代金の一部がチャリティー活動に寄付されるという。

 肩ひじ張らずに社会貢献できると、好評だ。

 東急ハンズ渋谷店(東京)には、約200種類の「リボンマグネット」が並ぶ。世界自然保護基金や日本盲導犬協会、エイズ予防財団などの支援先と、メッセージが書かれている。Lサイズ(縦20センチ、横10センチ)、Sサイズ(縦10センチ、横5センチ)があり、価格は840〜1890円。携帯電話に張れる小形のシールタイプ(380円)も。価格の5〜10%が各団体に寄付される。

 「デザインがかっこよく、社会貢献になるとあって幅広い世代に売れています」と、売り場担当の吉川大祐さん。

 「リボンマグネット」は4年前、アメリカで誕生した。愛する人の無事を祈って家族などがリボンを結ぶ習慣があり、イラクへ出兵した息子の帰還を祈って家族が黄色のマグネットを作成したのが始まりだという。その後、様々な支援に使われている。

 日本では、神奈川県の輸入商社「エムズ・ディーエス」が代理店契約を結び、3年前からカー用品店などで販売を開始した。昨秋からは、「日本骨髄バンク」など20余りの日本の団体も扱う。この1年で国内の団体に約1150万円を寄付、海外の団体へも昨年度までに約5万2780ドル(約620万円)を寄付した。寄付の状況はホームページ(http://www.ribbonmagnet.jp)で見られる。

 同社の福原正之さんは「車の後部に張るなどして、社会問題を身近に考えるきっかけになれば」と話している。

読売新聞
12/21 のどや目感染多発 若者中心に流行クラミジア

 若者を中心に流行が続く性感染症。オーラルセックスや妊娠中のセックスが普通になり、性器だけではなくのどや目への感染が問題になっている。感染源にならないためにも、コンドームを活用し完治をしっかり確認したい。 (吉田瑠里)

 「10代後半から20代前半の女性では、ほぼ15人に1人がクラミジアに感染している。今では“国民病”の一つ」と警鐘を鳴らすのは、昨年、厚生労働省の研究班で性感染症の実態調査に当たった愛知医科大感染制御部の三鴨廣繁教授。感染しても自覚症状がないことが多いが、放置すれば不妊の原因になる上、HIV(エイズウイルス)に感染する確率が約5倍に高まる。

 最近、クラミジアの咽頭(いんとう)感染(のどへの感染)の症例が多く見つかっている。三鴨教授らが2004年に行った調査では、子宮がん検診を受けた性風俗産業従事者ではない女性229人のうち、子宮頸(けい)管に感染していた人は7・9%。咽頭感染は5・2%で、子宮頸管の感染者のうち咽頭感染者は半数を超えた。

 02年に岐阜大の研究グループが行った性風俗産業従事者ではない女性122人へのアンケートでは、性行為時にオーラルセックスを「必ず行う」「50%以上の割合で行う」の回答が76%を占めた。年齢が低いほど、この回答は増え、十代では87%に達した。

 愛知医科大病院産婦人科の野口靖之医師は「若者の間ではオーラルセックスは妊娠の心配がなく、膣性交に比べて罪悪感の少ない性行為として気軽に行われている。その多くは、オーラルセックスで性感染症はうつらないと誤解をしている」と話す。

 オーラルセックスによりクラミジアがのどに感染すると首のリンパ節が腫れたり、咽頭が赤くなったりするが、ほとんど無症状だ。だが、のどの感染を放置すれば再びパートナーの性器に感染し、膣性交により自分の性器が感染する、いわゆる“ピンポン感染”にもなりかねない。

 クラミジアの咽頭感染の検査は今年から、保険適用が始まった。「心配ならば産婦人科、泌尿器科、耳鼻科で検査を」と野口医師。

 咽頭感染は、性器の感染よりも除菌しにくい。現在の主な治療薬で、一回の服用で除菌できるアジスロマイシンの場合、咽頭感染では約15%の失敗例が出る。ほかに100%除菌できる薬の服用方法もあり、オーラルセックスをしたなら咽頭の感染を確かめてから治療法を選んだ方が確実だ。

 一方、目にクラミジア感染症患者の精液が入ることで発症するクラミジア封入体結膜炎も増えている。

     ◇

 クラミジア感染症は30週前後の妊婦健診で検査することが多い。三鴨教授は「今は妊娠中の性交渉も珍しくない。分娩(ぶんべん)時の産道感染を防ぐため、分娩直前にも検査を行う必要がある」と話す。初期の感染は流・早産に影響があるため、複数回の検査が望ましい。妊婦が陽性だと、パートナーも陽性の場合が多いので、両者ともに治療、完治を確認することが必要だ。

 日本性感染症学会の元理事長の熊本悦明札幌医科大名誉教授は、性感染症罹患(りかん)率の推移を示す。「今や誰が感染していてもおかしくない。コンドームを使って予防を」と話している。


中日新聞
12/17 アジアのエイズ対策学ぶ
 アジアで最もエイズウイルス(HIV)感染者が多いカンボジアの実態を学ぶワークショップが16日、広島市中区の広島国際センターであり、学生や社会人ら25人が議論した。同センターと国際協力機構中国国際センターが2月に実施した「カンボジアスタディーツアー」に参加した大学生3人が担当。HIVに関する知識をクイズで紹介したほか、感染を防ぐ9つの課題から優先と思う順番を話し合った。

中國新聞
12/17 インドで全長15.3キロメートル「世界最長のコンドームの鎖」
【12月17日 AFP】インドのハイデラバード(Hyderabad)で16日、非政府組織(NGO)「You-Me-Society」のメンバーが世界最長のコンドームの鎖作りに挑戦した。HIV/AIDSに対する国際的関心の向上、コンドーム使用の促進、セーフセックスとエイズ防止の必要性を強調することを目的に開催されたこのイベントでは、全長15.3キロメートルの鎖を作るために合計9万個のコンドームが使われた。

(c)AFP
12/17 エイズ:感染防止、街頭で啓発活動−−熊本 /熊本
 若者にエイズに関心を持ってもらおうと熊本市保健所は15日、同市上通町のびぷれす広場でイベントを開き感染防止を呼びかけた。
 市感染症対策課によると、県内の新患・感染者数は統計がある85年以降毎年0〜6人で推移していた。今年は9月末現在で9人と過去最多となった。HIV(エイズウイルス)感染最大の原因である性行動の低年齢化が進んでいるため、若者向け啓発漫画の小冊子を配ったほか、クイズやパネルでHIV感染の危険性を分かりやすく伝えた。無料でHIV検査もした。
 エイズ検査は保健所で匿名、無料で受けられ、1週間で結果が分かる。毎週水曜日と第2日曜日は1時間で結果が出る即日検査(要予約)をしている。問い合わせは同課096・364・3189。【門田陽介】

毎日新聞
12/16 エイズ:正しい知識持って 撲滅キャンペーンで街頭ビラ配り−−金沢 /石川
 ◇国際ソロプチミスト金沢と金沢伏見高
 エイズに対する正しい知識を身につけてもらい、ウイルスの感染を防ごうと、国際ソロプチミスト金沢(石野美和子会長)と県立金沢伏見高(金沢市米泉町)は15日、同市香林坊のデパート前バス停で、エイズの基本知識を載せたビラ1000枚を配った。
 両者が共同してビラを配るのは昨年に続き2回目。WHO(世界保健機関)が12月1日を「世界エイズデー」と定め、加盟国にエイズに対する知識の普及を呼びかけていることから、同じ月に実施。B5サイズの4ページにわたるビラは同高の生徒が作成した。
 ソロプチミストから16人、同高1、2年の生徒16人の計32人は、雪が混じる悪天候の中、「エイズ撲滅キャンペーンをやってます」と呼びかけながら、道行く人にエイズ感染の予防法などを記したビラを配っていた。
 ビラを作った同高1年の能田瑞姫(みずき)さん(16)は「いろんな人が分かりやすく読めるよう、最後のQ&Aのコーナーは昨年に比べコンパクトにするなど工夫をしました」と話した。【高橋慶浩】

毎日新聞
12/12 エイズ実態「しゃべらせるな!」 中国
【北京=野口東秀】北京で12日から3日間の日程で始まったヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染関係の会議で講演する予定の女性感染者が軟禁されたことが明らかになった。この女性は売血や輸血による感染が深刻な河南省のエイズ問題の実情を調査するなど、人権活動家としても知られているが、産経新聞に対し電話で、現地の当局者に軟禁されており、出席がほぼ困難な状態であると述べた。当局は、感染者への差別や暴力行為などの実態が暴露されることを懸念したとみられる。

女性は自らも輸血で感染した河南省商丘市の李喜閣氏(39)。会議は、国連女性開発基金や中華全国婦女連合会などが共同で各地の関係者を対象に教育・訓練目的で開いたもので、主催者側が李氏を講演目的で招請。李氏は「感染者への差別、蔑視をなくす」というタイトルで13日午前に講演する予定だった。原稿も完成しており、「13日朝に何とかして出発できれば」と李氏は希望も残している。

 中国政府は、先月30日に温家宝首相が河南省の「エイズ村」を視察するなどエイズ対策を重視しているが、今年8月に河南省と広州で開く予定だったエイズに関する国際会議が「特殊な原因で中止」(関係者)となっている。地方の当局が感染者や支援組織が結束することなどを懸念したために中止になったとみられている。

 李氏は1995年6月、病院で帝王切開により長女を出産した。その際の輸血で感染したと知ったのは、長女が9歳の時だ。長女が体の不調を訴え、検査により母子で感染したことが判明。検査結果が出た2日後、長女は死亡。現在、小学1年生(6)となった二女も感染している。

一家4人のうち夫を除く3人が感染。「責任は政府にある」と李氏は、約100万元(約1500万円)の「命の賠償」(李氏)を求め裁判所に訴えたが、現在に至っても公判は開かれていない。李さんは昨年7月に北京の衛生省に陳情した際、国家機関への業務妨害で訴えられ、1年間の起訴猶予処分を受けたという。現在は「法的に自由の身」(李氏)のはずだが、関係者は「当局は、李氏はまだ観察下にあるとでっち上げている」と指摘している。

産経新聞
12/11
シネマ・アゲインスト・エイズ・ドバイ2007開催、シャロン・ストーンら参加
【12月11日 AFP】アラブ首長国連邦のドバイで12月9日から16日まで「第4回ドバイ国際映画祭(4th Dubai International Film Festival)」が開かれる。会期中の10日には、チャリティ・イベント「シネマ・アゲインスト・エイズ・ドバイ(Cinema Against AIDS Dubai)2007」が開かれ、米国エイズ研究財団amfAR国際募金活動部門でチェアパーソンを務める女優のシャロン・ストーン(Sharon Stone)らの呼びかけのもと、ディナーパーティーやチャリティ・オークションが開かれた。

 オークションには、ストーン自身がデザインに参加したルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のヴァニティ・ケースなどが出品された。売上金は、米国エイズ研究財団amfAR(American Foundation for AIDS Research)に寄付される。
(c)AFP
12/11 チャリティーコンサート:エイズ問題理解を LISAさんらが世田谷で14日 /東京
 「エイズに苦しむ人々や地域の支援を」とアーティストのLISA(リサ)さんらの呼びかけによるチャリティーコンサート「かぜのおんがく祭」が14日、世田谷区民会館(世田谷4の21)で開かれる。「世界エイズデー」(12月1日)にちなんで企画。LISAさんをはじめ若手歌手やダンスグループなどが出演する。
 日本人の父とコロンビア人の母の間に生まれたLISAさんは、平和や人権、エイズの問題にも関心を持ち「私にできることを」と、2年前におんがく祭をスタートした。
 午後5時開演。前売り1000円、当日1500円。収益金の一部はNPO法人「シェア=国際保健協力市民の会」に寄付される。問い合わせはシェア(03・5807・7581)。【明珍美紀】

毎日新聞
12/11 東弁人権賞:保健NPO「シェア」に 外国人7500人に無料相談 /東京
東京弁護士会は10日、第22回東弁人権賞にNPO法人「シェア=国際保健協力市民の会」(台東区)が決まったと発表した。

 シェアは都内の医師、看護師らが83年「すべての人に健康を(Health for all)」を掲げて設立。途上国にスタッフを派遣してエイズ予防教育などをするほか、91年からは東京、神奈川、千葉で、在日外国人向け無料健康相談会を開催。延べ約7500人の相談に乗り、受け入れ医療機関を紹介してきた。タイ語と英語で電話相談もしている。「格差社会の底辺にある人々の命や健康に光をあてた」と評価された。【高倉友彰】

毎日新聞
 
12/10 アフリカ支援倍増へ日本は行動を=開発会議開催に期待−UNDP総裁
 来日中のデルビシュ国連開発計画(UNDP)総裁は10日、都内で時事通信との単独会見に応じ、横浜市で来年5月に開催される第4回アフリカ開発会議(TICAD)が、今後のアフリカ開発支援を話し合う重要な契機になるとの見方を示し、アフリカ向けの政府開発援助(ODA)の倍増など日本政府が表明した支援策を「具体的な行動」に移すよう求めた。
 デルビシュ総裁は、2015年を期限に貧困や保健、教育など各分野の目標を示した国連ミレニアム開発目標(MDG)について、「紛争が開発を阻害し、HIV/エイズの直撃でアフリカが取り残された」と指摘。一方で、最近6年間は紛争終結や経済成長により、「過去30年で初めてアフリカに進展が見られる」と述べ、この時期に行われるTICADの重要性を強調した。 

時事通信
12/9 ネットの出会いで広まる性感染症…5年前の4割増
昨年、厚生労働省に報告されたエイズウイルス(HIV)感染者と患者は過去最高の1358人。5年前に比べ新規感染者は約4割増で、増加率は先進国の中で突出して高い。男性同性愛者に加え、ネットの世界にはまる若者をHIVが狙い撃ちしようとしている。

 「匿名性が高いネットに出会いを求める一方で、家族や地域とのつながりが薄くなり、エイズを人ごとと考える若者に広がる可能性は大きい」と、エイズの予防啓発に力を入れる社団法人地域医療振興協会(事務局・東京)の岩室紳也医師は警鐘を鳴らす。

 岩室医師は2年前、携帯電話に依存する10〜20歳代の若者向けに、携帯で接続できるインターネットのサイト「マジメにLove2塾」を開設し、エイズや他の性感染症、セックスに関する知識を提供、利用者が意見を交わす場も設けた。

無防備な行動に走る若者たち
 ここでは感染者の体験談も報告され、真剣に受け止める人がいる一方で、「コンドームなんかいらない」といった書き込みもしばしば見受けられるという。

 そんな時、岩室医師は「たとえ1回でも感染することがある」などと、コンドームの必要性を書き込みで諄々(じゅんじゅん)と説く。サイトは有料だが、既に3万6800人が登録した。「こうした情報にもアクセスしない若者に、エイズを身近な問題としてどう伝え、守るかが課題」と岩室医師は訴える。

 京都大の木原雅子准教授らの調査によると、急速に普及するいわゆる出会い系サイトを利用した高校3年生は1割に上る。携帯メールを1日40回以上交換する高校生は、0〜5回の高校生に比べ、性経験率が20倍以上高い。さらに、性交渉のパートナー数が多い高校生ほどコンドームの使用率が低いこともわかった。

 性感染症の低年齢化も進み、国の研究班が都内の検査機関で行った調査では、感染の不安から検査を受けた若い女性で、性感染症クラミジアの感染率が14%に上った。厚労省には年間3万5000人の患者報告があるが、氷山の一角だ。

 木原准教授は「クラミジアで不妊症に陥る怖さは知らず、治るから怖くないと誤解されている。人とすぐに知り合え、人間関係では深入りしなくてもいいネットの気軽さが、エイズを含めた性感染症に無防備な行動に走らせている」と危機感を募らせる。

 エイズは発病までに時間がかかるが、症状が出てから診断されるケースが3割ある。これはHIV感染に、気付かない人が多いことを物語る。

 性感染症の拡大は、ネットを介した社会の新しい人間関係の負の側面をあぶり出す。岩室医師は「若者に届く言葉で、エイズを自分自身の問題と実感させる努力が急務」と話している。

読売新聞
12/8 同性愛のHIV感染者、性教育講師に−−大阪の市立中学
 同性愛でエイズウイルスに感染した男性(34)が6日、大阪市立中3年の性教育の授業で講師に招かれた。生徒たちは前向きな生き方から多くを学んだ=大阪市内で6日午後、梅村直承撮影
 ◇限りある命、前向きに

 同性間の性的接触でエイズウイルス(HIV)に感染した男性(34)が6日、大阪市立中学3年の性教育の授業に講師として招かれ、約80人の生徒に自身の体験などを語った。HIV感染者が公立学校の授業で講師を務めるのは極めて異例。同性愛による感染者となると、文部科学省学校健康教育課も「聞いたことがない」という。生徒らは「前向きな姿に共感した。他の学年、学校でも話してほしい」「HIV感染者でも、同性愛者でも人は人だ」などと感想を話した。【竹内良和】

 男性の愛称は「ちょふ」。今回初めて顔も公表した。国内でHIV感染を社会的に公表しているのは数人だけという。

 ちょふさんは03年、同居する男性からHIVに感染したことを知った。発病には至っていない。仕事の傍ら、自身のホームページ(HP)などでHIVへの理解と予防を呼びかけている。


給食の時間に生徒たちと談笑するちょふさん(中央)=大阪市内の中学校で6日午後、梅村直承撮影 この中学校では、年間数人の生徒が人工妊娠中絶していた。このため、03年度から総合学習の一環として性教育の授業に力を入れ、これまで看護師を講師に呼ぶなどしてきた。今回は「感染者の話を聞くことで、差別や予防の高い意識が生まれる」として、エイズ問題に取り組むNPO法人「ジーナ」(大阪市北区)の仲介でちょふさんを招いた。

 この日、ちょふさんは、生徒たちと一緒に給食を食べて交流。車座になって行った授業では、感染を知った当初、「相方(パートナー)と対等になれた」と思ったが、母に「私より早く死ぬなんて親不孝は許さない」と言われ落ち込んだ経験などを50分間にわたり語った。「自分の人生に終わりがあることを知って、より前向きに生きられるようになった」と力を込めると、生徒たちは真剣な顔で聴き入った。

 同校は「同性愛の是非は別にして、その存在を認めることを教えるのは重要だ」と説明。HIV感染者を招いた授業も継続する。

 ちょふさんは今後、講演活動を本格化させる意向で、「ジーナ」のHP(http://www.npo-gina.org)を通じ依頼を受け付ける。

毎日新聞
12/8 川田悦子さんが花田養護学校で「いのち」講演会
 県花田養護学校(小林秀世校長)の人権講演会「いのちみつめて」は7日、下諏訪町の同校で開いた。関係者ら約60人が参加し、東京HIV訴訟原告団の副代表を務めた元衆院議員の川田悦子さんを講師に命の尊さと生きるために立ち上がる勇気、差別や偏見に負けない心構えなどについて考えた。

 川田さんは二男龍平さんのHIV感染告知を受けて「血友病の子どもを守る会」を結成し、裁判に勝ちたい、エイズへの差別をなくしたいとの思いから実名公表を決断した本人と共に、薬害エイズを社会問題として訴える活動を展開してきた。2000年から3年間は衆院議員を務め、2004年に富士見町池袋へ移り住み、現在は原村在住。

 講演では、わが子を守りたい一心で取り組んだ訴訟を振り返り「原告団に加わった当時、外国人女性が発症の疑いを指摘され、差別は外国人全体に広がった。エイズへの偏見はすさまじかった」と指摘。その上で、新しい病気に消極的な医療現場や行政に対し患者自らが動いてエイズ治療の実態をつくらせたいきさつを涙ながらに紹介した。

 また、小学5年の龍平さんに感染を告知した当時を振り返り、不安で夜も眠れなかったが「100人のうち1人でも理解があれば」という思いが心の支えになったと強調。初めて感染を打ち明けた相手が自分の元を去らなかったことが実名を公表するきっかけになったとし、勇気を持って立ち上がるには周りの理解が必要と訴えた。

長野日報
12/7 【愛知】エイズ感染・患者、過去最多か 啓発活動強化へ
12月定例県議会は6日、2日間の日程で一般質問が始まり、神戸洋美、原欣伸、山下史守朗(自民)浜崎利生、小山たすく、仲敬助(民主)渡会克明(公明)の7氏が県側の姿勢をただした。県は、9月までのHIV感染者・エイズ患者の発生報告が105人に上り、年間で過去最多になるとの見通しを明らかにした。20、30代が7割を占めており、若者らを中心とする啓発活動などを強化する方針だ。 (石川浩、山本真嗣)

 神戸氏が取り組み状況を質問した。県健康担当局によると、感染者・患者数は昨年が110人と初めて100人を突破した。東京都(453人)大阪府(152人)に次いで多く、今年も増加傾向に歯止めがかからない状況だ。

 これまでの累計報告者数(706人)は、男性596人、女性110人。年代別は20代31%、30代37%、40代14%、50代以上16%で、20、30代が68%。感染原因は同性間の性的接触49%、異性間の性的接触27%となっている。

 県内の保健所などは無料・匿名検査を行い、昨年8月からは一部の保健所などがその日に検査結果が分かる「即日検査」を導入。県は今年3月から携帯サイトでの情報提供も始めており、五十里明局長は「エイズ対策を県の重要課題に位置付ける。NPOやボランティア団体と連携し、活動を強化する」と述べた。 

 一方、神戸氏は、大学生らが高校生らにエイズ予防の情報提供などをする「ピア(仲間)カウンセラー」の活動を紹介した上で、「ほとんどの学校長から『寝た子を起こすのはやめてくれ』と言われるそうだ。正しい知識を広めていくよう頭を切り替えてほしい」と訴えた。

中日新聞
12/6 スイス・ローザンヌに「ワクチン研究所」開設〔BW〕
 【ビジネスワイヤ】スイス・ワクチン研究所(Swiss Institute for Vaccine Research)が今月5日、スイス・ローザンヌに開設された。同研究所は主に、3大感染症といわれるHIV/エイズ、結核、マラリアのワクチン研究を行い、がんやインフルエンザのワクチン研究の成果も取り入れていく。同研究所は、免疫学、ウイルス学、HIV/エイズ、マラリア、結核、がんのワクチン研究で豊富な実績を持つローザンヌ大学(UNIL)生物学・医学部(FBM)とボー州立病院(CHUV)、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)、ベリンゾーナ生物医学研究所(IRB)、ルードビッヒがん研究所ローザンヌ・エパランジュ分室(LICR)との協力関係を基盤としている。また同研究所は、ワクチン分野の若い世代の研究者育成を目標に複数の研究グループを創設し、政府・民間のワクチン研究機関と幅広く協力体制を築いていく計画。【注】この記事はビジネスワイヤ提供。英語原文はwww.businesswire.comへ。

時事通信
12/6 きらきら大パーティ:4000人が一斉に乾杯−−佐世保商店街アーケード /長崎
 アーケード街に集まった4000人を超える参加者が一斉に乾杯する「きらきらチャリティ大パーティ」が5日、佐世保市中心部の三ケ町・四ケ町商店街で開かれた。

 同市で開催中の「きらきらフェスティバル」のメーンイベント。直線距離では日本一長いと言われる両商店街をパーティー会場に見立て、100台以上のテーブルがずらり。会社の同僚や近所の仲間などが、それぞれおでんや焼き鳥などを持ち寄り、午後7時過ぎ、朝長則男市長の「乾杯」の掛け声とともに一斉にビールやワインの入ったコップを高く上げ、一足早いクリスマスを祝った。

 参加した同市大野町、アルバイト、山口愛子さんは「アーケードでこんなに騒ぐのは初めてで楽しい」と笑顔で話していた。

 各テーブルに設置された募金箱に集まった寄付金は、HIV患者をサポートする同市のNPO団体に贈られる。【近松仁太郎】

〔佐世保版〕
毎日新聞 
12/6  国立感染研が情報収集 7病院が参加し試験運用
薬害見張り番 血液製剤、製薬会社通さず
 国立感染症研究所(東京都新宿区)は、血液製剤のすべての副作用情報を医療機関から集め、その結果を解析して全国の医療機関に提供する体制作りに乗り出した。

 血液製剤による薬害肝炎は、副作用を厳しく監視する制度がなかったことが一因となっており、このシステムには薬害の再発を防ぐ狙いがある。7大学病院が参加し、試験運用が始まった。

 薬害肝炎は、1980年代後半を中心に、出産や手術時の止血剤として投与された血液製剤「フィブリノゲン」などが原因で、妊婦ら約1万人がC型肝炎ウイルスに感染した事件。当時、医療機関から製薬企業への感染報告が徹底されていなかった上に、報告を受けた製薬企業が旧厚生省に感染例を過少報告するなどし、被害が拡大した。

 2003年に薬事法が改正され、医療機関は副作用情報の報告を義務づけられたが、緊急時を除くと、報告は製薬企業や日本赤十字社を通じて行われる。しかし、血液製剤を作る製薬企業が、自社に不利益となる副作用情報を集約することには批判があるうえ、薬害肝炎では、感染情報を入手しながら対応が遅れた厚生労働省の責任も指摘されている。

 国立感染症研究所による副作用情報の収集は、従来の報告制度に加え、製薬企業を介さず、中立的な機関が直接、情報を把握する目的がある。フランスなどでは、国など第三者機関が血液製剤の副作用を調査、監視している。

 さらに薬事法では、C型肝炎ウイルス感染などを除く比較的軽い症状の副作用については報告義務が明確でなく、報告しない医療機関も多い。厚生労働省研究班が2004年に行った全国調査では、軽症例を含めた実際の副作用は、日本赤十字社の報告件数の60〜100倍に達した。

 だが、じんましんなど当初は軽い症状でも、輸血を繰り返すうちに血圧低下や呼吸困難、意識障害など重症に至ることもある。今回のシステムで、軽症例も見逃さず、未知の副作用を速やかにつかむことを目指す。

 先月始まった試験運用には、慈恵医大、東京医大八王子医療センター、山梨大、愛知医大、山口大、久留米大、熊本大の7大学病院が参加。各病院の輸血責任者は、副作用が疑われた全症例を2か月ごとにインターネットで報告する。研究所は報告を集計、どのような副作用が増えているかなどを解析して各病院に情報提供する。半年間の試行後、血液製剤を使う全国約1300施設に広げ、結果はホームページなどで公表する予定。

 国立感染症研究所の山口一成(かずなり)血液・安全性研究部長は「全国の副作用発生状況の推移を見れば、原因不明の異常事態もいち早く察知できる。血液製剤による薬害を二度と起こさないためにも、すべての副作用情報を把握する体制が必要」と話している。

 血液製剤 大量出血時の輸血や止血などに使われる。ほとんどが人間の血液を原料として作られ、C型肝炎ウイルスなどの感染や免疫反応による副作用を起こす可能性がある。これまでに薬害肝炎のほか、エイズウイルスが混入した製剤による薬害エイズ事件を引き起こした。

読売新聞
12/6 輸血用の血液製剤製造、九州の拠点が久留米に完成
九州の輸血用血液製剤の製造拠点となる日本赤十字社の九州血液センターが、福岡県久留米市の産業団地内に完成、5日、完工式が行われた。各県で行っていた製剤業務を集約して効率化と安定供給を図るもので、来年1月から稼働する。

 1万8700平方メートルの敷地に、製造棟(延べ床面積約5800平方メートル)、事務棟(同約1400平方メートル)などを備える。

 140人体制で年間、血液製剤約53万本を製造、約57万本の血液検査を行う計画で、HIVや肝炎ウイルスを感染初期で確認できる装置も導入する。総工費は約20億円。

 日赤が、全国約50か所で進めている製造拠点の統廃合の一環。宮崎や鹿児島県など遠距離となる産科医からは「大量出血などの緊急時に間に合うのか」と懸念の声もあるが、日赤は「血液製剤の必要量は今後も各県の血液センターに常時確保され、供給に問題はない」としている。

読売新聞 
12/4 ハノイ:HIV感染者の87%が男性
 ハノイ市保健局HIV/エイズ予防センターはこのほど、同市におけるHIV感染者に関する調査結果を発表した。それによると、同市のHIV感染者の男女割合は、男性が87.15%、女性が12.85%と、男性が女性よりも6.7倍多くなっている。
 同市のHIV感染者の累計数は1万3318人に上り、うち3512人がエイズを発症し、2124人が死亡している。新たなHIV感染者の大半は若者で、20〜39歳が90.28%を占める。また、新たな感染者が多い地域はドンダー区、ハイバーチュン区、タインスアン区、ザーラム郡などとなっている。

日刊ベトナムニュース
12/4 薬害肝炎:厚労相が訴訟原告に初めて謝罪 
薬害C型肝炎訴訟で、国が患者の救済を限定する和解案を大阪高裁に提案していることを受け、原告団が4日、舛添要一厚生労働相と緊急に面談した。原告たちは患者の線引きをせず、全員救済するよう訴えた。厚労相は原告に初めて謝罪し、できるだけ広く救済する意向を表明した。

 面談は大阪高裁が和解勧告を出した11月7日以来2度目で、東京・永田町の衆院第1議員会館で約30分間行われた。冒頭、舛添厚労相は「長いこと皆様に心身ともにご苦労をかけ、本当に心からおわび申し上げます」と、初めて謝罪の言葉を述べた。その上で、厚労相は「国はHIV(=薬害エイズ)の被害がありながら、また薬害を起こした。薬事行政全体として反省して謝罪し、できるだけ広く皆さんを救済したい」と述べた。

 これに対し、原告団代表の山口美智子さん(51)は「同じ被害を受けた者が同じ救済を受けるのは当然で、切り捨ては許されない」と述べ、全員救済を強く迫った。

 厚労、法務両省の事務当局は大阪高裁に対し、和解勧告までに提訴した171人全員を救済する一方で、それ以後の追加提訴者については、国と製薬会社の法的責任を最も限定した3月の東京地裁判決に該当するケースだけを救済するという案を提示している。【江刺正嘉】

毎日新聞 
12/4 「コンドームと検査は常識」と加藤鷹さん──性感染症と若者たち(下)
■「性病は男優・女優生命にかかわる」AV撮影現場

 アダルトビデオの製作現場において、性感染症やコンドームは、どのように考えられているものなのか、制作会社「SODクリエイト」の橋口淳取締役(37)に話を聞いた。橋口さんは、夏目ナナなどAV女優たちのキャスティングを担当し、ビデオ撮影現場も良く知る人物である。

 橋口さんは、「ソフト・オン・デマンド」の加藤さんと同じく、
 「(コンドーム装着するシーンの撮影は)お客様からしたら必要ないものでしょう。AVは性の教科書ではないですから」
と否定したが、撮影現場では必ずコンドームを装着していると付け加えた。

 カリスマAV男優・加藤鷹さん(45)も「撮影で、コンドーム装着は当たり前です。私は1年間に、最低15回以上はAIDS検査を含む、全ての感染症の検査をしている」と話している(10月21日、都内での講演で)。
 2004年のAV業界デビューから、ピルを使い続けている、AV女優・紅音ほたるさん(24)は、
 「コンドームを装着しないで撮影することもあります。その場合は、女優・男優ともに性感染症の検査結果を出します」とインタビューで語っている(11月29日)。

 橋口さんは、
 「忙しい男優は、1日に3から4ほどの現場をこなす。しかし、もし性病になれば、治るまで仕事は来ない。それは女優も同じです」と言う。また一般の女性を撮影する、いわゆる「素人モノ作品」の撮影で、
 「明らかに性病にかかっている女性に出会うことがあります。普通の女性たちの性感染症に対する意識が低いため、このAV業界内よりも一般の女の子のほうが、性病感染のリスクは高いと感じる」とも話してくれた。

 コンドームをつけること、性感染症の検査に行くことはAV業界内では「常識」だが、一般にはそれがまだ浸透していない(2005年11月に行われた厚生労働省などの「エイズに関する意識調査」では93%の人たちが「HIV/AIDSは自分とは関係がない」と答えている)。

 橋口さんは、青少年の意識の低さを、不十分な性教育によるものが原因と考える。
 「これだけの情報化社会にかかわらず、若者にはその知識がない。彼氏に嫌われたくなくて、『つけて』と言えない女性が多いというが、彼女たちは、その結果どうなるかを知らない。性感染症は、場合によって、不妊症になることもある。世間には、(性感染症について)きれい事で済ませようとする日本の風潮があるが、それが1番危ないのです。重要なのは、情報を隠すのではなくて、どうすれば予防できるか教えることでしょう」

■批判される「過激な」性教育

 しかし、性教育は一方で「過激」として、問題視されることがある。神奈川県の公立学校の性教育教材として使われた教材では性行為を図解入りで説明した箇所が、大阪の吹田市教育委員会の作成した副教材では性行為についての描写などが、それぞれ「過激」として批判の対象となった。
 2007年3月の参議院予算委員会で、自民党の山谷えり子議員は、
 「アメリカでも、コンドームの技術教育をしましたら、むしろ性病が増えて、妊娠中絶が増えてしまったケースもあり、日本の一部の先生方は暴走している」
と性教育に否定的な発言をしている。

 中山成彬元文部科学大臣は性教育について、
 「AIDSだとか、いろんな性感染症について教える目的もあるが、いろいろな意見が寄せられている」

と言い、小泉純一郎元総理は
 「ここまで教える必要があるのかどうか、教育の在り方というものは、もっと考えていただきたい」と話していた。

 「彼氏に『つけないでしたい』と言われるとそうする」「コンドームをつけると距離を感じる」「ピル飲んでるから平気」(「wAds2006タスクフォース」による調査結果より)といった、現代の若者たちの無知な意識は、今後どう変わっていくのだろうか。

オーマイニュース
12/4 彼に「コンドームつけて」と言えない──性感染症と若者たち(上)
早稲田大学構内でコンドームを配る学生たちがいる。
 「コンドームを使わない学生が多い中、必要性に気づいてほしい。彼氏に『コンドームつけて』と言えない女の子もいる」と話すのは、学生サークル「qoon(クーン)」の郭晃彰さん(早稲田大2年生、19歳)。彼らは9万個のコンドーム配布を目指し、週末には新宿駅前でも活動している。
 HIV/AIDSを含む性感染症に感染しないためには、不特定多数との性的接触は避けるほか、コンドームを用いるなどといった予防策が必要で、前述の学生のように啓発活動も行われている。
 しかし、その一方で、日本は先進国の中で唯一、HIV/AIDS感染者・患者が急増している国でもあるのだ。
 厚生労働省によると、2006年の新たなHIV感染者は952件、新たなAIDS患者は406件と共に過去最高となった。合計数は 1358件で、平均すると1日あたり3.7人新たに報告されたことになる。
 感染経路が性的接触によるものの割合は、新規HIV感染者の約87%、新規AIDS患者数の約75%となった。また、HIV感染は、東京を中心とする関東地域の増加に加え、近畿、東海ブロックなど地方大都市でも、報告数の増加傾向が見られている。
 さらに、HIV感染者を年代別に見ると、20〜30代の“働き盛り”の人たちが約68%と多数を占める。
 HIV/AIDSの感染拡大を今、食い止めなければ日本社会に大きな影響を与えかねない、国家的問題だと言えるだろう。
 11月10日に発表された「渋谷におけるハイティーンの性およびSTDに関する意識・実態調査」の報告がある(「STOP! STDを考える会」調べ)。

 有効回答者(高校生および20歳未満の男女・466サンプル)によると、渋谷駅周辺に集まる高校3年生の71.2%が性交渉の経験があり(1人当たり平均3.5人)、31.8%はコンドームが、性感染症防止に有効であることを知らなかった。
 また、性感染症を説明できるのは全体の38.4%。16.5%は性感染症という言葉を「聞いたこともない」と返答している。

 性的接触による、性感染症の感染原因の理由のひとつとして、コンドームを使わない、いわゆる「ナマ」のセックスがあげられる。
 厚生労働省の発表によると、1993年に約6億8361万個だったコンドームの国内出荷数は、1998年には5億7751万個まで下がり、2004年の最新の調査では、4億2207万個と下降傾向にあることがわかる。
 「『気持ちよくない』といった“使用感”が、使われない理由のひとつ」
と話すのは、コンドームメーカー「相模ゴム工業」広報部。同社の「世界1薄い」0.02ミリの厚さのコンドームは「使用感」が少ない、人気の商品である。ほかにも、特殊な凹凸加工を加える、パッケージを工夫するなど、コンドーム使用を嫌がる人でも手を出しやすいよう、工夫している。

 また、コンドーム業界最大手「オカモト」の肥田恵一郎さんは、
 「若者同士のセックスは、コンドームを使わないことが多い。性感染症は、自分に関係ないという意識が原因だろう」
と若者の“コンドーム離れ”に危機感を抱く。同社広報部は「アダルトビデオでコンドームをつけるシーンが映らないのも、原因のひとつ」とも言っている。

 全国でAIDS啓発キャンペーンを展開する「wAds2007」の籠田綾共同代表(東京大学3年、21歳)も、
 「AVの世界が、理想の流れになってしまって、コンドームをつけるタイミングがわからなくなってしまう。映像中にコンドームを、つけるシーンがワンカットでもあれば」
とアダルトビデオと、コンドーム使用の関係を話す。

 アダルトビデオメーカーは、どう考えているのか。業界大手「ソフト・オン・デマンド」の加藤寿一さん(43)は、
 「コンドーム装着シーンが、映らないアダルトビデオを見たからと言って、コンドームをつけずにやるのはあまりにも短絡的。AVはあくまでも『ホビー商材』です」と反論する。さらに、
 「コンドームを装着する瞬間を映すと、視聴者は『素』に戻ってしまう。装着のシーンを入れることは難しい。基本的にアダルトビデオが出来ることは、お客様に喜んで『出して』いただくということです」 と説明する。
 「ソフト・オン・デマンド」は、性感染症予防の啓発活動を行う任意団体「STOP! STDを考える会」の活動に参加、力を入れている。

 同会製作の性教育DVD『エッチの掟』は、全国の中学・高校を中心とした教育機関250以上に、無料で貸し出されるなど実績もある。
 「性教育って微妙なところがあって…教育委員会とかね(笑)。学校全体で、おしなべてやるのは難しいらしくて、担当の先生が、ご自分で授業に使いたくて貸してくださいというケースが多いです」
と加藤さんは言う。
 このDVDを見た学生たちからは、「いかに自分が、性病に関しての知識が甘かったかという事がわかった」「コンドームを、付けない事の恐ろしさを強く感じた」など多くの感想が寄せられる。

 また、同社は2006年からアダルトビデオ作品の冒頭に、「コンドームを使うように」とメッセージを入れている。

(記者:山本 宏樹)

オーマイニュース
12/3 感染で引退「NBAの顔」…夫人がエイズ撲滅運動
【ワシントン=USA TODAY(スティーブ・スターンバーグ)】元プロバスケットボール選手で、エイズ撲滅運動を展開しているマジック・ジョンソンさん(48)に強力な助っ人が現れた。クッキー夫人(48)だ。

 ジョンソンさんは米プロバスケットボール協会(NBA)ロサンゼルス・レイカーズの主力選手だったが、1991年にHIVに感染していることを理由に引退。その後、米国内のアフリカ系住民にエイズ検査を勧める活動を続けてきた。

 この5年間、医薬品メーカーのアボット社から6000万ドル(約66億円)の資金援助を得て「アイ・スタンド・ウィズ・マジック」キャンペーンを実施中だ。

 クッキー夫人はこの活動に参加する。人前に出たがらなかったにもかかわらずキャンペーンに参加する理由を「アフリカ系女性は白人女性よりも20倍もエイズ感染率が高いことを知ったから。エイズに感染した夫を持つ私のいうことを聞いてくれる人がいれば、何人かの命が救えるはず」と説明する。

 キャンペーンの目標は、アフリカ系住民のエイズ感染率を半減させること。マジックさんは「最初にやるべきことは黒人としての考え方と態度を変えさせること」という。

 クッキー夫人は2男1女の母親として、エイズにかからないための性教育をしっかりやってきた。「どうしてパパはエイズにかかったの?」という質問にも「安全でない性行為をしたから」と明確に答えてきたという。「エイズ感染者の妻として、夫が感染者でも普通の生活ができることを伝えたい」と意気込んでいる。

産経新聞
 
12/3 エイズ「イベント」 講演や無料検査で啓発
 「世界エイズデー」の1日、長野県松本市の県松本合同庁舎講堂で市民公開講座が開かれ、佐久総合病院総合診療科の高山義浩医師が「拡大するHIV感染症−長野県はなぜ急伸しているのか」と題して講演を行った。

 高山医師は、エイズを発症して初めてHIV感染を知るケースが多い▽妊婦検査による陽性率は長野が全国一だった年がある▽佐久総合病院で過去5年、自ら検査を希望しHIV感染が判明したのはゼロ−などとデータを示し、「感染を知らずに生活している人が多く、知らずにさらに感染を広げているようだ」と、現在の長野県の状況を説明。国籍男女別で、現在は日本人男性が全体の3分の2を占めるが、「今後は日本人女性の患者・感染者報告が増えるだろう」と予測した。

 このほかこの日は、各県で街頭キャンペーンやHIVの無料検査などが行われた。

 新潟県では今月15日午後2時から、新潟市の国際情報大学で講演会を開催。フジテレビの佐々木恭子アナウンサーが、パプアニューギニアで女性や子供のHIV感染者が偏見に耐えながら生きる姿を報告する。

 山梨県では来年1月12日に甲府市の山梨英和大学でエイズ知識啓発普及講習会を開催。3月15日にも同大で「エイズ文化フォーラム」と題し、国立国際医療センターの医師、本田美和子さんが「自分で自分を守るために」と題して講演を行う。いずれも無料。

産経新聞
12/3 米エイズ新規感染者数の引き上げ、まだ最終決定でない=当局
 [ワシントン 2日 ロイター] 米疾病対策センター(CDC)が、同国のエイズ新規感染者数の推計値を最大50%近く引き上げることを検討中との報道を受けて、米政府当局者は2日、数値はまだ完全なものではないと表明した。
 活動家グループは、同数値がこれまでの年間4万人から同5万5000人に引き上げられると指摘。1日付のワシントン・ポスト紙とウォールストリート・ジャーナル紙も、関係筋が新しい推計値を確認したと報じた。
 しかしCDCは、新しくより精度の高い手法を用いた新推計値は、まだ作業中のものと言明。「CDCは新しい推計値がまだ最終的なものではないことを強調する」との声明を発表した。

ロイター
12/3 米保健当局、HIV新規感染者数の推計引き上げを検討
 [ワシントン 1日 ロイター] 米疾病対策センター(CDC)は、同国のHIV新規感染者数の推計について、これまでの年間4万人から同5万5000─6万人に最大50%引き上げることを検討している。1日付のワシントン・ポスト紙が伝えた。
 同紙は、新規感染者数推計の修正を検討している研究者らを知る人物の話として、修正後の数字は19の州と大都市の統計が基になっていると報じている。
 またウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙も、CDC外部の研究者や公衆衛生当局者らの話として、CDCがHIV新規感染者数推計の引き上げを見込んでいると報じた。
 同紙によると、CDCのHIV・エイズ予防部門の責任者は、新たな推計についてのコメントは差し控えているが、修正の可能性はあるとしている。

ロイター
12/3 エイズ:若者たち、もっと関心を 医療品メーカー、アメリカ村で啓発イベント /大阪
 若者にもっとエイズに関心を持ってもらおうと、大阪市の医療品メーカー「ジェクス」が2日、大阪市中央区西心斎橋2で啓発イベントを開き、エイズの感染防止を呼びかけた。
 世界エイズデー(1日)に合わせ、昨年に続いて開催。若者が集まるアメリカ村三角公園近くの舞台では、10代に人気のファッション誌モデルが出演し、高校生の恋愛や性の悩みに答えたり、ダンスが披露された。
 同社は、「女の子も持ち歩ける商品」をコンセプトに、おしゃれなパッケージ入りのコンドームを開発。女子高生らが御堂筋沿いの路上で、エイズに関する冊子とセットで約1万個のコンドームを配った。【遠藤孝康】

毎日新聞
12/2 エイズと向き合う:ウガンダ報告/下 若年出産、感染の温床
 ◇カギ握る「女性の権利」

 「家族計画の知識はなく、産んでも体が弱い子が多かった。病気をはね返す力もなかった」。12歳から7人を出産、うち3人を失ったモニカ・ナイカガさん(29)は話す。ウガンダ東部イガンガ郊外。夫はHIV(エイズウイルス)感染が原因で30歳で死亡、自身の感染も判明した。「息子(15)の左手、娘(4)の額と背中にHIV感染の兆候が見られる。心配だ」。ナイカガさんは夫と3人の子が眠る自宅裏の墓石のそばで話す。

 多産多死のケースは、サハラ砂漠以南のアフリカで依然多い。ウガンダ女性の生涯出産数は平均6・7人。イエメン、ニジェールに次ぎ世界で3番目に高い。約半数の女性が18歳未満で母親となる。

 「家族が増えても稼ぎは変わらず、子どもは栄養不足に陥る。抵抗力が弱まり、母体にも過剰な負担がかかる。これがHIV感染の温床になっている」。ウガンダ家族計画協会(FPAU)イガンガ事務所のユダデ・アモス事務局長は話す。

 若い母親の出産時期と重なる15〜19歳のHIV感染比率は女性が男性の6倍と高く、母子感染の懸念も大きい。

 悪循環を断ち切ろうとFPAUは日本政府の支援を受け、イガンガで女性の産前産後の健診普及と、HIV対策をパッケージにした支援を始めた。これは女性の性と生殖に関する権利拡大を目指す「リプロダクティブヘルス・ライツ」の発想こそがHIV対策の根幹だ、との考えからだ。

 さらに日本政府は、来年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD4)、来年7月の北海道洞爺湖サミットに向け、エイズ対策も含めた個別の病気への対策と、母子健康手帳普及や人材育成教育など「保健システムの確立」を主要なテーマとすることを提案している。高村正彦外相は「個人や地域社会の能力強化(エンパワーメント)こそ重要」と話す。

 ウガンダの国会議員、クリス・バリョムンシさんは「女性の権利が見過ごされエイズ禍となった現場がアフリカにはいくつもある。日本の提案は、アフリカの潜在力こそアフリカ社会を発展させるという発想にも合致する」と期待を寄せる。【イガンガ(ウガンダ東部)で高尾具成】

毎日新聞
12/2 エイズウイルス感染者は70万人に、2万人が死亡、今年の新たな感染者は5万人―中国
11月29日付の報道によると、2007年末現在、中国のエイズウイルス感染者は約70万人と見積もられることが分かった。2007年に新たに見つかった感染者は5万人。写真は安徽省のエイズ病棟と、北京で行われた無料エイズ検査。

2007年11月29日付の「中国新聞網」の報道によると、同日、中国衛生部は特別記者会見を開き、「中国エイズ病予防連合評価報告 (2007年)」の主な内容を公表。それによると、2007年末で、中国国内のエイズウイルス感染者数は約70万人と見積もられている(感染率0.005%)。うち、エイズ患者は8万5千人。死亡者は約2万人としている。

2007年に新たに見つかったエイズウイルス感染者は5万人。感染ルートについては、異性との性交渉44.7%、男性同士の性交渉12.2%、麻薬注射42%、母体から嬰児への感染1.1%などとなっている。

衛生部の陳竺(チェン・ジュウ)部長は「中国のエイズウイルス感染は、特定の層や地区で流行している傾向があるが、全体的には高い割合ではない」とコメントした。(翻訳・編集/岡田)

Record China
12/1 米大統領、来年前半にアフリカへ
 【ワシントン30日時事】ブッシュ米大統領は30日、12月1日の「世界エイズ・デー」を前に演説し、エイズウイルス(HIV)感染者や患者救済のために米国が実施している人道支援活動を視察するため、来年前半にアフリカを訪問する計画を明らかにした。
 同大統領のアフリカ訪問は、2003年の5カ国歴訪以来2回目となる。ローラ夫人も同行する。 

時事通信
12/1
喧嘩が原因でエイズ感染した?!
「初のエイズ感染者確認」から16年―広東省
2007年12月1日は世界エイズデー。広東省は1991年の初めてのエイズ感染者発見から16年目となった。最初のエイズ患者・華さんは治療を受け、現在は普通の日常生活を送っている。写真は広州市のエイズ専門病棟。

2007年12月1日は世界エイズデー。広東省は1991年の初めてのエイズ感染者から16年目の世界エイズデーとなる。

1991年、広東省で初のエイズ感染者が発見された。感染者の華(ホワさん、仮名)は母と一緒に東南アジア・アメリカの旅行に出かけたばかりだった。とはいえ麻薬などエイズに感染しそうなことは何もしていなかったという。よくよく調べてみると、感染のきっかけは極めて意外なものだった。旅行中、同じツアーに参加していた福建省籍の中国人と喧嘩になり流血沙汰となったが、実はこの喧嘩相手がエイズ患者で、喧嘩の流血から華さんに感染したと見られている。【 その他の写真 】

華さんは1999年に発病、一時期は入院治療が必要だったが、現在病状は安定しており、毎月病院に薬をもらいに行く以外は特別な治療は受けておらず、普通の日常生活を営んでいるそうだ。(翻訳・編集/KT)

Record China
12/1
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エイズの薬、新規感染者の5%に効きにくい…厚労省国内実態調査
エイズウイルス(HIV)に初めて感染した人の5%は、治療薬が効きにくい薬剤耐性ウイルスを持っていることが、厚生労働省研究班の国内調査でわかった。

 30日に広島市で開かれた日本エイズ学会で報告された。

 調査を実施したのは、国立感染症研究所エイズ研究センターの杉浦亙グループ長ら。2003〜06年、全国23か所のエイズ治療の拠点病院や衛生研究所などの協力で、HIV新感染者から集めた1398人分のウイルスについて、代表的な3タイプの抗HIV薬に耐性となる変化が起きているかを調べた。その結果、69人分(4.9%)のウイルスが、1タイプ以上の薬に耐性があった。

読売新聞
11/30 エイズの死者減 抗ウイルス薬普及が課題
 12月1日は世界エイズデー。初のエイズ患者が米国で認定されてから20年あまりだが、最近はエイズウイルス(HIV)の新規感染者数の増加傾向は鈍り、エイズによる年間死者数も減少に転じるなど、エイズ問題は新局面を迎えつつある。感染者が集中するアフリカで抗ウイルス薬の普及が進んでいるのが主因で、今後、途上国に安価な薬が十分供給されるかどうかがエイズ対策の鍵を握っている。

 国連合同エイズ計画(UNAIDS)と世界保健機関(WHO)が11月下旬に発表したエイズ報告書によると、感染者数の多いアフリカやアジア諸国のうち、ケニア、ジンバブエ、タイ、ミャンマーなどでは人口に占める感染者の比率が減少に転じた。世界全体の死者数は2005年の220万人をピークに06、07年はともに210万人と減少が始まった。

 感染者の多いサハラ砂漠以南のアフリカで最近、価格下落などにより抗ウイルス薬が普及し始めたのが大きな要因だ。

 しかし、抗ウイルス薬の投与を2−3年続けるとウイルスに耐性が出てくるため、数年後には二次治療薬と呼ばれる、より高価な薬への移行が必要となる。WHO関係者は「二次治療薬にどうスムーズに移行できるかがこれからの問題」と指摘する。

 世界貿易機関(WTO)は、特許権で保護された高価なエイズ薬に代わる安価なコピー薬を途上国が例外的に輸入できる制度を構築したが、厳しい制約もあり利用実績はルワンダ一国だけ。

 背景には特許による手厚い保護が、新薬開発のための技術革新を支えているという製薬業界側の事情がある。特許重視の先進国と安価な医薬品を求める途上国の対立は解消していない。(共同)

産経新聞
11/29 エイズ感染70万人に=2万人が死亡−中国
【北京29日時事】中国衛生省は29日、2007年末の同国のエイズウイルス(HIV)感染者は約70万人で、このうち発症者は約8万5000人と推定されると明らかにした。国連合同エイズ計画、世界保健機関(WHO)と共同でまとめた感染状況として発表した。
 衛生省はこれまで感染者数について約65万人と推定していた。07年には約5万人が新たに感染し、約2万人が死亡。感染ルートは性交渉44.7%、薬物注射42.0%などという。

時事通信
11/28 HIV・エイズ:札幌で感染者、患者が過去最多 
市が無料検査・相談室 /北海道
 ◇世界エイズデーの来月1日、早期発見と治療へ開設
 札幌市の昨年のエイズウイルス(HIV)感染者とエイズ患者が、過去最多を記録した。特にHIV感染が事前に発覚せず、検査時にエイズを発症している患者「いきなりエイズ」の割合が高い。このため、市は「世界エイズデー」の12月1日から、中央区南1西6の旭川信金ビル7階に無料の検査・相談室「サークルさっぽろ」を開設、感染の早期発見と治療を目指す。【内藤陽】
 市地域保健課によると、統計を取り始めた89年から今年11月25日までの市内の累計のHIV感染者とエイズ患者は計119人に上る。近年、HIV感染者・エイズ患者は増加傾向にあり、06年は前年より9人多い計22人と過去最多を記録した。
 このうち3割の6人が「いきなりエイズ」だった。「いきなりエイズ」の割合は大阪市1割、名古屋市2割に比べ高く、要因としては感染から発病までの数年〜10年間に検査を受けていない人が多いためとみられる。
 エイズの治療は、発症前のHIV感染段階で始めた方が効果が高いことから、市は検査を呼びかけている。市内の06年度の受検者は前年より218人多い1422人と徐々に増えているが、人口に占める受検者の割合(0・075%)は、17政令市中14番目と低い水準にとどまっている。
 HIV検査は各区の保健センターで実施しているが、受検者から「日時、場所が不便」「民間の方が受けやすい」との声があったため、市は検査・相談室「サークルさっぽろ」設置を決めた。
 薬害エイズの被害者を中心に設立された社会福祉法人・はばたき福祉事業団(東京都新宿区)に運営を委託。委託費は年間900万円。民間が運営する検査・相談室の開設は政令市では大阪、名古屋市に次いで3番目となる。
 検査は無料。日時は毎週土曜午後4〜7時。電話予約が必要だが、プライバシーに配慮し、すべて匿名で対応する。予約・問い合わせは0120・230396(フリーダイヤル)。
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 ◇HIV
 ヒト免疫不全ウイルス(エイズウイルス)。HIV感染によって起こる病気がエイズ(後天性免疫不全症候群)。感染後体内で徐々に増え続け、ヒトの免疫力を低下させ、結核、カリニ肺炎など他の感染症やカポジ肉腫など悪性腫瘍(しゅよう)を発病する。一時的に微熱など風邪に似た症状がみられる。数年から約10年の潜伏期間を経て発症。自覚症状がないだけに、本人が気づかないうちに他人に感染させる可能性がある。現在の医学ではHIVを完全に除去することは困難だが、感染を早く見つけ、治療すれば発症を抑えて健康な人と変わらない生活を送ることができる。

毎日新聞
11/27 世界エイズデー:匿名の無料検査、長野で来月1日−−
普及イベント /長野
 12月1日の「世界エイズデー」に合わせ、県などは12月1日までを普及啓発週間として、県内各地で啓発活動や休日検査など、さまざまなイベントを行う。
 1日には事前予約がいらない無料匿名のHIV(エイズウイルス)検査が、長野市のトイーゴで行われる。1時間ほどで検査結果が判明し、持ち物は必要なく、午前10時半から午後3時までの間に会場を訪れば、住所や国籍に関係なく、検査を受けることができる。
 また同日はJR長野駅前自由通路で、市民団体「HIV・エイズネットながの」が主催して、啓発イベントが開かれるほか、県内各地の保健所でも休日検査(事前予約制)が開かれる。伊那、木曽、北信の3保健所では、26日から1日の間は、夜間検査も実施される。
 県健康づくり支援課によると、県内のHIV感染者、エイズ患者の累計数は379人(06年末現在)。人口10万人あたりの感染者、患者届出数は04〜06年の3カ年平均で1・3人に上り、東京、大阪に次ぐ全国3番目の高水準だ。【神崎修一】

毎日新聞
11/26 五輪=北京当局、ホテルの全客室に避妊具を常備するよう要請
 [北京 23日 ロイター] 来年8月に夏季五輪を開催する北京市が、エイズ防止策として、市内700軒のホテルに対し、全客室にコンドームを常備するよう指示した。国内のエイズウイルス(HIV)の感染件数が1─10月に54%増加したことを受けての措置だという。
 この命令について報じた新華社の記事では、五輪については触れず、対象となるホテルは来年末までに同措置を実施しなくてはならないとしている。
 配備するコンドームの費用について、北京市の衛生当局では、ホテル側に自由裁量で客に請求するよう求めている。
 中国国務院(内閣)は昨年、国内の地方政府に対し、すべての公共の場所でコンドームを入手できるよう対策を要請していた。


ロイター
11/25 エイズ感染者数が史上最多に、感染拡大の要因はネットでのセックスパートナーか―香港
 23日、香港衛生署衛生防護センターの曾浩輝総監は、今年の香港のエイズ感染者が400人を超え、史上最多になるとの予測を発表した。特に男性間の性交渉による感染者増加が目立つという。

2007年11月23日、香港衛生署衛生防護センターの曾浩輝(ツェン・ハオフイ)総監は、今年香港のエイズ感染者が400人を超え、史上最多になるとの予測を発表した。中国新聞社が伝えた。

香港衛生防護センターは今年第1四半期と第2四半期にそれぞれ91件、110件の感染事例の報告を受けている。このペースで進めば感染者は年400人を上回る見通し。感染ルートは3分の1が男性間の性交渉によるもの。3分の1が異性間の性交渉によるもの。残る3分の1が麻薬使用者の注射器使い回しなどによるものだという。

5年前の統計ではエイズ患者の約半数が異性間の性交渉によって感染していたが、現在その比率は低下。男性の同性間性交渉による感染の比率が急増していることが目につく。曾総監督は感染者急増の原因はインターネットにより性交渉のパートナーを見つけやすくなったことが原因だとの見方を示した。(翻訳・編集/KT)

Record China
11/25 イタリアのエイズ対策広告、初めてタブーを破る
イタリアのエイズ対策を訴える広告で、これまで同国でタブー視されていた「コンドーム」という言葉が初めて公に使われることになった。1980年代以降のHIV/エイズの広がりを受け、イタリア政府はこれまでもエイズ対策キャンペーンを推進してきた。中にはコンドームの写真を使ったものもあったが、言葉で「コンドーム」と直接的に表現したことはなかった。
  テレビ向け広告は映画監督のフランチェスカ・アルキブジ氏が22日、ローマの空港の薬局で撮影。アルキブジ氏は今回の広告について「タブーに対する勝利だ」と語った。一方、カトリック教会はコンドームの使用について、不道徳や快楽主義的な生活スタイルを助長するものだとの考えを示している。


ロイター
11/21 韓日中が感染症管理フォーラム、あすから北京で
【ソウル21日聯合】韓国と日本、中国の3カ国間で感染症管理協力システムの構築について話し合うフォーラムが中国・北京で22〜23日に開催される。中国疾病予防控制センターの主管によるもので、中国からは王宇主任、韓国からは疾病管理本部のイ・ジョング本部長、日本からは国立感染症研究所の宮村達男所長が出席する。感染症に関する保健政策と監視システム、管理対策、エイズや結核、新種の感染症など各分野別の協力案について意見を交わす。このフォーラムは来年は日本、2009年には韓国で開催される。

YONHAP NEWS
11/13 ひとり人形劇で性教育/横浜
 ひとり人形劇を通じた「第九回地域で学ぶ親と子のいのちと性の教室」が十一日、横浜・西公会堂(西区岡野)で開かれた。特定非営利活動法人「AIDS(エイズ)ネットワーク横浜」(ANY、笹田克子理事長)が「性とSTD(性感染症)をきちんと伝えたい」と幼稚園・保育園児、小、中学生と親らを対象に開いており、二十人が参加した。

 長野県を拠点に活動しているひとり人形劇「がらくた座」を主宰する木島知草さんが人形劇や紙芝居でセックス、妊娠、出産の仕組みを子どもたちに分かりやすく話し、性、命、愛の大切さを訴えた。親には「性の問題を恥ずかしさを乗り越えて子どもと話し合おう」と呼び掛けた。

 教室では子どもを性被害、HIV(エイズウイルス)感染から守り、子どもの人権を守ろう、と従来の学校教育では学び切れない性教育を進めており、横浜市内全十八区を年三回、六年がかりで回っている。ちょうど折り返し点に差し掛かり、二〇〇八年度は七、十月、〇九年一月に開く予定。

 ANYはHIV感染者、エイズ患者の支援とエイズの知識、理解を深める活動を行っている。笹田理事長は「エイズ拡大阻止のために、『性』について家庭内で話し合うきっかけに」と話している。問い合わせは電話090(6514)5118
神奈川新聞
11/13 エイズウイルス感染者の入国規制撤廃の動き―中国
中国国家衛生部によれば、中国はエイズウイルス感染者の入国を規制する現行法規の改正に着手しており、今後は感染者の入国規制を撤廃していく方針だ。

2007年11月12日、中新社の報道によれば、国家衛生部定例記者会見上でスポークスマンの毛群安(マオ・チュンアン)氏は、現在中国は現行のエイズウイルス感染者の入国を規制する法規の改正に着手しており、今後エイズウイルス感染者の入国規制を撤廃していく方針だと語った。

毛氏は記者会見で、海外メディアからの質問に対し、当初は不明確なエイズ感染経路などの認識により中国はエイズウイルス感染者の入国を規制してきたが、感染経路や感染者の危険性に対する評価を行った結果、現行法規を改正することになったと語った。

ある専門家は、感染者の入国規制により、一部の感染者は中国でのエイズ病会議に参加することもできず、またエイズに対する偏見の原因ともなっていたが、入国規制は公衆衛生上何ら意味を持っていないとし、今後は世界的な情勢にならい法改正されていくことが期待されると語った。(翻訳・編集/岡田)
Record China
11/12 エイズ流行は地域によって大きな違い、危険地域は?―中国
中国エイズ予防治療協会が明らかにしたところによると、中国でのエイズ流行は地方によって大きな違いがある。また、薬物使用者がエイズにかかる危険が最も高いこともわかった。

2007年11月11日、中国エイズ予防治療協会の調査結果によって、中国のエイズ流行の現状が明らかになった。

それによると、エイズの流行は地域によって大きな違いがある。河南省、雲南省のエイズ患者はすでに3万人を超え、他にも広東省、四川省、広西省で1万人を超えているのに対し、西蔵自治区、青海省、寧夏自治区、内モンゴル自治区では2000人にも達していない。【 その他の写真 】

さらに、エイズ感染経路として最も多いのが薬物使用者による注射針の使い回しで、全体の44.3%、次が性感染で43.6%、献血が10.7%、母子感染が1.4%となっている。薬物使用者のエイズ感染率は96年の1.95%から06年には7.5%と増加していることもわかった。

同協会の載(ダイ)会長はエイズ流行の原因として、エイズ予防教育の遅れ、予防・治療技術が低いこと、地方財政が厳しいことなどを挙げている。(翻訳・編集/BA)

Record China
11/9 HIV感染者数、過去最悪ペース
厚生労働省のエイズ動向委員会(委員長・岩本愛吉東京大教授)は9日、今年7月からの3カ月間に国内で新たに報告されたエイズウイルス(HIV)感染者数は274人で、過去最高の前回調査4〜6月の270人を上回り、2期連続で最高を更新したと発表した。これまでの感染者とエイズ患者の合計数は1076人で、平成16年から続く1000人の大台を既に突破し、年間合計数を更新する可能性も出てきた。

 岩本委員長は感染者の増加傾向について「検査数の増加や、性感染の予防策への意識が行き届いていない。感染数は歯止めがかかっていない」と話している。

 感染者の内訳をみると、性別では男性が254人を占め圧倒的に多かった。感染経路別では同性間の性的接触が183人と最多。年齢別では20〜30代が最も多かったが、前回に比べ40代の増加が目立った。

産経新聞
11/9 欧州議会の社会主義グループ、コンドームの減税を働き掛け
11月8日、欧州議会の社会主義グループは、エイズ対策の一環として、避妊具コンドームのVAT減税を働き掛けるキャンペーンを開始した。写真は7月、シドニーで撮影したコンドーム(2007年 ロイター/Tim Wimborne)

 [ブリュッセル 8日 ロイター] 欧州議会の社会主義グループは8日、エイズ対策の一環として、避妊具コンドームの付加価値税(VAT)減税を働き掛けるキャンペーンを開始した。
 欧州連合(EU)加盟27カ国は現在、コンドームに対するVAT税率を各国で決定できる。最低水準は5%だが、スウェーデンとデンマークでは25%となっている。
 社会主義グループのヤン・マリヌス・ウェースマ氏はサイト(www.socialistgroup.eu)上での同キャンペーン開始に際し、「コンドームのVAT税率を最低水準に下げることは、エイズ対策の現実的な措置であるとともに、世界エイズデー(12月1日)での力強く象徴的な意思表示にもなる」と語った。
 世界保健機構(WHO)によると、欧州でのHIV感染率は上昇しており、2005年には約2万7000人の新規感染が報告されているという。

ロイター
11/6
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男性同士の性行為によるエイズ感染者、4万5000人を超える―中国
男性同士の性行為によるエイズ感染者が4万5000人を超えた。今後、さらなるエイズ蔓延が懸念される。写真はエイズ予防広告。

2007年11月5日、中新社によれば、中国国内65万人のエイズウイルス感染者のうち、同性と性的関係を持つ男性(MSM)が4万7000人に達し、感染者全体の7.3%を占めているという。

中国エイズ病監視センターの流行病調査データによれば、こうした男性のエイズウイルス感染率は1〜3%で、地域的には5%に達しているところもある。同性と性的関係を持つ男性はエイズ病予防の重大な課題となっているが、その対策のカバー率はわずか10%程度にすぎないのが現状となっている。【 その他の写真 】

こうした状況を受けて、中国疾病予防センター、性病エイズ病予防センターは『同性と性的関係を持つ男性のエイズ危険性対策事業』を打ち出し、対策措置を強化していくことを決定した。

専門家は、こうした人々が危険な性行為に及ぶ比率は比較的高く、複数の性的パートナーを持つことも珍しくないという。2004年〜05年の観測データによれば、アナルセックスにおけるコンドームの使用比率はわずか40%となっている。こうした男性は成人男性の2%を占めていると推測され、1000万人以上に達すると見られてる。

同性愛男性のうち、かなりの割合が社会的なプレッシャーから最終的には女性と結婚することを選択することとなるが、そうした中で女性もまた感染の危険にさらされるところとなり、エイズ蔓延の拡大が懸念されている。(翻訳・編集/岡田)

Record China
10/15
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性感染症:東京・渋谷の10代後半、17人に1人経験あり
 医療関係者らによる性感染症(STD)啓発団体「STOP!STDを考える会」が東京・渋谷で遊ぶ10代後半の若者にアンケートしたところ、17人に1人がSTDにかかった経験があると回答した。同会は「性行動が極めて活発と思われるグループのデータだが、性感染症の知識は不十分で、知らないうちに病気を広めている危険がある」と分析している。

 調査は8月10〜16日、路上などで高校生と10代の卒業生に用紙に記入してもらい、466人分が集まった。性体験があったのは68%で、5.8%が「性感染症にかかったことがある」と答えた。

 また、性関係の相手の数は平均で5.2人だったが、感染経験者に限ると平均37人と7倍以上多かった。

 性感染症については8割以上が「説明できる」「聞いたことがある」と答えたが「望まない妊娠よりも性感染症の方が10倍かかりやすい」「クラミジア感染を放置すると子供が産めなくなる」といった正しい知識は、約2割しか持っていなかった。エイズが若者の間に広まりつつあることも、半数以上が知らなかった。

毎日新聞
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