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書 籍 紹 介

空腹力 
やせる、若返る、健康になる!

石原結 著 

PHP新書 定価720円
+税


著者によると、現代人は食べ過ぎているのだという。
「飽食の時代」「食べ過ぎは良くない」と言われて久しいが、実生活では未だに、体はそれほど欲していないのに、「食べたい」という「欲」で食べていたり、ストレスを食べることで解消していることだ多いのではないだろうか。

しかし、それは精神的にはストレスを解消しているかもしれないが、体には汚れが溜まっているのだということが本書を読むと明らかになる。

著者によれば日本では、現代は昔ほど肉体労働がなく、消費エネルギーは減っている。しかし未だ生活習慣は昔のままで一日3食きっちりと食べ、しかも夕食が遅くなっている。そんな生活では、夕食が消化しきれないうちに朝食を食べることになってしまうそうだ。

人間は過去の歴史から飢餓には強くできているが、飽食に対処する機能はほとんど持ち合わせていないのだという。目の前に食べ物があったら、次にいつ食べられるか分からないという危機感から、食べて体に溜め込むのだという。しかし、それだと消化・吸収のために胃や小腸に血液が集まり、排泄が悪くなり、血液や体内に老廃物が溜まるそうだ。そこから、冷えや各種の病気に繋がるという。

夕食の時間が遅い。それは変えられないのだとしたら、朝をとことん軽くするといいという。もしくはにんじんとリンゴをジュースにして飲むのだ。紅茶に黒糖と擂った生姜を入れた物でも良い。糖分で血糖値が上がり、消化の負担にならないので血液が胃に集まることもなく頭にも回るので、頭がハッキリするという。

そして昼は、 身体を温める効果のある、蕎麦を食べる。夜は何を食べても飲んでもいいという。著者の提唱するこの「半日断食」は、ダイエットで悩む人にも効果があり、冷え性解消、体重の調整が出来、身体も健康になるという。著者は3ヶ月をめどに1度試すことを勧めている。

この書評を書いている私もやってみたいが、にんじんとリンゴを毎日1つずつ、昼は毎日蕎麦というのは意外と食費がかかるのでは・・・と心配になる。では、朝は生姜紅茶にして、お弁当を蕎麦にすればいいのではないか。インターネットで調べたところ、蕎麦を弁当にして持参している人が何人か出てきた。そこに書いてある内容によると、昼まで持っていてもそれほど麺が伸びないようだ。これはいいかもしれない。ゆでた蕎麦、蕎麦に載せるおかずと麺つゆを持参し、レンジでチンすれば温かい蕎麦が食べられる。

その他、塩分の摂り方、旬の物を食べると良いこと、低体温改善方法、陰と陽の食品分類などなど、盛り沢山の内容の新書である。


血液サラサラで病気が治る 
キレイになれる

体を温めて元気になれる石原式健康法

石原結 著 

PHP文庫 定価476円
+税

美容と聞いて皆さんは何を思い浮かべるだろうか。著者は、まずは「血液の循環が良いこと」それから「血液の質が良いこと」が美容の要だと書いている。この本では、おもに女性の抱える悩みを解決してくれる。著者はイシハラクリニック院長として漢方薬と食事療法指導によるユニークな治療法を実践するかたわら、日本テレビ系「おもいっきりテレビ」にレギュラー出演。

目次
第一章 「キレイな女性は血がきれい!」
第二章 「体を温めて血液をさらさらにすれば、あなたもキレイになれる」
第三章 「悩みを重点的に解決してもっとキレイ!」
第四章 「おんなの悩みを一気に解決!」
第五章 「あなたの体のかんたんトラブル対応法」

著者によれば、すべての体のトラブルは冷えと血行の悪さからきているそうだ。
血行が悪くなり下半身が冷え、上半身にのぼせの症状が出てくるのが、東洋医学でいう「瘀血(おけつ)」である。へそ下が冷えた場合、月経痛や子宮ガン、不妊症になることがある。瘀血が、汚血につながるから、脳卒中や心筋梗塞などの血液循環に関する症状も出てくる。それらの防止には、腹八分目の食事や休息、睡眠、またマッサージやスポーツ、カラオケなどで血行をよくすることが大切という。

水も飲みすぎては水毒になるのでいけないのだそうだ。
「冷え」は万病のもと。水を飲みすぎると冷え、冷えると体を温めるために水分を体外に出して体を温めようとするメカニズムが働く。最近の日本人は36.5度の平均体温に満たない人が増加しているらしい。ちなみに人間は体温の40%以上が筋肉で、特にその筋肉のうち70%が下半身にあるので、歩くことで筋肉を維持するのは大事だという。

著者によれば、ほとんどすべての動物は偏食をしているらしい。それはその動物が持っている「歯」によって違うそうだ。「平べったい草食用の歯しか持たない象は草食」だし、「肉食用の尖った歯しか持たないライオンは野菜を食べない」。昭和35年以降の日本人は「何でもバランス良く食べるように」と言われてきたが、著者はそれに対して疑問を投げかけている。人間の歯は32本あり、20本は臼歯で穀物を食べるためのもの、8本は野菜・果物を、4本は魚や肉を食べる為の歯である。今は昔に比べて肉や乳製品の摂取量は格段に増え、逆に穀物の消費は激減しているらしいが「歯で定まっている人間の食性に沿った食事内容が大事」と説く。

その他、下記への対処法も満載。
頭痛、肩こり、貧血、むくみ、のぼせ、低血圧、月経痛、月経不順、肥満、めまい、耳鳴り、吐き気、腹痛、痔、かぜ、膀胱炎、皮膚炎、アレルギーなど。


旬の素材で作る 免疫力を高めるレシピ
病気に負けない体になる100の食事

監修:安保徹  料理:宗像伸子

PHP研究所  定価1,300円
+税

この本では、免疫力(=自分の体を守る力)を高めるための食事を紹介している。
感染症、老化はもとより、がん、下痢や便秘などが免疫力を高めることでブロックできるという。

雑穀や玄米、麦などの精白度の低い穀類を積極的にとることや、丸ごと食べられる魚やごま、副菜として野菜や海藻など、多様な食品をバランスよくとること、美味しく食べて心にも満足感を与えることがリラックスにつながること、などレシピ以外の「食べ方入門」ページも充実している。たんぱく質、食物繊維、ファイトケミカルなどの詳しい説明付。分量は2人分。

季節ごとに主菜、副菜と分けてあり、また食材ごとの索引もあって探しやすい。レシピは和食、洋食、中華とバラエティ豊富で、デザート、ドリンクまで網羅している100品。いつもの食事にちょっと工夫しているレシピなので、1日1品気軽に取り入れられるだろう。

病気を治す「体の声」の聴き方 病気を治す「体の声」の聴き方
読むだけで免疫が高まる!

安保徹 著

マキノ出版  定価1,300円+税

 自分が健康か病気か、体調は崩れているかいないか、自分で気付くことが出来たら、
こんなに良いことはないのではないか。表現が平易ですぐに役立てられる内容である。また装丁も今までの免疫関係の本に比べて、気軽に手に取れるデザインになっている。

 体調が良いか悪いかを知ることは、免疫力が高いか低いかを知ることと同じ。
体温や顔色、食欲、便通、その日の気分、などに目を向けることが究極の健康法であって、1年に1度の健康診断よりも、毎日自己検診をするほうが体調の変化に気付くには明らかに良いという。

 体調のチェックポイントは
「白血球の比率(病院で検査してもらえる)」、「体温」、「顔色」、「脈拍」、「便通」の5つだという。
また、心の持ち方も体調に影響を及ぼす。心の持ち方はその人の生き方による。人を変えようとするよりも自分を変える。また感謝の気持ちをもつ、自分の抱えるストレスに気付く、などが出来ると、おのずと体調も変わっていく。

 その他玄米などの食生活、深呼吸、笑い、適度な運動、爪もみ療法も効果があるとして紹介されている。

 著者の提唱する自己検診は、以前なら高齢の家族が教えてくれたような知恵かもしれないが、西洋医学が発達した現在は知恵は薬に代わられた。しかし今一度、この本にあるように自分で自分の体調を知ることで、あらためて得られるものは大きいのではないか。

疲れをためない生き方 疲れをためない生き方 
~もっとタフになるための免疫力講座~
安保徹 著


幸福の科学出版  定価1,300円+税

2007年10月出版の安保徹先生著書。 
 体は何故疲れるのか、どうしたらその疲れは取れるのかをわかりやすく解説。
疲れても、それを「ためない」ということを主軸に書かれている。
まずはあなたの疲れが交感神経と副交感神経のどちらが優位になっているかをチェック!
そしてそれぞれのレベルに応じた生活の改善方法を紹介している。

 疲れはためないで、疲れが発生した直後にこまめに取る習慣をつけられるかどうかが勝負であると説く。そのタイミングは1時間に1回、必ず集中を解いて、休息の時間を取ること。
呼吸法などを用いて、副交感神経を優位にする。その後自分の体に意識を向け、少し体操をする。1時間に1回の休息時間での腹式呼吸、胸式呼吸、深呼吸や、仕事の合間に出来る体をほぐす体操、目回し体操、爪もみ療法などが紹介されている。

 甘いものやカフェイン、酢などの効用と効果的な摂取の仕方、低体温の解消法。
そのほか睡眠、入浴、就寝時間、いびき、笑い、肉食についての話も興味深い。

 『体は極めて精巧かつ合理的に作られていて、本来体は間違えない。間違っているのは常軌を逸した「生き方」のほう。』『血流のいい人は疲れにくく、疲れが出ても比較的早い時間で疲れが回復する。血流が悪い人は疲れやすく、疲れが取れにくい。』という。

 また自律神経と大自然、体、心には密接な関係があるそうだ。天気の良い日は気分が高揚し元気になり、天気の良くない日はゆったりして家にいたくなるのには、気圧によって交感神経と副交感神経が変化することによる理由があった。

 『疲れない体を求めるのではなく、「疲れをためない」ための現実的な実践を淡々と行っていくことが、人生トータルで元気に充実した生き方が出来るコツ。』だそうだ。

 気軽に読めて、かつ実践しやすく書かれている。ただ、読んだだけでは体は変わらない。是非腰を上げて一つでも実践してみよう。

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