2007年
12月30日 |
インフルエンザ、感染性胃腸炎 警報周知ちぐはぐ 道内保健所 |
道内でインフルエンザとノロウイルスが原因の感染性胃腸炎の流行が続いているが、感染症流行への注意を促す警報や注意報を、道民に広く知らせるかどうかは、各保健所によってまちまちだ。ホームページ(HP)に掲載するだけの保健所もあり、高齢者が入居する施設などからは「情報を直接知らせてほしい」との声も出ている。
道感染症情報センターによると、今月17−23日に道内228の定点医療機関を受診したインフルエンザ患者は3、097人で、前年同期の56倍。同期間の感染性胃腸炎の患者も788人と例年より多くなっている。
国立感染症研究所感染症情報センター(東京)は全国の定点医療機関の情報を基に、14の感染症について、大流行が疑われる場合は警報レベル、4週間以内に大流行の可能性がある場合は注意報レベルに達していることを保健所に情報提供。これを受け各保健所は警報や注意報を発令する。
23日現在、道内では、インフルエンザ警報は道立中標津保健所など10保健所、注意報は道立留萌保健所など12保健所が発令、感染性胃腸炎は道立富良野保健所など3保健所で警報発令中だ。
ただ、警報や注意報などの発令を住民にどう伝えるかは各保健所の判断に委ねられている。市立函館、小樽市、旭川市の3保健所は、同センターから情報が来るたびに管内の医療機関や学校などに知らせ、報道機関を通じ市民にも広報している。「情報提供が感染症の拡大防止や予防に役立つ」(旭川市)との考えからだ。
一方、道立の26保健所はインフルエンザの警報や注意報は報道機関を通じ住民に知らせるが、感染性胃腸炎は各保健所のHPに掲載するだけで、住民には直接知らせていない。「定点医療機関からの報告数が増えているからといって、その地域全体にまん延しているとは限らない」(道健康推進課)が理由だ。
また、札幌市保健所は「流行期前に注意を喚起している」との理由から、インフルエンザ、感染性胃腸炎とも同市衛生研究所のHPに載せるのにとどまっている。
現在、感染性胃腸炎の警報発令中の富良野保健所管内にあり、昨年、ノロウイルスの集団感染があった福祉施設の事務長は「HPや病院からの情報で警報発令は知っているが、直接知らせてもらった方がいい」と話す。
感染症に詳しい札医大の藤井暢弘教授(感染・免疫制御医学)は「警報や注意報は医療関係者ら専門家に注意を促すのが本来の目的だが、住民にも対策とともに知らせるのが理想の形だ」と指摘している。
北海道新聞 |
2007年
12月29日 |
五所川原管内にもインフルエンザ警報
県内全域で流行拡大 |
県内では引き続き、インフルエンザが猛威を振るっている。第51週(17―23日)の県全体の報告患者数は1428人で、前週より増加。弘前保健所管内では、報告患者数は減ったものの警報を継続、五所川原、上十三両保健所管内には新たに警報、八戸、東地方・青森市保健所管内では新たに注意報が出された。残るむつ保健所管内でも患者数は増加しており、ほぼ県内全域に流行が拡大している。
定点医療機関当たりの報告患者数で各保健所ごとに比較すると、弘前は24・73人(前週46・33人)で、患者数は減少したが警報は継続。新たに警報が発令された五所川原は39・14人(同25・14人)、上十三は31・33人(同10・22人)に、注意報が出された八戸は21・29人(同8・71人)、東地方・青森市は14・38人(同7・14人)と、いずれも前週比で増加している。
また、むつ保健所管内では今冬初めてとなる感染性胃腸炎の警報が発令された。感染性胃腸炎は12月に入って県内の患者数が急増。今回むつ保健所管内で一定点当たりの報告患者数が20・75人となり、警報発令レベルの一定点当たり20人を超えた。県が併せて注意を呼び掛けている。
陸奥新報 |
2007年
12月29日 |
タミフル服用有無にかかわらず「高熱でも異常行動」医師調査 |
例年より早い流行に、医療機関ではインフルエンザの患者が増えている=仙台市宮城野区の永井小児医院
青森、宮城両県でインフルエンザ警報が発令され、東北でも本格的な感染を警戒する時期を迎えた。そんな中、異常行動との因果関係が疑われる治療薬タミフルの10代への使用は原則中止が継続されているが、異常行動は服用しない患者でも報告されている。専門医は「タミフル服用の有無にかかわらず、インフルエンザの子どもからは目を離さないで」と呼び掛けている。
仙台市青葉区の主婦(31)は今月中旬、夜中にとび起きた。インフルエンザにかかり、隣で眠っているはずの長男(7つ)の姿が消えていた。
長男はふらふらと、玄関に向かっていた。声をかけても反応はない。夫と2人がかりで押さえつけ、寝かせた。自宅はマンションの8階。「あのまま外に出たらどうなっていたか」と振り返る。
本人は翌朝、何も覚えていなかった。異常行動をニュースで知っていたため、タミフルの処方は病院で断っていた。
厚生労働省によると、タミフル服用後の異常行動は2001年の販売開始以降、約300人の報告がある。今年2月、服用した仙台市の中学男子が自宅マンションで転落死するなど、昨冬は10代の異常行動が問題化した。
しかし、厚労省研究班が今月発表した調査報告では、昨冬に重度の異常行動があった患者(30歳以下)137人のうち服用者は6割。4割は飲んでいなかった。
宮城野区の永井小児科医院は今年3月から4月にかけて、インフルエンザと診断した患者364人の家族に、異常な行動や言動があったかどうか聞き取り調査した。
うわごとや幻覚などが確認されたのは2―10歳の23人。タミフルなどの抗ウイルス薬を飲んだ患者は7人で、16人は服用していなかった。
「薬を飲まなくても、高熱にうかされて異常行動が起きることはある」と永井幸夫院長。9歳以下で重症の場合、「体力のない患者には症状を緩和する効果がある」とタミフルを勧めている。
永井院長は「インフルエンザでは、2、3日は子どもをしっかり見守り、異常行動や言動があったらすぐ、信頼できるかかりつけ医に相談し、症状に応じて治療の方針を決めた方がいい」と助言している。
河北新報
|
2007年
12月29日 |
インフルエンザ予防注射/期限切れワクチン使用 |
【沖縄】沖縄市(東門美津子市長)は28日、高齢者インフルエンザ予防接種を受けた5人に、誤って有効期限切れのワクチンを接種したと発表した。健康被害は出ていない。市から委託を受けている市内の老人保健施設が確認を怠ったまま接種していた。
同施設によると、11月24日に沖縄市の女性(74)と恩納村の男性(90)に接種、同26日に沖縄市の女性(75)、12月19日に沖縄市の女性(84)とうるま市の女性(92)にそれぞれ接種。さらに職員3人にも接種していた。
12月19日の接種後に看護職員がナースステーション内の冷蔵庫に保管されていたワクチンの有効期限「2007年9月12日」に気付いた。市と同施設はミス発覚後、接種した本人と家族に謝罪した。施設側は期限切れでも人体への影響はないとし、5人とも28日までに再接種を行った。
ミスの原因について施設側は「インフルエンザの発症期間が長引いていたため、また使用するかもしれないと在庫として保管していたワクチンを使用してしまった。接種前に期限を確認しなかった」と説明した。
同施設には約80人の入所者がおり、本人の同意を得てほぼ全員が接種を受けていた。
沖縄タイムス |
2007年
12月28日 |
宮城県がインフルエンザ警報 昨季より約2カ月半早く |
宮城県は27日、今季初となるインフルエンザ警報を発令した。昨季より約2カ月半早い。感染者は登米、石巻地方に集中しているが、全域に拡大する恐れがあるという。県疾病・感染症対策室はうがいと手洗いの徹底を呼び掛けている。
登米保健所管内で17日から23日にかけ、定点医療機関6カ所で215人の患者が報告された。
県は一定点当たりの患者数が1週間で、30人を超えると警報を発令する。県内の患者数は857人。
河北新報社 |
2007年
12月26日 |
インフルエンザの救急搬送急増 神戸 |
インフルエンザの流行に伴い、11月1日-12月10日までに救急車で医療機関に搬送されたインフルエンザの患者が38人に上り、5人だった前年同期の7.6倍に上ることが25日、神戸市消防局のまとめで分かった。特に12月は29人と急増している。感染した人は、16日現在で、998人に達しており、市は手洗いやうがいの徹底を呼び掛けている。(岡西篤志)
現在流行しているインフルエンザは、主にAソ連型ウイルスが原因とみられ、市内では10月中旬から感染が拡大している。
搬送された38人のうち6歳以下が10人、65歳以上が9人で、子どもとお年寄りで全体の半数を占める。長期の入院が必要な重症患者はいないが、抵抗力の低い子どもや高齢者の場合、悪化すると命にかかわることもあるという。
年末年始は多くの医療機関が休診となることから、同局は「休日の救急医療体制をチェックするとともに、急を要する症状の場合は119番通報を」としている。
市内では、48カ所の医療機関を定点観測して1週間ごとの件数をまとめている。今季初のインフルエンザが検出された10月中旬から12月9日までに報告があった患者数は598人。その後さらにまん延し、同16日までの1週間で、400人分の報告があったという。25日現在、インフルエンザが原因とされる脳症にかかったり、死亡した人はいないという。
神戸新聞 |
2007年
12月26日 |
インフルエンザ、依然として流行 |
県が26日発表した県感染症発生動向調査週報(17日―23日)によると、県内定点医療機関からのインフルエンザの発生報告は前週より138件増え378件となった。
地域別では県北が最多で129件(前週60件)、県南60件(同32件)、県中52件(同24件)、いわき市50件(同54件)、郡山市40件(同14件)、会津30件(同43件)、相双15件(同13件)、南会津2件(同0件)となっている。
福島放送 |
2007年
12月26日 |
タミフル「10代禁止」継続、厚労省調査会が見解 |
インフルエンザ治療薬タミフルを服用した子どもに昨冬、飛び降りなど異常行動が相次いで報告された問題で、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会安全対策調査会は25日、タミフルと異常行動の因果関係は現時点で判定できないとした上で、10代へのタミフル使用を原則中止している措置を「妥当」とする見解をまとめた。
ただ、インフルエンザの発病で異常行動が起きる可能性もあることから、タミフルを服用しなくても注意が必要とした。今後も因果関係の調査を継続し、早期に結論を出したいとしている。
調査会はこの日、「飛び降り」「徘徊(はいかい)」など異常行動が起きたインフルエンザ患者の症例とタミフルとの因果関係を調べた研究班の報告を中心に検討した。
昨冬にインフルエンザと診断された17歳以下の患者約1万人を対象に分析した大規模疫学調査(研究班長・広田良夫大阪市大教授)で、おびえるなどの軽度の異常行動を含めた発生率を見ると、タミフルを服用した患者の異常行動の発生率は10%と服用しない人の22%の半分だった。10〜17歳でも同様の傾向だった。飛び降りなど生命にかかわる異常行動では発生率に大きな差がなかったが、「まだ解析の余地があり、因果関係は判定できない」とした。
また全医療機関を対象に、異常行動を起こした137人の患者を追跡した調査(研究班長・岡部信彦国立感染症研究所感染症情報センター長)でも、6割がタミフルを服用していたが、記憶などをもとにしたデータが中心で、信頼性が低いため因果関係は判断できなかった。
調査会は、タミフル以外のインフルエンザ治療薬であるザナミビル(商品名リレンザ)などについても異常行動の報告があったことから、これらの薬の添付文書に「異常行動の発現のおそれがある」などの使用上の注意を新たに記載するよう求めた。
タミフルを巡っては、服用した子どもが建物から転落するなどして死傷する事例が続発し、厚労省は3月、10代へのタミフル使用の原則中止を決めた。
調査会はインフルエンザ流行前の因果関係の解明を目指したが、今年は過去20年で最も早く流行シーズンに入り、患者が急増。12月10〜16日の1週間に全国約5000か所の医療機関から報告された患者数は約2万7000人に上っている。
読売新聞 |
2007年
12月25日 |
タミフル異常行動「服用者の方が少ない」 |
タミフルと異常行動の因果関係について検討する厚労省の薬事・食品衛生審議会安全対策調査会(東京・霞が関) 飛び降りなどの異常行動の報告が相次いだインフルエンザ治療薬「タミフル」について、厚生労働省の疫学研究班(分担研究者・広田良夫大阪市立大教授)は18歳未満の1万人を対象にした調査の結果、「タミフル使用者のほうが非服用者に比べて異常行動は少ない」とする調査結果をまとめた。調査結果は、25日開かれた薬事・食品衛生審議会安全対策調査会に報告された。調査会は、他の調査や実験結果がそろってから最終結論を出すが、「服用の有無にかかわらず異常行動への注意」を呼びかける方針。
厚労省は「原則禁止」としている10代への処方に関しては「調査会の最終的な結論がでるまで現在の措置は続ける」(安全対策課)としている。
調査は昨冬に全国約700の医療機関でインフルエンザと診断された18歳未満の1万316人分が対象。過去に行われた調査では最も大規模で、罹患(りかん)者や医師らから症状や異常行動の有無などのデータを集めた。
調査結果によると、7870人がタミフルを服用。服用後に幻覚、幻聴などの異常行動がみられたのは700人で、そのうち、飛び降りなどの事故につながる危険行動が出たのは22人だった。
一方、タミフル投与前に異常行動が出た人は285人、危険行動は9人。タミフルを全く投与しない患者にも異常行動が546人、危険行動が16人で報告された。
使用の有無で異常行動のリスクをみると、「タミフル投与者のほうが低い」という結果が出た。また、危険行動の例に絞って分析すると、使用の有無で差はなかった。
産経新聞 |
2007年
12月22日 |
予防接種ミス:接種量で 平戸市、3人を戒告処分 /長崎 |
平戸市は21日、市が実施するインフルエンザ予防接種の際に、誤って5歳女児にワクチンを0・1ミリリットル多く接種したとして、同市大島村の大島診療所の主任(52)▽准看護師(40)▽所長(57)−−を同日付けで戒告処分とした。女児の体調に変化はなかった。ほかに監督責任などで職員2人を訓告、1人を口頭注意とした。
市によると、予防接種は10月23日に大島村保育所で就学前検診の一環で実施。1〜6歳児14人が接種した。5歳女児にはワクチン0・2ミリリットルを接種すべきところ、准看護師が誤って0・3ミリリットル注入し、所長がそのまま接種した。ワクチンを多く接種すると発熱などの影響が出る可能性があるという。02年にも同様のミスがあったという。
〔佐世保版〕
毎日新聞 |
2007年
12月21日 |
広島県がインフルエンザ注意報 昨季より2ヵ月早く |
広島県は20日、インフルエンザ注意報を発令した。Aソ連型ウイルスが6年ぶりに流行し、昨シーズンより約2ヶ月早い発令となった。
県は、計105の定点医療機関の患者数を7日ごとに集計。管内で平均患者数が10人以上となった保健所があれば、注意報を発令する。保健所10カ所のうち、10〜16日に広島市で12.11人、東広島地域(東広島、竹原市、大崎上島町)で15.3人とそれぞれ基準を超えた。(渕上健太)
中国新聞 |
2007年
12月21日 |
インフルエンザ猛威 学級閉鎖相次ぐ 沼津 |
沼津市の小中学校で、例年より1カ月以上早く、インフルエンザによる学級閉鎖が相次いでいる。市教育委員会によると学級閉鎖がゼロだった昨年を除き、ここ数年の学級閉鎖はいずれも1月中旬以降。20日、市議会文教消防委員会で報告した。
今シーズンの市内の学級閉鎖は、12月3日、金岡小2―4年生の3学級が最初。その後、今沢小で全校の3分の1にあたる5学級が1―3日、第四小で6年生1学級が3日間学級閉鎖した。
例年と比較すると、17年度はシーズンを通じた学級閉鎖は6校15学級と多かったものの、最初の学級閉鎖は1月17日。16年度も1月15日からだった。
市教委は各校に換気や手洗いの徹底、殺菌効果があるとされるお茶によるうがいの励行などの対応をするよう指導し、注意を呼び掛けている。
静岡新聞 |
2007年
12月21日 |
インフルエンザ拡大防止へ−感染症予防対策連絡会 |
香川県高松市は21日、市役所で市感染症予防対策連絡会(会長・香西信行市健康福祉部長)の本年度2回目の会合を開催。全国的にインフルエンザの流行開始が例年より早く、県内でも患者数が増加し始めている現状を受け、関係部署が連携して感染の拡大防止に努めることを申し合わせた。
この日は、関係部局の課長ら約20人が出席。会合では、インフルエンザや感染性胃腸炎などの発生状況を示した後、今後の対応策を協議した。
県内でのインフルエンザの流行状況について、市保健所は「昨年と比べて流行期に入るのが2カ月ほど早い」と指摘。近年流行していない「Aソ連型」が流行の大半を占めている現状をふまえ、「今後、A香港型、B型が流行する可能性もあり、今年は流行期間が長引く恐れがある」とし、積極的に予防接種を勧めることなどを申し合わせた。
このほか、冬季に増える感染性胃腸炎の予防法として、食品の十分な加熱調理の重要性など、予防法の周知に努めることなどを求めた。
四国新聞社 |
2007年
12月21日 |
上十三にインフルエンザ注意報 |
県は21日、インフルエンザ流行に関する注意報を新たに上十三保健所管内に発令した。県内六圏域のうち、むつ保健所管内を除く五圏域は患者が増えており、弘前保健所管内の警報と、五所川原保健所管内の注意報は前週から継続している。県は手洗い・うがいや外出時のマスク着用など予防対策の実施と、早めの医療機関受診を呼び掛けている。
県によると、今月10−16日に県内65カ所の定点医療機関で報告された発症患者数は1189人で、1定点当たり報告件数は18.29。前週の約1.6倍に増えた。
圏域別の1定点当たり報告件数は、上十三保健所管内が10.22と、注意報の発令基準(1医療機関当たり10人)を突破した。
前週に警報が出ていた弘前管内は46.33と約1.3倍に増えたほか、注意報が出ていた五所川原管内は25.14。
また、八戸は8.71、青森圏域(東地方保健所と青森市保健所)は7.14など、軒並み増加した。むつだけは0.67と、前週より減った。
東奥日報 |
2007年
12月20日 |
異常行動との因果関係、「根拠ない」=タミフルで−中外製薬執行役員 |
医薬品の安全性を担当する中外製薬の横山俊二執行役員は20日記者会見し、インフルエンザ治療薬「タミフル」について、「臨床試験を追加実施した結果、異常な行動や突然死と、タミフルとの因果関係を示す科学的な根拠は得られなかった」と述べた。
時事通信 |
2007年
12月20日 |
広島市がインフルエンザ注意報 年末年始にピーク |
広島市は19日、市内のインフルエンザが注意報レベルを超えたと発表した。10〜16日の1週間に、市内
37カ所ある定点医療機関の患者数が448人、1機関当たり12.1人に達して、注意報レベルの基準値(十人)を超えた。
市衛生研究所は、過去8シーズンの動向から、注意報レベルに達した週から2〜4週間後にピークに達するとみている。多くの医療機関が休む年末年始にピークが重なる恐れがある。市は手洗いやうがいの励行など感染予防を呼び掛けている。
中国新聞 |
2007年
12月20日 |
静岡県東部に「注意報」 81学級閉鎖 |
インフルエンザによる幼稚園、小中高校での学級閉鎖が81学級に上り、児童・生徒の患者数が1000人を突破するなど、本格的な流行が始まった。例年は11月以降に患者が出始めるが、今季は8月下旬から発生しており、流行が早いのが特徴だ。
国立感染症研究所のまとめによると、最新の12月第2週(3〜9日)の報告で県内9保健所のうち富士、東部両保健所で、国の定める基準値を超える患者発生を示す「注意報」が出された。
県内137医療機関の定点観測での患者数は、同じ週に今季初めて500人を超え、592人となった。患者が500人を超えたのは2006〜07年が1月最終週、05〜06年が1月第1週だった。
県疾病対策室の19日までのまとめによると、県内でインフルエンザ流行のため学級閉鎖になったのは中学校1、小学校22、幼稚園11、高校はゼロ。患者数は1081人で、欠席者は867人になった。
学級閉鎖された学校で患者が1000人を突破したのは、前年の06〜07年は3月5日、05〜06年は1月23日で、今季は1か月以上早い。
ただし、患者総数が多いかどうかは、流行の早さと関係がない。過去5季で最も患者が多かった04〜05年の流行のピークは2月中・下旬だった。
検出されたインフルエンザウイルスは6季ぶりにAソ連型が主流だが、他の流行型と予防や治療法に変わりはない。同室では手洗いやうがい、マスクなどの感染予防対策を呼びかけている。
インフルエンザの症状発症や重症化を予防するワクチンも、現時点では十分量確保されている。同室では「ワクチンの効果が出るには2週間程度かかる。年末年始は人込みに出かける機会が多いので、早めのワクチン接種をしてほしい」と呼びかけている。
読売新聞 |
2007年
12月19日 |
本県もインフルエンザ流行期 |
県福祉保健部は19日、本県がインフルエンザの流行期に入ったと発表した。平年より1カ月弱、昨年より1カ月以上早い。県健康対策課は、こまめなうがいと手洗い、マスクの着用などの予防策を取るよう呼び掛けている。
県が発生動向調査のために定点観測している96医療機関で、1機関当たり16日までの1週間の患者数が1・54人となり、流行の目安の1人を超えた。特に糸魚川市では10・0人で、注意報基準に達した。
県内では2―15日の間に、休校、学年閉鎖、学級閉鎖の措置を行った小学校が各1校あった。
同課は「全国平均では11月に流行期に入っている。県内でも今後、感染者数は増加するとみられる」としている。
新潟新報 |
2007年
12月19日 |
福山で集団かぜ、学級閉鎖も |
福山市教委は18日、同市木之庄町の樹徳小で、116人が発症する集団風邪が発生したと発表した。同小は計12人が欠席した4年生2クラスを19、20の2日間、学級閉鎖にする。市内での集団風邪の発生は、昨年より約1カ月早い。市教委学校保健課によると発熱やせき、おう吐を訴え、30人が欠席。学級閉鎖する2クラスでは67人のうち23人に風邪の症状があり、12人が欠席した。8人がインフルエンザと判明している。
中國新聞 |
2007年
12月18日 |
インフルエンザ流行 予防商戦活況
マスク・せっけん・空気清浄機… 増産態勢を整備
|
本格的な流行が予想されるインフルエンザに対する自己防衛グッズが売れている。マスクや加湿空気清浄機などのメーカーは、すでに増産を始めたり、増産準備を急いで整えたりしている。インフルエンザ予防を直接的に訴える宣伝はしていないが、少なくとも品切れになることだけは避けて、これらグッズを定番商品に育てたい考えだ。
マスクはインフルエンザのウイルスが体内に入るのを防ぐのに有効とされる。マスク市場で最大のシェアのユニ・チャームによれば、11月下旬の売上高は、昨年の同時期に比べてすでに1.6倍。秘書広報IR室によると「朝の情報番組などがインフルエンザへの備えを訴えてくれているのも大きい」。
とりわけ同社が狙うのは子ども市場だ。目を付けたのは、インフルエンザにかかるのを何としても避けたい中学受験生。そこで、このほど東西2つの大手学習塾に通う中学受験を控えた小学6年生約4500人に立体型マスクを無料配布した。これを先導役に子どもたちに「マスク慣れ」してもらおう、という作戦だ。
マスクと同様、予防効果があるとされるのが手洗いや加湿空気清浄機の活用。
ライオンはすでに、手洗い用液体せっけん「キレイキレイ」の増産態勢に入っており、11月の売上高は前年比1.3倍。「手洗いも予防に効果があるというのが浸透してきた」(広報部)とみる。昨年冬にノロウイルスの集団感染で需要が伸びたが、供給が追いつかなかった苦い経験があり、今回は素早く増産できる態勢を組んでいる。
空気清浄機で国内シェア首位のシャープも今月から加湿機能付きタイプの増産を始めた。当初計画の1.2倍の月産3万8000台態勢。すでに今年10〜11月期の売り上げは昨年の1.5倍となっており、「売れ行きが前倒しになったため、急きょ増産を決めた」(広報部)。
一方、厚生労働省は「シーズン」到来を前に、インフルエンザの予防や重症化を防ぐためにワクチン接種を勧めている。現在の計画では2350万本を供給できるとしているが、「マスクをするなどの対策も感染防止に役立つ」(結核感染症課)とみている。
朝日新聞 |
2007年
12月18日 |
インフルエンザ、A香港型が増加の兆し |
感染症情報センターは、インフルエンザの流行は年末に向けて本格化するとみて、注意を呼びかけている。
国立感染症研究所感染症情報センターが12月18日にまとめた速報値によれば、全国に約5、000ある定点医療機関1施設当たりのインフルエンザの報告数は今年第49週(12月3日〜9日)に3.98にまで増え、流行地域も広がりつつある。また、インフルエンザウイルスの分離状況では、Aソ連型の割合が87.7%と依然として高いが、富山県を中心にA香港型の報告数が増加の兆しを見せ始めている。今後、A香港型の流行が広がる可能性もあるといい、同センターでは注意を呼び掛けている。
今シーズンの定点当たりのインフルエンザ報告数は、全国的な流行開始の指標とされる1.0を47週(11月19日〜25日)に超え、
1987年に調査が始まって以来、最速で流行がスタート。49週の定点当たり報告数は3.98と、勢いは増しつつある。
同センターの調べによると、都道府県別の49週の定点当たり報告数は、北海道(19.0)、和歌山県(11.7)、青森県(11.5)、岡山県(11.0)、兵庫県(7.7)、千葉県(6.2)などで、北海道や近畿地方のほか、関東、中部地方を中心に流行が広がりつつある。
同センターは、患者の報告数は冬休みが始まる年末にかけてさらに増加し、流行地域も広がるとみている。
一方、今シーズンのインフルエンザウイルスの検出状況は、流行がスタートした47週まででAソ連型の報告が171件と、全報告(186件)の9割以上を占めていた。
49週時点でもAソ連型が329件と最多だが、全体(337件)に占める割合は87.7%と、47週からややダウン。これに対して、全体に占めるA香港型の割合は10.7%(40件)と、47週の7.5%から3.2ポイント増加した。A香港型の半数以上は富山県からの報告という。
同センターは、「今後どうなるかは現時点では分からないが、1シーズンを通じてAソ連型だけが流行し続ける可能性は今までの経験からすれば少ない」と話しており、地域ごとの状況に引き続き注意するよう呼び掛けている。
医療介護情報CBニュース |
2007年
12月17日 |
韓国:全国にインフルエンザ流行注意報 |
全国にインフルエンザ注意報が発令された。
疾病管理本部はインフルエンザ標本監視の結果、インフルエンザの擬いがある患者が11月中旬(11月18日−11月24日)から増加し、12月2日−8日に外来患者1000人当たり3.34人と、流行基準の3人を超えたことを受け、インフルエンザ流行注意報を発令すると17日、明らかにした。
疾病管理本部は「今月から本格的なインフルエンザ流行が憂慮される」とし、「接種推奨対象者の中でまだ接種していない人は、近所の保健所や病院・医院でインフルエンザ予防接種を受けるのがよい」と呼びかけた。
中央日報(韓国) |
2007年
12月16日 |
インフルエンザで異常行動、タミフル服用は6割 |
インフルエンザ治療薬「タミフル」と異常行動などとの因果関係について調査していた厚生労働省の研究班(班長=岡部信彦・国立感染症研究所感染症情報センター長)は16日、異常行動を起こした患者の6割がタミフルを服用していたとする調査結果をまとめ、同省の作業部会に報告した。
しかし、タミフルを服用していなかった患者も4割いたことから、内山真・日本大教授(精神医学)は「薬を飲んでいなくても、インフルエンザ自体が異常行動を引き起こす恐れがある」と指摘、タミフルが直接の原因である可能性は低いとした。
同部会は月内に、別の研究班の調査結果も合わせて、改めてタミフルとの因果関係の評価を行う。
読売新聞 |
2007年
12月16日 |
タミフル処方中止、「異常行動」に増減なし・厚労省研究班 |
インフルエンザ治療薬タミフルの服用と異常行動の因果関係を調べている厚生労働省研究班(主任研究者=岡部信彦・国立感染症研究所感染症情報センター長)は16日、インフルエンザ患者の異常行動の発生頻度は、今年3月に厚労省が10代の患者へのタミフル投与を控えるよう指示を出した前と後で、明確な増減がみられなかったとする調査結果を発表した。
厚労省が指示を出した3月20日以前は51例(うちタミフル服用は40例)、21日以後に18例(同2例)の異常行動があった。インフルエンザの流行状況を考慮すると発生頻度が減ったとは言えず、またリレンザなど別の薬を服用した患者でも異常行動がみられたという。
研究班の内山真・日本大学教授は「タミフル服用の有無に関係なく、インフルエンザ患者で異常行動が起こることがはっきりした。今後は薬が異常行動を増幅しているかどうかが調査の焦点になる」と話す。(16日 21:01)
日本経済新聞 |
2007年
12月15日 |
インフルエンザ、感染者前年同期の120倍 神戸市 |
神戸市内でインフルエンザに感染した人が9日現在で598人にのぼり、5人だった前年同期の約120倍になっていることが14日分かった。子どもたちの感染も目立ち、本年度の市内の学級閉鎖は14日現在、28校園60学級で、前年同期(9学級)を大きく上回り、過去5年間で最も多かった2005年度(19学級)の3倍以上。市は手洗いやうがいの徹底を呼びかけている。(岡西篤志)
市内では、48カ所の医療機関を定点に据え、1週間ごとの件数を市がまとめている。市内では10月中旬に今季初のインフルエンザが検出され、12月9日までに598件が報告された。Aソ連型のウイルスとみられ、全国では18878件が報告されている。
インフルエンザは例年1月上旬あたりから流行し、市の担当者は「12月に、これだけ患者がいるのはここ数年で例がない」という。発症の時期が早く、多くの人がワクチンを接種する前に感染したことが、まん延した原因の一つではないかとみられている。
区別にみると、12月3-9日は、東灘31件▽灘36件▽中央22件▽兵庫0件▽北9件▽長田8件▽須磨24件▽垂水48件▽西53件-で、東端と西端に患者が偏っているが、原因は分かっていないという。
担当者は「指先から手首までの入念な手洗いとうがいが効果的。のどが乾燥するとウイルスにかかりやすくなる。寝るときにマスクをしたり、加湿器を使用したりすることで予防になる」と話している。
神戸新聞 |
2007年
12月15日 |
弘前管内にインフルエンザ警報 県内で今冬初 |
弘前保健所管内に14日、インフルエンザ警報が発令された。県内での警報発令は今冬初。同日は五所川原保健所管内にも注意報が出され、県全体でも患者数が注意報発令基準に達した。この時期、全県の報告患者数が注意報レベルに達するのは、現在の方法で統計を取り始めた1999年以来最も早く、県は県内全域で大流行する恐れがある―として注意を呼び掛けている。
今年第49週(12月3―9日)に弘前保健所管内の15インフルエンザ定点医療機関から報告された患者数は、539人。前週の235人から約2・3倍と急増し、一カ所当たり35・93人と警報発令基準の30人を超えた。
注意報が発令された五所川原保健所管内の患者数は、7定点医療機関の報告で92人。県全体では65定点からの報告で738人となり、前週より475人の大幅増となった。青森、八戸、上十三、むつの各保健所管内でも、一定点当たりの患者数は流行が始まる目安となる1・0人を超えており、今後増加する可能性がある。
例年、全県の患者数が注意報レベルに達するのは1月中旬から3月上旬ごろ。今年は記録的な早さで、警報発令も昨年に比べると三カ月早い。
県は「県結核・感染症情報ネット」(http://www.pref.aomori.lg.jp/kansen/)で、インフルエンザの予防法や予防接種実施医療機関の情報を提供。手洗い、うがいの励行や体調を整えて抵抗力を付けることを基本に、予防接種を受けるなどして注意するよう呼び掛けている。
陸奥新報 |
2007年
12月14日 |
インフルエンザで児童死亡 岡山県内で注意報 |
岡山県倉敷市で今月初め、市内の小学3年の男子生徒(8)が、インフルエンザが原因で死亡していたことが13日、分かった。
同市などによると、男子児童は3日に発熱を訴え、4日は学校を休んで市内の病院で診断したところ、インフルエンザと判明。その後、症状が急激に悪化し、市内の総合病院に緊急入院したが、インフルエンザ脳症の発症に伴う多臓器不全で、6日に死亡したという。男児の兄弟2人(小学生)もインフルエンザにかかっているが、男児が通う学校では集団感染の報告はなかった。
岡山県では、インフルエンザの流行を受け、昨シーズンより約3カ月早い「インフルエンザ注意報」を今月6日に発令。今冬、県内の学校から届け出のあったインフルエンザ患者数は1687人となり、これまでに計72校・園が休校や学級閉鎖している。
産経新聞 |
2007年
12月14日 |
Aソ連型 国民に免疫なし インフルエンザ早くも猛威 |
インフルエンザが早くも猛威を振るい始めた。今シーズンはほとんどが「Aソ連型」。ここ数年は流行しなかった型だ。流行の特徴や、異常行動との関係が指摘されている治療薬タミフルの使い方などを専門家に聞いた。
(杉戸祐子)
「例年より出足が早く、11月初旬から患者が出始めた。患者数は“うなぎのぼり”の状態」。学級閉鎖の措置が取られた小学校もある東京都練馬区で開業する藤沢孝人・藤沢こどもクリニック院長は語る。
厚生労働省によると、先月25日から今月1日に休校や学級閉鎖になった保育園、幼稚園、小・中学校は全国で235施設で、昨年同時期の5施設を大幅に上回った。
インフルエンザにはA型(ソ連型、香港型)、B型の主に3タイプがあり、現在は「ほぼ全員がA型」(藤沢院長)という。
国立感染症研究所感染症情報センターによると、今シーズンはAソ連型が9割以上を占めている。過去の流行型を調べると、前回のAソ連型の流行は2001−02年シーズン以前までさかのぼる=グラフ。
防衛医科大学校の西園寺克准教授(感染制御学)は「Aソ連型は最近大きな流行がなかったため、国民に免疫がない。そこに何らかの理由で同型ウイルスが国内に持ち込まれ、一気に広まった」と分析する。
インフルエンザワクチンには3つの型すべてに対応する成分が含まれ、西園寺准教授は「予防接種は有効と考えられる」と言う。
今シーズンの注意点は、治療薬タミフルが10代の患者には原則使用禁止となっている点だ。服用後の異常行動が問題となり、3月に厚労省が決定した。藤沢院長は「10代には別の治療薬リレンザを処方している」と説明する。リレンザは吸入式でA、B型に効果が期待される薬だ。
藤沢院長はタミフルについて10歳未満の場合、保護者に異常行動の可能性などを説明し、希望者だけに処方しているが、「タミフルを使う保護者が多い」と明かす。使わない場合、乳幼児にはリレンザの吸入が難しいため、初期のインフルエンザに効くと期待される漢方薬「麻黄湯(まおうとう)」を処方するケースもあるそうだ。
成人の場合「早く治したい人はタミフルを使う。家でゆっくり休める場合は使わなくてもいい」と西園寺准教授は助言する。
「年末年始の人の移動でさらに流行が拡大するだろう。今後はA香港型が増える可能性もある」(西園寺准教授)
感染対策の基本はワクチン接種。マスクの着用も有効だ。「マスクをすれば吸い込むウイルスの量を5分の1−10分の1程度に減らせる」(同)。手洗いやうがい、室内の加湿なども重要だ。
図表あり(tk4)
東京新聞 |
2007年
12月14日 |
北海道前年比1000倍!インフルエンザ禍、列島格差
例年より早いシーズン到来 |
今冬はインフルエンザが大流行しており、旅客機を使用して新型インフルエンザの検疫の訓練も行われている=11月関西空港
列島に恐怖の“悪寒”が忍び寄る。今冬のインフルエンザは、洒落にならないほどの大流行になりそうだ。特に北海道、関東など局地的に患者数が激増しており、最近20年で最も早い流行シーズンの到来という。地域格差が大きいのも特徴で、北海道は前年比1000倍という爆発的な患者増を記録した。越年しても猛威を奮うとみられ、厳重な警戒が必要だ。
「北海道に関しては大流行と言っていい。この時期にこれほどの患者数は初めてではないか。驚くべき数字だ」。院内感染の研究で知られる西園寺克・防衛医科大学校検査部副部長は、こう指摘する。
国立感染症研究所は、1カ所当たりの報告数が1週間で1人を超えると「流行開始」と判断する。今年は最近20年で最も早く流行が始まり、そのデータも異常だ。
北海道庁保健福祉部保険医療局によると、道内の患者数は昨年同時期(48週)、報告数3人で定点当たりは0.01人だったのに対し、今年は報告数3335人、定点当たりでは14.63人−と実に約1000倍もの患者数を計測した。
「患者数の出足もかなり早い。例年のピークは1月中旬から2月。患者数も一けた台から徐々に増えてくる傾向だが、今年は初観測の10月15日−21日までの週にいきなり21人の患者が出た」(同庁保健福祉部)
同様の現象は関東にもみられる。神奈川県庁健康増進課によると、昨年同時期は報告数4人、定点当たりでは0.01人。今年は同1181人と3.87人。ここ20年では異例の早さで流行しているという。
こうした局地的な患者大量発生の裏には、一体なにがあるのか。
前述の西園寺氏はこう指摘する。「原因のひとつと考えられるのは、地理的条件。諸外国の船舶が往来し、人口の流入が激しい大きな港を持つ都市はインフルエンザが流行しやすい。北海道には多くの漁港があり、横浜港を持つ神奈川や、日本の玄関口、成田空港がある千葉などは例年、患者数が多くなる」
西園寺氏はワクチン接種と血中での抗体完成までのタイムラグが、流行を助長した可能性についても言及する。「ワクチンは接種してから抗体ができるまでに多少の時間を要する。流行が思ったより早かったことから、抗体完成までにインフルエンザに罹患(りかん)し、連鎖的に広がった可能性もある」
大流行との関係を複数の専門家が指摘するのが、久々に登場したウイルスの存在だ。国立感染症情報センターの谷口清州第一室長は「今年のインフルエンザの特徴のひとつは、ここ5、6年なかった『Aソ連型』の流行です」と話す。
インフルエンザウイルスはこのAソ連型以外にもA香港、B、Cの3つの型がある。B型は流行しやすいが重篤な症状になることは滅多になく、C型ウイルスも普通の風邪と同じ程度。「怖いのは毎年抗体が変化し続ける新型ウイルスのA型。その中でも、感染力が強く、脳症などの生命の危険につながりやすいのはA香港型といわれている」(谷口氏)
ここ数年の流行は大半が感染力の強いA香港型とB型の仕業。Aソ連型はA香港型に比べて感染力は弱く、ここ数年はほとんど発症例がなかったという。一見、強力ウイルスでなくてよかったとホッとする向きもいるかもしれないが、安心するのは早い。Aソ連型の“空白期間”に生まれた子供はAソ連型に免疫を持っていない可能性が高く、罹患リスクが高いのだ。
Aソ連が流行したからA香港型が流行しないという保証はなく、Aソ連→A香港型−という事態も十分考えられるという。
ZAKZAK(且Y経デジタル) |
2007年
12月14日 |
県内 インフルエンザ流行期突入 |
香川県は13日、今月3〜9日の県内の定点医療機関のインフルエンザ平均患者数は2・94人と流行の目安(平均患者数1人)を超え、同県内が流行シーズンに入ったと発表した。昨冬より約2カ月、過去10年の平均と比べても約3週間早いという。
県薬務感染症対策課によると、3〜9日の一週間の県内48の医療機関の患者総数は141人と前週(11月26日〜12月2日)の29人を大幅に上回った。県教委のまとめでは、13日現在で小学校の1学年と7クラス、幼稚園2クラスが学年・学級閉鎖になった。
産経新聞 |
2007年
12月14日 |
長野でインフルエンザの患者増加 東信や南信でも |
長野県がまとめた今年第49週(今月3〜9日)の感染症情報によると、県内のインフルエンザ患者の届け出は1医療機関当たり1・90人で、前週よりも0・18人増加して引き続き増加傾向を示していることが分かった。
地域的な患者の発生状況は、これまで長野・北信地域を中心としていたが、49週では上田や伊那、木曽、松本地域などでも感染者が徐々に増加する傾向にあり、注意が必要。インフルエンザとみられる集団感染も3件が発生しており、長野・北信地域に加えて今月12、13日には伊那地域の小学校で学級閉鎖が行われた。県衛生部では、早めのワクチン接種やうがい、手洗いなどの感染予防を行うよう呼びかけている。
産経新聞 |
2007年
12月13日 |
花王「手あらいの歌」が話題 ライオンも「手洗いの歌」 |
トイレタリーメーカー・花王のホームページ上でダウンロードできる『あわあわ手あらいのうた』が『めざましテレビ』(フジテレビ系)で紹介され現在話題を呼んでいる。
『あわあわ手あらいのうた』は風邪が流行する季節に正しい手洗いを、というコンセプトで作られたもので、子供たちに手洗いの習慣をつけさせたい母親にも大人気。ホームページ上にはビデオでも紹介されていて、歌を歌うように手洗いができるらしい。
この歌に関して個人のブログでは「子供とパソコンの前で聞きながら手をゴシゴシ」「インフルエンザの予防に役立ちそう」「早速二人で実践しよう」などのコメントが。
ちなみに花王と競合であるライオン株式会社でも、同じように楽しく手洗いを紹介する「キレイキレイ手洗いの歌」がダウンロードできる。
■関連リンク
・あわあわ手あらいのうた
・キレイキレイ手洗いの歌
Yahoo!Japan |
2007年
12月13日 |
岩出管内に警報 患者272人に /和歌山 |
岩出保健所管内(岩出市、紀の川市)で、定点医療機関6カ所からの3-9日のインフルエンザの患者報告数が272人となり、インフルエンザ警報が発令された。
県健康対策課が12日集計。同保健所管内には前週(11月26日-12月2日)に注意報が出ていたが、今回は1定点45・3人で警報の発令基準(1定点当たり30人)を超えた。
報告数は県内で584人。うち和歌山市保健所管内(15定点)では266人で、1定点当たり17・7人だった。感染の拡大は両保健所管内で顕著という。
また同課は、紀美野町立野上小4年生1クラスと御坊幼稚園4歳児学級1クラスが、14日まで学級閉鎖すると発表した。【青木勝彦】
毎日新聞社 |
2007年
12月13日 |
県が発表、全域で流行始まる 感染者が前週の2.5倍超 /福島 |
◇4小学校で学年・学級閉鎖
県医療看護グループは12日、県内全域でインフルエンザの流行が始まった、と発表した。12月第2週(3-9日)にインフルエンザで医療機関を受診した患者は175人(昨年1人)で、前週(69人)の2・5倍以上に増えた。喜多方市などの計4小学校が11日から、学年閉鎖や学級閉鎖の措置を決めた。県は感染が急速に広がっているとして、手洗いやうがいによる予防を呼びかけている。
県によると、感染者175人の内訳は、いわき市の65人をはじめ、▽県北地方34人▽相双地区31人▽会津地方14人--などで、浜通りを中心に流行している。また福島、喜多方、南相馬市の3校が学年閉鎖し、喜多方市の1校1学級が学級閉鎖した。いずれも感染は低学年に集中しているという。学級閉鎖は、先月20日の福島市内の小学校以来。
県医療看護グループは「大流行するか、現段階では判断できないが、例年より早いペースで患者が増えている」とし、「感染が疑われる場合には早期に医療機関を受診し、周囲への感染防止のためにマスクを着用してほしい」と訴えている。【西嶋正法】
毎日新聞社 |
2007年
12月12日 |
インフルエンザ2カ月早く流行:群馬 |
群馬県保健予防課のまとめによると、県が調査している医療機関1カ所あたりのインフルエンザの患者数が、流行の目安となる1人を超えた。先週末のことで、2月の第1週に1人を超えた昨シーズンより2カ月ほど早い。
県の感染症発生動向調査によると、99の医療機関から3日〜9日の間に報告のあった患者は108人で、1医療機関あたり1・10人。4・80人だった桐生保健所管内(桐生市、みどり市)や、2・00人だった高崎保健所管内(高崎市、安中市)で患者の発生が目立つ。
3人の患者からはAソ連型のウイルスが検出された。これまでA型の流行は香港型が中心で、ソ連型は免疫を持つ人が少ないため、今後、患者の数が増えるおそれがあるという。
同課は「手洗いやうがいを励行してほしい。せきをすると広範囲にウイルスが飛び散るので、口を手で押さえるかマスクをしてほしい」と呼びかけている。
朝日新聞 |
2007年
12月12日 |
インフルエンザで幼稚園クラス閉鎖 京都府内、今季初 |
府は10日、福知山市の男児(4)から、府内で今季2例目のインフルエンザウイルスを検出した、と発表した。ウイルスは全国的に流行が始まっている「Aソ連型」で、同市の私立幼稚園の男児ののどから先月26日に採取した検体から見つかった。男児のクラスでは熱などを訴える園児が相次いだため29、30日の2日間、クラス閉鎖した。クラス閉鎖は今季府内初。府健康対策室は「流行はこれから本格化する。うがい、手洗い、マスク着用を心がけてほしい」と呼びかけている。
毎日新聞 |
2007年
12月12日 |
【岐阜】
インフルエンザ流行の兆し 県「早めの接種で抗体を」 |
県内でインフルエンザが流行の兆しを見せている。県保健医療課によると、今のところは東濃地方が中心。中津川市ではインフルエンザとみられる集団かぜで小学校の学級閉鎖が相次いでおり、同課は注意を呼び掛けている。
県は、県内87カ所の定点医療機関からインフルエンザの患者数について週単位で報告を受けている。
患者は11月下旬までは10人以内だったが、11月26日からの1週間は40人と急増。このうち計27人が恵那、東濃両保健所の管内だった。
中津川市では今月3日から11日までの間に、市内4小学校の10クラスで学級閉鎖が相次いでおり、県保健医療課の担当者は「地域的な流行は起こり始めている」と指摘する。
担当者は、手洗い・うがいの励行やマスクの着用に加え、早期のワクチン接種が重症化を防ぐ有効な手だてと説明。「今月半ばに接種が間に合えば、流行がピークを迎える来年1月には十分な抗体ができる」と接種を呼び掛けている。
(河原広明)
中日新聞
|
2007年
12月12日 |
福島県:平野小がインフルエンザで学級閉鎖 |
福島市飯坂町の平野小はインフルエンザによる欠席が増加したため11日から2日間、欠席者の特に多い1、2学年の全6クラスを学級閉鎖とした。
2学年の1クラスに関しては、ウィルスの潜伏期間から引き続き14日まで学級閉鎖とする。
同校の閉鎖前の欠席者数は1、2学年で24人、そのほか3、4、5年生で16人だった。
11月末から徐々に増加してきたという。
今後は状況に応じて措置を検討する。
福島放送 |
2007年
12月12日 |
福井県内、今季初 インフルエンザで小浜・加斗小学校、4年生を学年閉鎖 |
小浜市立加斗小学校の4年生で集団インフルエンザが発生し、同校は12、13日、学年閉鎖することを決めた。4年生全12人のうち9人が発症(6人欠席)した。県内での学級学年閉鎖は今季初めてで、例年より1カ月以上早いという。
毎日新聞社 |
2007年
12月12日 |
予防接種に地域間格差 公費負担、県内市町村で開き /奈良 |
インフルエンザが国内で猛威をふるい始めている。身を守るにはワクチンの予防接種が有効とされるが、公費負担のある65歳以上の自己負担は、無料から3000円まで、大きな市町村間格差が生じている。【中村敦茂】
県によると、65歳以上の予防接種料金は各市町村が地域の医師会と契約して価格を設定する。このうち一部を公費負担している。
県が8月に実施したアンケートによると、最も自己負担が少ないのは斑鳩町と王寺町の0円。両町とも5020円の接種料を全額公費で賄う。自己負担が次に安いのが大和郡山市や生駒市など21市町村の1000円。桜井市の1200円、奈良市など6市町村の1500円、大淀町、明日香村など8町村の2000円と高額になり、上北山村で3000円に達する。
料金の開きから、県には不公平感を訴える声も届く。県は「予防接種は保険の適用されない自由診療。価格統制のようなことは独占禁止法上、問題がある。公費負担額の増加も市町村が判断するもので、県からは何とも言えない」と妙案は浮かばない様子だ。
一方、公費負担のない65歳未満の料金も、奈良市のある病院で5000円、別の医院では2000円と大きな差がある。
毎日新聞 |
2007年
12月12日 |
献血:協力者減少の冬場、ピンチ 県と赤十字、協力呼びかけ /埼玉 |
県内の輸血用血液不足が深刻化している。寒さやインフルエンザ流行などの影響とみられる。特にAB型は12日午前、今後3日間の安定供給に支障をきたす恐れのある「適正在庫量70%」の危険水準に落ち込む可能性も。県や県赤十字血液センターは「一人でも多くの献血をお願いしたい」と協力を呼びかけている。
寒い冬場は献血者が減少し、血液が不足する傾向にある。今年はインフルエンザの流行などで薬を服用中の人が多く、協力できる人がさらに減っているという。動脈瘤(りゅう)破裂の場合、1人の患者に数十人分の輸血用血液を使う例もあり、在庫確保は緊急課題。センターではホームページでの告知に加え、献血経験者へ電話をかけるなど協力要請をしている。献血は県内7カ所の献血ルームでできる。問い合わせは県薬務課(電話048・830・3635)。【高本耕太】
毎日新聞 |
2007年
12月12日 |
インフルエンザで学級閉鎖 伊那の小学校 |
長野県伊那保健所に11日入った連絡によると、伊那市内の小学校でインフルエンザの集団発生があり、12、13日の2日間、1年生1クラスが学級閉鎖の措置をとる。1年生の1クラスの児童31人のうち、9人が11日、急な発熱や悪寒、関節痛などの症状を訴え、欠席した。医療機関で受診したところ、インフルエンザと診断されたという。
県内の学校での集団発生は今シーズンで3件目。患者数は累計39人となった。第48週(11月26〜12月2日)のインフルエンザの発生状況は、一定点(医療機関)あたり1・72人にのぼり、前年同期の約34倍。平成15年以降で最も高い水準になっている。
産経新聞 |
2007年
12月11日 |
「タミフル」脳への移動、追跡に成功…放医研が世界初 |
放射線医学総合研究所(千葉市)は11日、インフルエンザ治療薬「タミフル」が体内に吸収された後、脳などにどのように移動するかを連続的に観察できる方法を開発したと発表した。
タミフルの生体内の動きを追跡できたのは世界で初めて。実験にはラットを使った。
タミフルを服用した若者や幼児の異常行動が報告されている。人間に応用できれば、因果関係の有無を解明する有力な手段になると期待される。
放医研は、タミフルの分子に放射性物質を付けた薬剤を開発。この薬剤をラット5匹に与え、陽電子放射断層撮影(PET)装置で観察したところ、体内のタミフルの動きをとらえることができた。脳には、20分後に投与量の0・15%が入りこむこともわかった。
従来は、大量のタミフルを与えたラットを解剖して調べていた。PETは感度が高く、通常の服用量で生きたまま調べられるため、より正確な分析ができるという。
読売新聞 |
2007年
12月10日 |
タミフル発売の中外製薬、03年承認申請時のデータに誤り |
インフルエンザ治療薬「タミフル」を輸入・発売している中外製薬は10日、2003年に予防薬として厚生労働省に承認申請した際のデータに誤りがあったと発表した。
タミフルを飲んだ若いラットの脳中濃度を、実際よりも高く見積もっていたという。厚生労働省は「今回の誤りは、タミフルの影響可能性を過小評価したものではないが、誤りがあったこと自体が問題」として、同薬に関する他の実験データについても改めて確認を指示した。
申請に先立ち、薬物などが脳へ入り込むのを防ぐ「血液脳関門」と呼ばれる防御機能が未熟な子どもへの危険性を調べるために、若いラットを使った実験を実施。タミフルの脳中濃度が大人のラットに比べて約1500倍も高くなるという結果を厚労省に提出していたが、今年に入って行った別の実験から、当時の誤りに気づいたという。
申請時の実験は2001年、国外の試験機関に委託されたもので、同社は、計算や実験のミスが重なったことが大きな誤りの原因と説明している。
今後、同省は生データを提出させ、同省のタミフルに関する作業部会などで、データの妥当性についてさらに検討する。
また、タミフルと異常行動などの因果関係について検討している同省の作業部会は同日、中外製薬に指示した動物実験の結果について、「突然死・異常行動と直接、関連づけられるデータは今のところない」との結論を発表した。
読売新聞 |
2007年
12月10日 |
ドラッグストア大手のサンドラッグ(9989)が不安定地合の中で年初来高値を更新 |
インフルエンザの早期流行観測を手掛かりにした買いが続き、本日も買われて一気に3,200円目前まで上昇している。
14時59分現在の株価は、140円高の3,160円。
毎日新聞 |
2007年
12月10日 |
タミフル:中枢神経などへの影響、実験では未確認 |
インフルエンザ治療薬「タミフル」(一般名リン酸オセルタミビル)と異常行動などの関連を検討している厚生労働省の作業部会(座長、大野泰雄・国立医薬品食品衛生研究所副所長)は10日、現段階ではタミフルが中枢神経などに影響を与えることを示す動物実験の結果は出なかったと発表した。
同薬を巡っては、同省が5〜6月、輸入販売元の中外製薬に追加試験実施を指示していた。試験では、毒性試験の対象となった幼いラットに死亡例もあったが、同社は「死亡は偶発的なもの」とした。
一方、タミフルを経口投与した若いラットの脳中の同薬の濃度が承認申請時の実験より大幅に低いことが判明。承認申請時のデータに誤りがあったとして、同省は他の試験成績も再確認するよう指示した。【大場あい】
毎日新聞 東京朝刊 |
2007年
12月9日 |
今冬初の学級閉鎖−−防府の保育所 /山口 |
県は7日、インフルエンザとみられる風邪の流行で防府市の市立西須賀保育所が8日から3日間の学級閉鎖を決めたと発表した。インフルエンザによる学級閉鎖は今冬初。過去10年間で最も早い。早めの予防接種やうがい、手洗いなどを呼びかけている。
〔山口版〕
毎日新聞 |
2007年
12月8日 |
前週より拡大 依然、早いペース--都感染症情報センター /東京 |
インフルエンザ流行の指標となる都内の定点医療機関(290カ所)の患者数は、第48週(11月26日-12月2日)で286機関の651人に上り、416人だった前週(11月19-25日)と比べてさらに広がっていることが、都感染症情報センターの調べでわかった。
第48週の1機関平均の患者数は2・28人(前週は1・45人)。平均2人を超えるのは例年1-2月で、依然として早いペースという。サンプル調査した31検体のウイルスはすべてAソ連型で、分析の結果、今年3潤オ8月に検出されたウイルス株の遺伝子と同種とわかったという。
都教育庁によると、教育機関への影響は7日午前10時現在、延べ61に及び、内訳は幼稚園3園、小・中学校58校。幼稚園1園が全園閉鎖したほかは学級・学年閉鎖。予防策として都は引き続き、手洗い、うがいの励行やワクチン接種の検討を呼びかけている。【窪田弘由記】
毎日新聞 |
2007年
12月8日 |
インフルエンザ “最速”流行 学校ぴりぴり 行事延期にため息 |
過去最も早く始まったインフルエンザ流行の影響が学校や医療行政の現場に広がっている。児童らへの感染拡大で学級閉鎖や行事の延期に追い込まれる学校が各地で続出。自治体はワクチンの安定供給など対策に神経をとがらせる。流行前にインフルエンザ治療薬「タミフル」と服用者の異常行動の関係を解明する予定だった国も予想外の流行開始に大わらわだ。
静岡県沼津市立金岡小学校では、2、3、4の各学年で学級閉鎖が発生し、4日の持久走大会は5生を除き延期した。数年前、インフルエンザのシーズンを避けるため大会時期を3学期から2学期に移したといい「何のために変えたのか」(石川せつ子校長)とため息まじりだ。
1984年の開園以来初めて園児が劇などを披露する発表会を延期したのは、札幌市立ひがしなえぼ幼稚園。園児117人の約3割に感染が疑われ、11月27日から3日間休園。保護者らへの連絡に追われた。「多くの人が集まると感染拡大の恐れがあるのでやむを得ないが……」。上田道子園長は残念がる。
今春、学生の間ではしかが流行した大学も対策を急ぐ。国士舘大(東京)は構内の掲示板に「はしかやインフルエンザが疑われる症状が出たらすぐに受診を」と呼び掛ける文書を掲示した。担当者は「例年より早く学生や職員が風邪の症状を訴えている」と話す。
薬局ではマスクの売れ行きが好調。調剤薬局などを展開するセガミメディクスでは「12月のマスクの売り上げは前年同期の1.5倍。フィルターなどが付いた高機能のものが人気で、感染予防意識が高まっているのだろう」と話す。
例年より約2カ月早い10月末から感染が広がった北海道。道医務薬務課は例年月1回行っていたワクチンの在庫調査を、今シーズンは週1回に増やした。「接種者が増えることが予想され、万一の不足に備える」。ワクチンの出荷量は昨年を上回っているが「不足の心配はない」という。
東京都も10月末に小学校で学級閉鎖が発生するなど、流行の出足は早い。都が例年11月から原則月1回発行する「インフルエンザ情報」は、今年は11月15日の第1号以来毎週発行。「例年この時期には1、2回発行のところ、すでに4回も発行した」という“異常事態”になっている。
昨冬の流行時に指摘されたタミフルと異常行動との因果関係ついて「次の流行が始まる前に結論を出す」と急ピッチで作業を進めていた厚生労働省の担当者は「結果的に間に合わなかった。なぜ今年に限ってこんなに流行が前倒しになるのか……」と恨み節。同省は「今月中に結論を出す。それまでは10代への処方を控える措置の周知を再徹底する」としている。
■北海道・岡山など猛威
今シーズンのインフルエンザについて、国立感染症研究所は今月4日に「シーズン入り」を宣言。例年より1、2カ月早く、過去20年で最速の流行開始となっている。患者からは、ここ数年は流行のなかった「Aソ連型」が多く検出されているという。
感染研などによると、2日までの1週間の、定点医療機関1カ所あたりの報告数が流行の目安となる1人を超えたのは北海道(14.8人)、岡山(7.2人)、和歌山(6.4人)など16都道県に達し、前週よりも3県増加した。東京都感染症情報センターは「流行開始が早いからといって、大流行するとは限らない」としながらも、「本格的な流行前に予防接種をして」と訴える。
日本経済新聞 |
2007年
12月7日 |
インフルエンザ対策 予防接種、済んだ?
「一番有効」、妊婦にも勧める声 |
今年もインフルエンザが流行し始めた。今年は国の指導によって、抗インフルエンザ治療薬のタミフルが10代では使えなくなった。どうすればよいか、子どもと妊婦の対策を考えてみた。
【小島正美】
■異常行動の恐れ 発症48時間は目を離さないで
インフルエンザは、38度以上の高熱、頭痛、関節痛、けいれんなど全身の症状が特徴だ。子どもの場合、まれに脳症で死亡するケースがあり、熱にうかされて飛び降りなどの異常行動を引き起こすこともある。
抗インフルエンザ薬としては、ウイルスの増殖を抑える経口タイプのタミフルと吸入タイプのリレンザなどがある。
これまではタミフルが多く使われてきた。しかし、服用後、主に10代で異常行動が多く起きたことから、厚生労働省は3月、「因果関係は不明」とした上で、「原則として10代での使用を控える」と事実上使用を禁止した。
タミフルやリレンザは発症して48時間以内に使えば、高熱など重い症状を軽くする効果がある。タミフルとリレンザの臨床比較結果など最新データを盛り込んだ医師向けの「インフルエンザ診療マニュアル」(21ページ、日本臨床内科医会発行)をまとめた柏木征三郎・福岡県赤十字血液センター所長(臨床ウイルス学)は「リレンザはウイルス耐性が生じにくいなど、効果の切れ味はよい」とリレンザの使用を選択肢に挙げる。ただ、子どもには吸入しづらいという難点がある。
発症したら、薬の使用の有無にかかわらず、せき止め剤などを服用して安静状態で回復を待つことが基本だ。しかし、受験などで長く寝ているわけにはいかないケースも出てくる。
インフルエンザ問題に詳しい神奈川県警友会けいゆう病院の菅谷憲夫・小児科部長は「日ごろから十分に睡眠をとるなど健康な体をつくっておくことが大事だが、小中高校生はワクチン接種をするのが一番の予防策だ」と話す。ワクチン接種は1歳以上から可能だ。ただし接種しても、感染をゼロにはできない。
タミフルと異常行動の関係については現在、厚労省が調査中だが、タミフルを飲んでいなくても異常行動が起きるケースはある。菅谷さんは「インフルエンザにかかったら、発症して48時間以内は目を離さないことが重要だ」と話す。
■出産間近の人も
妊婦がインフルエンザにかかると、数は少ないものの、子宮が収縮して早産や流産、重症の肺炎になるリスクが高まる。症状が出たら、他の妊婦にうつさないようマスクをかけ、産婦人科か内科医師を受診する。あとは水分や栄養を補給しながら回復を待つ。
論議になるのはワクチン接種の是非だ。ワクチンが胎児に悪影響を与えることはないが、厚労省は接種を推奨していない。一方、米国FDA(食品医薬品局)は「接種が望ましい」としている。日本医師会は「個別に医師と相談し、自ら判断するしかない」と説明する。
医療の現場では接種を勧める医師は多い。三井記念病院の小島俊行・産婦人科部長(東京大非常勤講師)は「ぜんそくなどの呼吸器疾患や心臓病、糖尿病にかかり、免疫力の弱っている妊婦の場合は、特に重い肺炎を防ぐなどプラス面が大きい」と話し、基本的には妊婦の接種を勧めている。
また、12〜3月に出産予定の女性も、生まれてくる子どもに抗体ができることから、接種が望ましいという。ただし、卵に重いアレルギー反応を示す人は医師と相談して決めた方がよい。
厚労省の調査(06年度)によると、約1877万本のワクチン接種のうち、副作用は149件。脳脊髄(せきずい)炎、発熱、けいれんなどで、接種後の死亡は60歳以上で5例あったが、20歳以上の妊婦での後遺症や死亡はゼロだった。
【インフルエンザの主な予防策】
@加湿器などを使い、部屋の空気を乾燥させない
A外出時はマスクをする
B睡眠を十分にとる
C帰宅時にはうがい、手洗いを必ずする
D水分補給とバランスのとれた食事で体力をつくっておく
E症状が出たら、3〜7日間は他人にうつさないため、できるだけ人ごみに出ない
毎日新聞 |
2007年
12月7日 |
仙台で学級閉鎖 |
仙台市教委は6日、同市立新田小学校(同市宮城野区)の1クラスがインフルエンザで学級閉鎖になったと発表した。
1年3組の生徒33人のうち6人が、5日に発熱やせきなどの症状を訴えて欠席し、全員がインフルエンザと診断されたという。
朝日新聞 |
2007年
12月7日 |
集団風邪拡大受け、各学校でうがいや手洗い励行/神奈川県内 |
県内の小・中学校などでインフルエンザを含む集団風邪の欠席者が拡大していることを受け、各校はうがいや手洗いの励行で児童への流行に警戒を強めている。
横浜市中区花咲町の同市立本町小学校(松本安博校長)では、運動後や給食前などに児童たちが手洗い場に行列をつくり、持参のコップでうがいを繰り返し、せっけんで念入りに手を洗っていた。同校は代休明けの今月四日に二十八人が欠席。「一〜二月に見られる状態で、例年より早い」と永池啓子副校長。
県保健福祉部によると、六日までの学級閉鎖は幼稚園を含み延べ百十三件。欠席者は計千四百二十四人と、過去十年間で最も早いペース。
神奈川新聞 |
2007年
12月6日 |
主張:インフルエンザ いまからでも予防接種を |
インフルエンザが全国的に流行し始めた。予防にはワクチンが有効である。接種がまだなら、できるだけ早く済ませた方がいいだろう。厚生労働省も早期接種を呼びかけている。接種から効果が表れるまで2〜3週間はかかるからだ。
ワクチンを接種していれば、万一罹患(りかん)しても重症化は防げる。わが身を守るだけでなく、流行を最小限にとどめることにも役立つ。
新型インフルエンザの出現にも警戒しなければならない。世界で最大7400万人が命を落とすとされ、いまのワクチンでは効き目がないが、接種によって既存のインフルエンザと新型の両方に感染する最悪の事態は避けられるだろう。
ワクチンはインフルエンザウイルスを孵化(ふか)鶏卵内で増殖させ、遠心分離器にかけてウイルスを精製した後、エーテルを加えて不活化する。生きたウイルスをそのまま使うのでなく、殺して感染力を奪ってから接種する。だから人は感染することなく、免疫反応で抗体(抵抗力)をつくることができ、予防が可能となる。
厚労省は昨冬を上回るワクチンを供給できる態勢をとっている。
とくに高齢者や慢性の持病(心臓病、糖尿病、肝臓病など)がある人がインフルエンザにかかれば、肺炎を併発したり持病が悪化したりして、死に至る危険性もある。実際に毎年、高齢者を中心に多数の死者が出ている。医師と相談したうえでワクチンを接種してほしい。
今回は、流行の開始時期としては過去20年で最も早く、例年に比べても1〜2カ月ほど早い。学級閉鎖をする小中学校も増えてきた。
専門家によると、ここ数年影を潜めていたAソ連型がいまの流行の中心にある。それが流行時期を早めた原因らしい。子供は、このAソ連型に対する抗体を十分持っていない。そのため、保育園や幼稚園、小学校で急速に感染が拡大している。今後、昨冬のA香港型やB型が流行する可能性もある。油断は禁物である。
もちろん、ワクチン接種だけで安心してはならない。日ごろの手洗い、うがいの励行、さらに十分な休養と栄養補給が予防の基本であることを忘れないでほしい。
産経新聞 |
2007年
12月6日 |
岡山県内でインフルエンザ猛威 患者数大幅増 |
▽10月第1週から11月3週までに530人
岡山県内のインフルエンザ患者が急増している。医療機関八十四施設での県の定点調査によると、十一月十九〜二十五日の発生数が、前週の約四倍の三百二十一人に増加。一施設当たりの患者数三・八二人は全国二番目の多さで、県はうがいや手洗いの徹底のほか、早めに予防接種を受けるよう呼び掛けている。
県健康対策課によると、今季初めてまとまった患者が確認された十月第一週から十一月三週までの患者数は五百三十人。昨季同期の十六人を大きく上回った。
県内の教育機関でもインフルエンザと見られる集団風邪による学級閉鎖などが相次いでいる。五日までに幼稚園と小学校計四十四施設が学級、学年、学校閉鎖を実施。患者数は千百八十九人と、昨年より二カ月以上早く千人を突破した。井笠保健所管内では計十施設が学級、学年閉鎖し、患者数は百五十八人に上った。
県健康対策課は予防法に、人込みを避ける▽外出時のマスク着用▽帰宅時の手洗い、うがい▽加湿器で室内の湿度を保つ―などを挙げている。
岡山地方気象台によると、十一月の降水量は笠岡市一三ミリ、井原市二一ミリと、いずれも例年の約五分の一程度。同気象台は「冬型の気圧配置が強まり、今後も晴れの日が多く各地で空気の乾燥が続く」と予測。県環境保健センターは「ウイルスが広がりやすい環境。特に体力の弱い子どもやお年寄りは早めにワクチン接種を受けてほしい」と呼び掛けている。(教蓮孝匡)
中国新聞 |
2007年
12月6日 |
山口でもインフルエンザ急増 |
インフルエンザの患者が、山口県内でも急増している。例年は1―3月が本格的な感染期だが、今年は11月中旬から増え始め、今月2日までに計315人が感染した。県は注意喚起のポスターを早めに配る方針で、予防策を呼び掛けている。
県内の70医療機関での定点調査によると、インフルエンザ患者は10月8日の週に今年初めて患者1人の報告があった。11月に入り、12日の週が41人、翌19日の週が108人と増え、26日―12月2日の週には152人に達した。ウイルスのタイプは抽出検査でいずれも「Aソ連型」だった。
中国新聞 |
2007年
12月6日 |
インフルエンザ マスクの効用を見直してみては(12月6日付・読売社説) |
早くもインフルエンザが流行し始めた。時期としては、過去20年で最も早い。体調管理に気を配り、冬を乗り切ろう。
厚生労働省が、患者の発生状況を調査して発表した。
約4700医療機関が国立感染症研究所に報告している患者数は、先月25日までの1週間で7162人にのぼる。1医療機関当たり1・53人で、流行の基準となる1・0人を超えた。
年初から47週目の流行だ。例年より数週間早い。北海道を中心に、関東、関西などで増え続けている。患者は5〜9歳が圧倒的に多い。学級閉鎖も、先月末ですでに300校を突破した。
今冬は急に冷え込んだうえに、空気が乾燥した日も多い。ウイルスが広まりやすい気象条件が続いている。
専門家は、流行しているウイルスの種類が「Aソ連型」であることにも着目している。この型は、ここ5、6年、国内で流行例がない。患者の大多数を占める小さな子供たちは、免疫がない。
インフルエンザは毎年1000万人前後の患者が発生する。死者も、高齢者や乳幼児を中心に1万人以上にのぼる。決して、侮れない病気だ。
うがいや手洗いは感染を防ぐための基本となる。予防接種も、感染を防いだり症状を軽減したりすることができる。
インフルエンザは例年1〜3月に流行のピークが来る。しかも年末年始は、大人から子供まで行動範囲が広がり、感染機会も増える。油断はできない。
感染予防だけでなく、感染した際、それを広げないことも大事だ。
インフルエンザは、患者の咳(せき)でウイルスがまき散らされて広がる。ウイルスが飛び散る速度は時速100キロ・メートル以上に達する。最大の感染ルートである飛沫(ひまつ)感染を防げば、流行は抑え込める。
マスクは、それに効果を発揮する。風邪をひくと半数がマスクを着けるという調査もあるが、もっと拡大したい。
特に患者は、症状が軽いと通常の生活を続けながら咳をするので感染源となりやすい。患者1人が平均で2〜3人に感染を広げているとの試算もある。
新型インフルエンザ出現が心配されている。患者の隔離は完全にできず、マスクが最後の砦(とりで)と、備蓄を唱える感染症専門家もいる。費用は数億円という。
厚労省は、今年のインフルエンザ総合対策で<ひろげるなインフルエンザ ひろげよう咳エチケット>を標語に掲げている。「咳をしている人にマスクの着用を促す」ことなどを呼びかけている。
咳で感染を広げない。そういう心がけが、もっと根付くといい。
読売新聞
|
2007年
12月6日 |
最速…インフルエンザ流行 免疫少ないAソ連型 早期予防呼びかけ |
北海道、関東、近畿や山陽地方でインフルエンザ患者が多数、報告され、本格的な流行シーズンに入ったことが国立感染症研究所の調査で4日、分かった。昭和62年以降の20年間では最も早い時期での流行入りで、ウイルスが近年流行がなかった「Aソ連型」が多いのが特徴。ただ、服用後の異常行動が問題化した治療薬「タミフル」の処方が10代で原則禁止のままとなっており、治療の選択肢は限られ、早期のワクチン接種やマスクの着用による感染予防が必要だ。(鎌田剛)
≪1カ月早く≫
感染研によると、11月19〜25日の週に全国約5000の定点医療機関から報告された患者は7162人で前週より約6割も増え、1カ所当たりの平均では1・53人となった。感染研は1カ所当たりの報告数が1週間で1人を超えると「流行開始」と判断している。例年よりも1カ月ほど早いペースで拡大しているという。
特に報告が多いのが北海道(1カ所当たり12・64人)。神奈川(同2・63)、東京(1・45)など都市部でも感染が拡大している。
感染研の安井良則主任研究官は「最近の流行は九州から中部に移るケースが多かったが、今年は北海道、関東、近畿圏から始まっている」と指摘している。
≪咳エチケット≫
今シーズン検出されているウイルスは近年流行がなかった「Aソ連型」が多い。一昨冬は「A香港型」、昨冬は「A香港型」と「B型」が流行しており、「Aソ連型」の免疫を持つ人は少ないとみられる。厚生労働省は昨冬の消費量(約1900万本)を上回る約2520万本のワクチンを今シーズンに供給する予定。しかし、接種から効果が出るまで2〜3週間かかるため、「一日でも早くワクチン接種をしてほしい」と呼びかけている。
インフルエンザは予防が肝心。厚労省は基本の「うがい、手洗い」に加え、新たに「咳(せき)エチケット」を提唱。▽くしゃみをする際は、ティッシュで口と鼻を押さえる▽他の人から顔を背け、1メートル以上離れる−などの公衆マナーを啓発している。
≪タミフル半減≫
インフルエンザに罹患(りかん)した場合、治療薬は限られているのが現状だ。タミフルの服用と、飛び降りなど異常行動や突然死の因果関係がはっきりしていないため、服用を避けるケースが出ると考えられるからだ。
厚労省の専門家作業部会で副作用についての検討が進むが、最終的な結論はまだ出ていない。
異常行動が多く報告された10代の服用について同部会は、「未成年に臨床試験を受けさせるのは困難」としており、データを根拠に因果関係を結論付けるのは困難とみられる。このため、10代への「原則処方禁止」は今シーズンも継続する見込みだ。
タミフルを輸入する中外製薬は「昨シーズン後半から異常行動が報じられ、10代以外でも処方が減った。今シーズンも処方率は減る」とみている。そのため、供給は昨シーズンの半分、600万人分に減らした。
別の治療薬で吸引タイプの「リレンザ」を輸入するグラクソ・スミスクライン社は、タミフルの使用が減る分、昨シーズンの6倍、300万人分の供給を予定することにしている。
産経新聞 |
2007年
12月6日 |
兵庫/猛威インフルエンザ県内流行20年で最速1医療機関当たり患者全国4番目3.04人 |
都市部中心に拡大26校園学級閉鎖
全国で流行期に入ったインフルエンザについて、県内では全国平均をさらに上回る速さで感染が拡大していることが、県などの調査でわかった。1医療機関当たりの患者数は全国4番目の多さ。まだ例年のピーク時の1割程度だが、都市部を中心に学級閉鎖が増加していることなどから、県は帰宅時のうがいや手洗いの励行、早めのワクチン接種を呼びかけている。
今季のインフルエンザは過去20年間で最も速いペースで流行。県内の患者数は、199の定点医療機関から週ごとに報告を受けて集計している。今冬は10月22日に、神戸市内で初めて患者が確認された。
その後も増加傾向で、最新の記録である11月25日までの1週間に報告された患者数は605人。1医療機関当たり3・04人(全国平均1・53人)で、流行の基準となる1を大きく上回り、北海道(12・64人)、岡山(3・82人)、沖縄(3・28人)に次いで全国4番目の高水準だった。
患者数の増加で、幼稚園や小学校では休校が相次ぎ、11月25日までの1週間には、小学校7校、幼稚園5園が学級閉鎖などになった。これまで計26校園が学級閉鎖などとなり、県民局別では▽神戸9▽東播磨8▽阪神北3▽中播磨3▽阪神南2▽西播磨1――と、都市部を中心に流行が目立っている。
県内ではワクチンの量は十分に確保されているといい、県疾病対策課は「流行が早いと規模が大きくなるとは限らないが、子どもやお年寄りら免疫力の弱い人を中心に患者数が増えることが予想される」と警戒している。
読売新聞 |
2007年
12月6日 |
和歌山県:県がインフルエンザ注意報 |
県健康対策課は5日、和歌山、岩出、紀の川の3市でインフルエンザ感染者数が一定基準を超えたとして、3市にインフルエンザ注意報を発令した。注意報の発令は、調査を始めた99年以来最も早いという。
同課によると、インフルエンザの患者数を調査している医療機関で、2日までの1週間の平均患者数が、和歌山市保健所管内で10.87人、岩出保健所管内で22.5人になり、注意報基準値である10人を超えたという。
また同課は、インフルエンザによる集団かぜで小学校1校が学校閉鎖に、小学校2校と幼稚園1校が学級閉鎖になったと発表した。学校名と期間は次の通り。
【学校閉鎖】色川小(那智勝浦町)5〜7日
【学級閉鎖】川永小5年1学級(和歌山市)6、7日▽貴志南小2年1学級(同)同 ▽まつえ幼稚園(同)いちご組4〜7日、りんご組、そら組5〜7日
朝日新聞 |
2007年
12月5日 |
今冬初 インフルエンザ確認 仙台 |
仙台市健康福祉局に4日入った連絡によると、宮城県内で今シーズン初めてとなるインフルエンザの感染が同市内で確認された。2人から、いずれも「Aソ連型」のウイルスを検出した。感染したのは、太白区の女児(1つ)と若林区の女性(28)。女児は11月21日、女性は同27日に発症し、熱やせきなどの症状があった。2人とも既に回復している。
市保健医療課は「今季は例年に比べて感染の確認が早い。急な発熱、関節の痛みなどインフルエンザ特有の症状が出る場合は、すぐに医師の診察を受けてほしい」と注意を呼び掛けている。
河北新報 |
2007年
12月4日 |
インフルエンザ流行の兆し 例年より早く 都内で患者数激増「感染注意を」1〜2カ月早いペース |
全国で例年より早く流行の兆しをみせているインフルエンザの患者数が、都内でも激増していることが都感染症情報センターの調べでわかった。流行の指標となる都内290カ所の定点医療機関からの報告では、07年第47週(11月19〜25日)の患者数は統計が残るこの9年間でもっとも多く、1〜2カ月早いペースとなっている。都福祉保健局は感染に十分注意するよう呼びかけている。
同センターによると、都内の第47週の患者数は、286定点医療機関で416人に上り、1機関平均1.45人(昨年同期0.02人)となった。都内では今シーズン、第38週(9月17〜23日)で2けたの14人の患者が報告されるなど、例年にない早さ。流行の目安となる1機関あたり1人の患者が出る時期も12月後半〜1月が普通だが、今年は第46週(11月12〜18日)に1・02人となった。ウイルスは主にAソ連型、A香港型、B型があり、サンプル調査した17検体はすべてAソ連型だった。全国的にも同様の傾向にあるという。
また、都教育庁学校健康推進課と同センターによると、インフルエンザによる学校への影響は11月30日現在、14区市の延べ30校に上り、同様に例年より1カ月ほど早いペースという。内訳は幼稚園が2園、小学校28校で、幼稚園1園が全園閉鎖となり、ほかは学年・学級閉鎖だった。サンプル調査した54検体は同様にすべてAソ連型だった。
都福祉保健局は、予防策として、外出後のうがいや手洗いの励行、室内の保湿などに留意することや、ワクチン接種を検討するなど、十分な対策を取るよう促している。、またシーズン中(来年3月31日まで)のインフルエンザ相談は、電話(03・3200・6784)で、月曜日〜金曜日の午前9時半〜午後5時。
【窪田弘由記】
図表あり
毎日新聞 |
2007年
12月4日 |
インフルエンザ Aソ連型が中心 医療関係者 ワクチン接種が有効 |
国内で毎年1000万人前後が感染するインフルエンザが、記録が確認できる1987年以降最も早くシーズン入りしたことが4日明らかになった。重症化すると抵抗力が弱い乳幼児や高齢者らが命を落とすケースもあり、医療関係者は「早めのワクチン接種が有効。効果をあげるには職場や家族などの集団接種が望ましい」と助言している。
国立感染症研究所によると、定点医療機関1カ所あたりの報告数(11月19−25日)が流行判断の基準値1.0を超えたのは北海道の12.64人が最多。1.0人を超えたのは青森、埼玉、千葉、東京、神奈川、富山、山梨、長野、兵庫、和歌山、岡山、山口、沖縄の1都12県。
毎冬流行するインフルエンザは「Aソ連型」「A香港型」「B型」の3タイプあるが、国立感染症研究所によると、今シーズンはこれまでのところAソ連型が中心だ。
9月初めから11月中旬までに14都道府県の患者から検出されたウイルスの95%がAソ連型。昨シーズンはA香港型とB型が大半だった。国内で製造されているワクチンは、これら3タイプに対応している。
長崎大学熱帯医学研究所の有吉紅也教授は「不要な外出をできるだけ控えるのが適切」と指摘。外出を避けられない場合はマスク着用をすすめ、「感染した人もウイルスを広めないようマスクを付ける“エチケット”が求められる」と語る。
図表有り
日本経済新聞夕刊 |
2007年
12月4日 |
愛媛・今季初めて集団かぜ発生 宇和島の小学校で授業中止 |
県は3日、宇和島市立吉田小学校(石山總一郎校長、298人)で集団かぜが発生し、同日午後の2年生の授業が取りやめになったと発表した。集団かぜの届け出は今季初めて。県健康増進課によると、発生が例年よりも1カ月以上早いといい、うがい、手洗いの徹底などを呼びかけている。同校によると、同日には全校で児童24人がかぜで欠席、うち11人がインフルエンザと診断された。2年生の欠席者が14人と多く、授業の取りやめを決めた。【加藤小夜】
毎日新聞 |
2007年
12月4日 |
新潟県内で今冬初、阿賀野・保田小がインフルエンザ学級閉鎖 |
県健康対策課は3日、阿賀野市立保田小学校で児童計40人がインフルエンザの症状を訴え、学級閉鎖などの措置が取られたと発表した。県内でインフルエンザの集団発生が報告されたのは、今冬初めて。
同課によると、同小2年と3年の各1学級で、患者数が計40人に上り、4、5の両日を学級閉鎖とした。【渡辺暢】
毎日新聞 |
2007年
12月4日 |
「Aソ連型」が中心 ワクチン供給量は十分 〔2〕 |
毎冬流行するインフルエンザは「Aソ連型」「A香港型」「B型」の3タイプあるが、国立感染症研究所によると、今シーズンはこれまでのところAソ連型が中心だ。
9月初めから11月中旬までに14都道府県の患者から検出されたウイルスの95%がAソ連型。昨シーズンはA香港型とB型が大半だった。
国内で製造されているワクチンは、これら3タイプに対応している。
厚生労働省の検討会は、今シーズンのワクチン需要を大人約4000万人分に当たる1940万-2080万本程度と予測。11月22日時点での出荷可能本数は約2550万本で、供給量に不安はないという。
ワクチンは保険が適用されず原則的には全額自己負担だが、65歳以上と、60-64歳で心臓や腎臓、呼吸器の機能に障害がある人などは、予防接種法に基づく定期接種の対象で、市町村によっては費用を公費で負担している。
共同通信社
|
2007年
12月4日 |
<インフルエンザ>最も早い流行開始 定点調査「1人」超す |
全国約5000の医療機関から国立感染症研究所に報告されたインフルエンザ患者数が、11月19日〜25日の週(今年の第47週)に全国的な流行開始の指標である「定点(1医療機関)あたり1人」を超えたことが3日、感染研の定点調査で分かった。調査が始まった87年以降では、95〜96年シーズンの第48週(11月26日〜12月2日)を上回り、最も早い流行開始となった。感染研は予防接種やマスク、手洗いなどの感染予防策をとるよう呼びかけている。
感染研によると、11月19〜25日分の1医療機関あたりの患者報告数は1.53人(前週0.94人)。都道府県別では▽北海道12.6人▽岡山3.8人▽沖縄3.3人▽兵庫と和歌山3.0人▽神奈川2.6人▽千葉1.8人−−などで、ほぼ全国に拡大している。
保健所別でみると、「警報」レベル(1医療機関あたりの患者数30人)を超えている地域は北海道内の4カ所。「注意報」レベル(同10人)を超えているのは、北海道5、神奈川、長野、岡山各1の計8地域に上る。
ただし、過去の流行開始時期と流行規模は必ずしも一致していない。今シーズンのインフルエンザが大流行となるかどうかは分からないという。
厚生労働省によると、保育所から中学校までの教育機関のうち、今シーズンにインフルエンザで休校したのは先月24日までに計25校(昨年同期0校)。学年閉鎖は109校(同1校)、学級閉鎖は305校(同3校)に上り、昨年同期を大きく上回っている。
感染研感染症情報センターの安井良則主任研究官によると、現在の流行はAソ連型が中心。今後、重症化しやすいA香港型やB型が流行する可能性もあり、「Aソ連型に感染して免疫ができても、A香港型やB型に感染しないわけではないので、今シーズンに入って一度感染したからといって油断できない。予防接種は三つの型に対応しており、未接種の人は早く受けて欲しい」と話している。【大場あい】
■インフルエンザの流行開始とピークの時期■
シーズン 流行開始 ピーク
00〜01 01年第5週(1/29〜) 01年第11週(3/12〜)
01〜02 02年第2週(1/7〜) 02年第8週(2/18〜)
02〜03 02年第50週(12/9〜) 03年第4週(1/20〜)
03〜04 03年第52週(12/22〜) 04年第5週(1/26〜)
04〜05 05年第3週(1/17〜) 05年第9週(2/28〜)
05〜06 05年第50週(12/12〜) 06年第4週(1/23〜)
06〜07 07年第3週(1/15〜) 07年第11週(3/12〜)
07〜08 07年第47週(11/19〜) ?
毎日新聞 |
2007年
12月4日 |
インフルエンザ流行開始 過去20年で最も早い時期 |
全国の医療機関が国に報告したインフルエンザ患者数が、11月25日までの1週間で1施設当たり1・53人となり、インフルエンザの全国的な流行が始まった。国立感染症研究所が4日まとめた速報値で分かった。
流行開始時期としては、記録が確認できる1987年以降の過去20年で最も早い。地域別では北海道が特に多い。
感染研は、全国約4700の定点医療機関1カ所当たりの報告数が1週間で1・0人を超えると、全国的な流行開始と判断している。
速報値によると、11月25日までの1週間の患者報告数は計7162人(1施設当たり1・53人)で、前週の4415人(同0・94人)から大幅に増加。
都道府県別の定点当たり報告数は、増加が続いている北海道が12・64人で最多。岡山3・82人、沖縄3・28人、兵庫、和歌山各3・04人などが続く。
共同通信 |
2007年
12月2日
▲TOPへ |
インフルエンザ、近年最も早く「流行の兆し」 /和歌山 |
◇和歌山、岩出中心に患者増加
和歌山市や岩出市を中心に学級閉鎖が相次ぐなど、県内で現行の統計を取り始めた99年以降で最も早く、インフルエンザが「流行の兆し」をみせている。患者報告があった地域は徐々に拡大しており、小さな子どもやお年寄りなどは特に注意が必要だ。県などが感染予防を呼びかけている。【青木勝彦】
◇子ども、お年寄り特に注意−−こまめに手洗い、うがいを
県内では50カ所(うち和歌山市内15カ所)の医療機関から、週ごと(月曜〜日曜)に患者数の定点報告があり、それぞれ県が集計している。近年、インフルエンザは、年末から年明けごろに患者数が増え始める傾向。報告数が50人を超える「流行の兆し」後、短期間で急増するのが特徴だ。
03年以降は50人突破後、1〜4週でインフルエンザ注意報の発令基準(報告数500人以上)に達した。うち、警報(同1500人以上)が出された3季は、注意報から1〜3週後に警報の発令基準を超えている。
一方、今季のインフルエンザは発生が早いが、これまでは増え方が緩やか。10月22〜28日(第43週)に11人の報告があったのを皮切りに、11月5〜11日(第45週)には57人に到達。全国的にも早く、県内で「流行の兆し」が出た。
しかし、その後は83人(11月12〜18日、第46週)、152人(同19〜25日、第47週)にとどまり、「流行の兆し」の翌週に2〜5倍強の伸びを見せる例年に比べれば、ゆっくり増えている。
報告地域も和歌山市、岩出両保健所管内が大半。学級閉鎖16クラス(1学年1クラスの1例含む)も、和歌山市、岩出市がほとんどだった。だが、橋本、湯浅、海南各保健所管内で数人、最新の第47週で御坊、新宮両保健所管内でもそれぞれ1人が報告され、じわじわと広がっているとも考えられる。
インフルエンザが流行すると死亡率が高まる65歳以上の高齢者らに、予防接種の費用補助をしている市町村がある。最新の定点報告が82人あった和歌山市では、来年1月末まで自己負担1200円で実施。効果が出るまで2週間ほどかかるため、流行が来る前に間に合わせようとしてか、医療機関から費用請求に必要な問診票の問い合わせが相次いでいるという。
県健康対策課は「今後、大きな流行につながるのかは現時点では分からない。本格的な流行が始まる前に予防し、大きな流行を防いでほしい。予防には、何よりもこまめな手洗い、うがいが大切だ」としている。
毎日新聞 |
2007年
11月30日 |
小学校1校で学年閉鎖−−葛巻 /岩手 |
県保健衛生課は29日、インフルエンザにより小学校1校が学年閉鎖の措置を取ったと発表した。学年閉鎖されたのは、葛巻町立小屋瀬小学校の3、4年。13人中8人が罹患(りかん)した。重症者はいないという。【安田光高】
毎日新聞 |
2007年
11月30日 |
インフルエンザで学年閉鎖 高崎の小学校 |
群馬県保健予防課は29日、高崎市立城南小学校(同市新後閑町、斉藤峯子校長)でインフルエンザの集団感染が発生し、2年生2クラスを30日〜12月4日にかけて学年閉鎖すると発表した。今季の集団感染は初めてで、同課は手洗いやうがいを勧めるとともに、症状が出た場合には早期に医療機関で受診するよう呼びかけている。
同課によると、集団感染の報告は29日にあり、2年生65人のうち、19人が欠席しているという。昨季の集団感染は1月22日に初めて報告されており、今季は約2カ月早まった。
同課は、100医療機関で感染症発生動向調査を実施しており、19〜25日の患者発生報告は、1医療機関で0・07人となっている。また、26日には、Aソ連型のインフルエンザウイルスを検出している。
産経新聞 |
2007年
11月29日 |
どう防ぐ?どう治す? インフルエンザ 患者急増中 |
インフルエンザのシーズンを迎えた。国立感染症研究所の調査では、地域によっては、今月に入り、患者数が急増、これまでにない早さで流行の兆しを見せている。昨季は、治療薬タミフルをめぐって服用後の異常行動が問題になったが、因果関係ははっきりしておらず、10代の患者では原則使用禁止のままだ。知っておきたい治療や予防の基本知識をまとめた。
(西川迅、行方史郎)
■タミフル 供給半減、飲まなくても付き添って
東京都台東区の柴田小児科医院(柴田雄介院長)。今月22日、風邪や腹痛などの患者にまじって、インフルエンザの予防接種を受ける親子連れが目立つ。親から「もう流行は始まってますか」という質問が出た。
国立感染症研究所感染症情報センターによると、今季は、すでに北海道で患者が急増中で、関東や近畿、中部、中国でも増えている。ウイルスの型別では、Aソ連型、A香港型、B型の3つのうち、9割以上をAソ連型が占めている。
インフルエンザの治療には、ウイルスの増殖を抑えるタミフルやリレンザ、シンメトレル(成分名アマンタジン)のほか、漢方薬も使われる。
タミフルをめぐっては服用後の異常行動を受け、厚生労働省が今年3月、10代の患者への投与を原則控えるように警告を出した。10歳未満は対象外だが、事故防止のため、治療開始後の2日間は、1人にしないよう配慮することなどを求めている。因果関係について厚労省の専門家らによる調査が続いているが、結論は出ていない。
輸入販売元の中外製薬では今冬のタミフルの供給計画を600万人分と発表。昨季から半減させた。
柴田小児科医院では、インフルエンザのほとんどは安静にしていれば治ることや、それぞれの薬の特徴を説明し、保護者の意向を聞くことにしている。柴田さんによると、異常行動の問題が出るまで、タミフルの処方を希望する保護者は9割近くいたが、最近は半分になったという。
一方、供給が増えそうなのがリレンザ。販売元グラクソ・スミスクラインは昨季の6倍の300万人分を用意する。服用後の飛び降りは報告されていないが、大声で叫ぶなどの副作用報告はある。専用の吸入器を使う必要があり、小さい子どもだと、うまく吸い込めない可能性もある。
けいゆう病院(横浜市)の菅谷憲夫小児科部長は「タミフルを使わなければ大丈夫と思う親や医師もいるが、それが心配」と言う。タミフルをのまなくても、インフルエンザになったことで異常行動が見られることもあるからだ。「服用にかかわらず、2日間は子どもから目を離さないことが大切です」と話している。
■漢方薬 解熱や頭痛に効能、医師と相談を
タミフルに代わって、漢方薬を処方する医師もいる。
かわむらこどもクリニック(静岡県富士市)の河村研一院長は今年2月、「副作用が心配」という親の声をきっかけに、ほかに使える薬がないか医薬品集を探した。見つけたのが漢方の「麻黄湯(まおうとう)」。ぜんそく、乳児の鼻閉塞(へいそく)などと並んで、初期のインフルエンザが効能として認められており、保険も使える。
河村さんは昨季、15歳未満のインフルエンザ患者129人について、タミフル、麻黄湯などの治療で解熱にかかった時間などを独自に分析。その結果、解熱時間などでタミフルと大きな差がみられなかった。
インフルエンザB型で麻黄湯を服用した患者は、頭痛、倦怠(けんたい)感などの全身症状が消えるまでの時間がタミフル服用群より短かった。河村さんは「タミフルと同じようによく効いている」と話した。
また、インフルエンザへの効能は認められていないが、鼻風邪などに効能がある「葛根湯(かっこんとう)」を使う医師もいる。
とは言え、漢方にも副作用はある。抵抗力が落ちた高齢者など、服用を避けた方がよい場合もあり、医師と相談して処方してもらう必要がある。
■ワクチン 重症化を防ぐ効果も
感染予防の基本はワクチンだ。感染を完全に防げるわけではないが、「大人ならインフルエンザにかかるリスクを7〜9割下げる効果がある」との米国の報告がある。菅谷さんは「重症化を防ぐ効果もあり、小中高大学生はワクチンを受けてほしい」と話している。ただ、日本の研究だと、就学前の子どもはリスクを下げる効果は2〜3割という結果が出ている。
実際に効果が出るのは接種後、2週間ほどたってから。今年は流行が早いので、なるべく早めに受けておきたい。効果が持続するのは5カ月程度で、毎年受ける必要がある。A香港、Aソ連、Bの3つの型に対応しているが、風邪は防げない。
手洗いやうがいのほか、乾燥しやすい室内では湿度(50〜60%)を保つことも予防に効果的とされる。空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が下がり、感染しやすくなるためだ。
厚労省は今季、「ひろげよう咳(せき)エチケット」を標語に掲げている。「咳・くしゃみの際はティッシュペーパーで口と鼻を押さえ、他人から顔をそむけて1メートル以上離れる」「鼻汁やたんを含んだティッシュをふた付きのゴミ箱に捨てられる環境を整える」などを呼びかけている。
【インフルエンザの予防と治療 覚えておきたい7カ条】
・予防の基本は手洗い、うがい、室内では適度な湿度。
・ワクチン接種は毎年早めに。効果出るまで2週間。
・治療の基本は安静。睡眠、栄養補給は十分に。
・抗ウイルス薬、異常行動との関係は調査中。
・漢方薬を活用する医師も。
・薬の服用に関係なく、子どもから目を離さない。
・広めないための「咳エチケット」も忘れずに。
朝日新聞 |
2007年
11月29日 |
宮崎:期限切れワクチン接種 延岡の医療機関 男性2人に謝罪 |
延岡市は28日、同市内の医療機関で有効期限切れのインフルエンザワクチンを79歳と70歳の男性2人に誤って接種していたと発表した。今のところ健康被害は出ていないという。
市によると、市がインフルエンザの予防接種を委託している医療機関で今月19日、医師の指示を受けた看護師が入院中の男性患者2人にインフルエンザワクチンを接種。約2時間後に有効期限を確認していなかったことに気付き、ワクチンの空箱を見たところ、有効期限は「2007年9月12日」となっていた。
看護師はすぐ医師に報告。男性2人の健康状態観察を行ったが、異常は見られなかった。
通告を受けた市と医療機関は24日、男性2人の家族にミスの経過を説明し、謝罪した。
西日本新聞朝刊 |
2007年
11月28日 |
インフルエンザ「咳エチケット」提唱、予防に全力 厚労省「マスクして」 |
インフルエンザの患者が例年より早く増えている。厚生労働省は、人にうつさないための「咳(せき)エチケット」を提唱し、マスク着用を呼びかけはじめた。マスクで児童のインフルエンザ発症を減らしたとする共同研究も発表された。
(西村洋一)
国立感染症研究所(東京)によると、1医療機関当たりのインフルエンザの患者数は、研究所が全国で定点調査を始めた1987年以降、この時期としては過去最多。例年より1か月早く増えている。27日に発表された今月12〜18日の集計では北海道で急増中のほか、神奈川、千葉、東京、和歌山、兵庫、沖縄などで目立っている。
厚労省では、感染拡大を防ぐため、今季、「咳エチケット」の呼びかけをはじめた。もともとアメリカで提唱されていたものだが、新型インフルエンザ対策の中で、日本でも取り入れられることが決まった。
「咳・くしゃみの際にはティッシュなどで口と鼻を押さえ、周りの人から顔をそむける」「使用後のティッシュは、すぐにふた付きのごみ箱に捨てる」「症状のある人は、マスクを正しく着用し、感染防止に努める」の3か条を呼びかけるポスターを同省が作製、全国の保健所に配布した。
マスクをしないで、咳をすると、目には見えなくても、微小なつばなどのしぶき(飛まつ)が周辺2メートル程度に飛び散るという。
「インフルエンザウイルスは飛まつの中に大量にいて、吸い込むと感染する。感染拡大を防ぐにはマナーの向上が必要」と厚労省の担当者は話す。
ウイルスは極めて小さく、ウイルスだけが空気中を漂っている場合は、マスクをしていても通過する。だが、飛まつの大部分はマスクで防ぐことができる。
実際、インフルエンザにかかっていなくても、マスクを着用することで予防になることが、ユニ・チャーム(東京)と関西医科大学の共同研究で分かった。
この研究は今年2〜3月に、東京・荒川区内の小学校で行われた。1〜6年の児童254人を、登下校時と清掃時にマスクをつける児童とつけない児童に分け、それぞれのインフルエンザ発症率を調べた。マスクは市販されている、顔の形状に沿った「立体型」と呼ばれるものを使用した。
その結果、期間中マスクをつけた児童でインフルエンザにかかったのは151人のうち3人(発症率2.0%)。一方、マスクをつけなかった児童は103人のうち10人(同9.7%)だった。同時期の荒川区内の小学校全体の発症率(平均値)は8.2%だった。研究にあたった同大医学部准教授(耳鼻いんこう科)の久保伸夫さんは「より多くの子どもたちにマスクをするよう勧めたい」と話す。
日本臨床内科医会インフルエンザ研究班副班長で、廣津(ひろつ)医院(川崎市)の廣津伸夫さんは「家庭内では、インフルエンザの子どもを看病した母親に感染するケースが目立つ。看病人も家の中でマスクをすることが予防に役立つだろう」と話す。患者の熱が下がると安心してしまいがちだが、数日間は体内にウイルスが残っているという。「油断しないでほしい」と廣津さんはアドバイスしている。
患者増、最速ペース…ワクチン効果2週間後
研究機関の退職者らでつくるNPO法人バイオメディカルサイエンス研究会(東京)は、電話による「インフルエンザ市民相談窓口」を5日から開設している。
2003年から毎冬、開設されており、1シーズンに2000件以上の相談が寄せられる。特に30歳代の女性からの電話が多いという。「家族の健康を心配して相談してくるようです」と研究会常任理事の山寺静子さんは話す。流行が始まる前に、予防のための基礎知識をしっかり確認しておきたい。
「予防接種したのに感染したことがある。効果はあるのか?」「いつ接種すればいいのか」
11〜12月はこんな相談が相次ぐ。山寺さんは、「インフルエンザの予防接種は、基本的には重症化を防ぐのが目的なので、絶対に感染しないわけではありません」と説明する。
予防接種の効果が出てくるまでには2週間程度かかり、5か月程度は持続する。「住んでいる地域の流行状況をみながら12月中旬までに接種を済ませるといい。高齢者は症状が重くなりやすいので、特に接種を勧めたい」
接種した部分が赤くなる、微熱が出る、といった副反応(副作用)についての問い合わせもある。「症状は2〜3日で消えることがほとんど。不安な場合は医師に診てもらいましょう」と山寺さんはアドバイスする。
厚生労働省によると、昨年度のインフルエンザの予防接種の推定使用量は約1877万本。副反応が報告されたのは107人だった。予防接種との因果関係が否定できない後遺症が残ったのは4人。
予防接種以外にも、予防法はある。まず、帰宅時の手洗いとうがいを忘れずに。
インフルエンザウイルスは低温・乾燥の環境で、伝染力を保持する。部屋の温度は20度、湿度は50〜60%にしておきたい。ぬれタオルをハンガーにぶら下げるだけで効果がある。
「十分に睡眠をとり、栄養にも気を付ける。当たり前のことだが、軽く見ないでぜひ実行してほしい」と山寺さんは話している。
NPO法人バイオメディカルサイエンス研究会の相談窓口は3月末まで。電話(03・3200・6784、月〜金曜)か、電子メール(influt@npo-bmsa.org)で。
◇
国立感染症研究所感染症情報センターもホームページ(http://idsc.nih.go.jp/index-j.html)にQ&Aコーナーを設け、インフルエンザの基礎知識を詳しく紹介している。
[etc・えとせとら]子どもの異常行動親は目離さないで
子どもがマンションから転落するなど、インフルエンザ治療薬タミフルを服用した後の異常行動の報告が昨シーズンから相次いだ。親の間に不安の声が高まっている。
タミフルと異常行動の因果関係については、厚生労働省の作業部会が検証中だ。同省では現在、タミフルについて「異常行動による死亡例が報告された10歳代には、原則使用を控えること」「10歳未満などは、治療開始後、2日間は1人にしない」としている。
さらに、インフルエンザにかかっている場合、タミフルを服用していないときでも異常行動が出ることがあるため、「子どもの様子を家族がしっかり見守ることが大切」と呼びかけている。
読売新聞 |
2007年
11月27日 |
月内にも全国的流行か 記録的な早さに |
インフルエンザの患者報告数が急増し、今月中にも全国的流行が始まる可能性が高いことが27日、国立感染症研究所のまとめで分かった。今シーズンの流行開始は、記録的な早さになりそうだ。
全国約4700の定点医療機関1カ所当たりの報告数が、1週間で全国平均1.0人を超えると全国的な流行開始とされる。感染研によると、今月18日までの1週間は0.94人(前週は0.50人)で、次週の報告で1.0人を超える可能性が高い。超えた場合、1987年以降で最も早い開始となるという。
18日までの1週間の報告数は計4415人。都道府県別の定点当たりの報告は、急激な増加が続く北海道が8.1人と最多で、沖縄3.1人、神奈川1.8人、和歌山1.7人と続く。
厚生労働省によると、10月28日から今月17日までに休校や学級閉鎖をした保育園、幼稚園、小学校、中学校は計220施設。17日までの1週間だけで139施設に上る。
感染研は「ワクチン接種を予定している人は早く接種を済ませて」と呼び掛けている。
共同通信社 |
2007年
11月27日 |
<インフルエンザ>北海道が早くも「警報レベル」に |
国立感染症研究所が全国約4700カ所の医療機関を対象に実施しているインフルエンザの定点調査(11月12〜18日)で、北海道の流行が早くも「警報レベル(大きな流行の発生・継続が疑われる)」に達したことが27日分かった。全国の医療機関の平均患者報告数も0.94人となり、感染研は「次週には87年の調査開始以来最も早く、全国的な流行開始の指標となる1.0人を突破する可能性が高い」と注意を呼びかけている。
感染研によると、今シーズンのインフルエンザ患者は例年より1〜2カ月早い10月15〜21日の週から増加が始まった。
11月12〜18日までの1週間では、北海道の旭川市保健所管内で医療機関の平均患者報告数が32.9人となり、警報レベル(同30人)を超えた。全国の患者報告数も4415人と、前週から倍増した。都道府県別の平均患者報告数は北海道8.1人▽沖縄3.1人▽神奈川1.8人▽和歌山1.7人▽千葉1.5人▽兵庫1.4人▽岡山1.1人▽東京1.0人−−の順になっている。
感染研感染症情報センターの谷口清州・第一室長は「通常は11月末までに予防接種を受ければ間に合うが、今年は早めに済ませた方がいい。流行には地域差があり、居住地近くの状況を知ることも大切だ」と話す。
感染の広がりは感染研のホームページ(http://www.nih.go.jp/)の「インフルエンザ流行レベルマップ」で確認できる。【関東晋慈】
毎日新聞 |
2007年
11月27日 |
長野:中野の小学校、きょう学年閉鎖 今季初の集団感染 |
県と中野市は26日、同市立平岡小学校(寺島洋子校長)の4年生がインフルエンザに集団感染したと発表した。県内での集団感染は今季初めてで、例年よりも約2カ月早いという。同校では27日は4年生のクラスを閉鎖することを決めた。
同市学校教育課などによると、全校児童267人のうち、32人がインフルエンザに感染。4年生は34人中のうち、18人が発熱やせきなどで欠席し、15人はインフルエンザの症状を示したという。県健康づくり支援課は「インフルエンザの流行は例年よりも1カ月ほど早い。うがいや手洗いを励行してほしい」と呼び掛けている。【藤原章博】
毎日新聞 |
2007年
11月27日 |
三重:集団風邪:今年度初の学級閉鎖−−四日市・浜田小 |
県健康危機管理室に26日入った連絡によると、四日市市立浜田小学校が1年生3学級のうち1学級を集団風邪で27日に学級閉鎖することを決めた。今年度初の学級閉鎖で、昨年度より50日早く、最近10年間では最も早いという。
同学級では26日、児童30人のうち16人が、発熱などの症状を訴えて欠席し、うち1人はインフルエンザと診断された。他に3人も同様の症状を訴えたため、学級閉鎖を決めたという。
同室は、外出から帰ったら手洗いとうがいをすることや、十分な睡眠をとることなど、予防対策を呼び掛けている。【田中功一】
毎日新聞
|
2007年
11月26日 |
山形:県内流行ピークは1、2月か インフルエンザ、例年より早く |
11月に入って首都圏を中心にインフルエンザの患者数が急増しているが、県保健薬務課によると、県内でも今月上旬、昨シーズンより2カ月ほど早く感染者が確認された。最近7シーズンは最初の感染者が確認されてから2、3カ月後に感染者数が最も多くなる傾向にある。同課は今シーズンのピークは2008年1月から2月ごろの可能性が高いとみて、特に高齢者を中心に早めの予防接種を呼び掛けている。
同課によると、11月上旬に置賜地区で60代女性の感染が確認されてから、18日現在まで、最上地区に住む50代女性と70代男性の計3人の患者が出ている。1万2854人の感染者を出した昨シーズンの同時期はゼロだった。
厚生労働省健康局によると、11月10日現在、東京都で171人の患者を確認。ほかに神奈川県89人、埼玉県24人、千葉県11人などとなっている。大都市を中心に患者数が急増していることから、全国的に今シーズンのピークは例年より早まるとの見方を示している。
昨シーズンの本県は、12月末に最初の感染者を確認。1カ月後の07年1月22日−28日には360人がかかり、感染者数がピークに達した3月19日−25日には1484人が感染するなど、過去7シーズンの傾向をみると、流行は最初の感染者が出てから2、3カ月後に頂点に達している。
インフルエンザにかかると▽38度以上の高熱▽体が重く節々が痛くなる▽頭痛−などの症状が出る。特に免疫力が弱い乳幼児や高齢者は症状が悪化すると脳症や肺炎などの合併症を引き起こし、最悪の場合、死に至ることもある。
予防策として県衛生研究所は、うがい、手洗いの徹底はもちろん、特に免疫力を強化し、重症化を防ぐのに効果がある予防接種を受けることを勧めている。予防接種は抗体ができるまで2週間から1カ月かかることから、同研究所は「1度、接種すると約5カ月間、効果が続く。本格的な冬に入る前に接種してほしい」と話している。
インフルエンザウイルスの有無を調べる県衛生研究所の職員。高齢者を中心に早めの予防接種を呼び掛けている
インフルエンザ インフルエンザウイルスによる感染症。通常の風邪は、のどの痛みや鼻水、くしゃみ、せきなどが中心だが、インフルエンザは38度以上の高熱を発し頭痛、関節痛や筋肉痛など全身に症状が現れる。せきやくしゃみなどの際、唾液(だえき)などに含まれるウイルスが飛び散って感染する。罹患(りかん)した場合は投薬治療などにより、長くて1週間程度で回復する。65歳以上の高齢者は、予防接種法により、各市町村が予防接種の費用を一部助成している。
山形新聞 |
2007年
11月26日 |
インフルエンザが拡大 北海道と関東地方で流行 |
全国のインフルエンザ患者数が急増していることが厚生労働省のまとめで26日、分かった。特に北海道と関東地方で流行が拡大しており、厚労省は「うがい、手洗いを徹底してほしい」と注意を呼びかけている。
厚労省によると、学級閉鎖などの措置を取った保育所、幼稚園、小中学校の患者数をまとめたところ、今月11〜17日に新たに罹患(りかん)したのは3523人だった。前週の報告(1604人)から倍増。53人しか発生しなかった昨年の同時期と比べ、今年のインフルエンザ流行は早く始まっていることが判明した。
特に北海道が顕著で、新規患者は1251人。そして神奈川県(同229人)、東京都(同158人)が続いている。また、兵庫県(同116人)や大阪府(同22人)など、関西圏でも流行の兆しが出ている。
産経新聞 |
2007年
11月24日 |
和歌山:インフルエンザ 過去5年で最も早い流行 うがい手洗い徹底して |
県内でインフルエンザが例年に比べて早い時期に発生している。11月12〜18日に観測医療機関が県に報告した患者数は83人で、例年よりも1〜2カ月ほど早く、過去5年間で最も早かった。22日現在で流行の範囲は和歌山市など紀北地域だけだが、県健康対策課は「インフルエンザは冬になれば確実に発生する感染症。うがいや手洗いなど、予防を徹底してほしい」と注意を呼び掛けている。
インフルエンザは、県内50カ所の医療機関で1週間単位で定点観測をしている。患者数を定点医療機関の数で割った定点当たりの数値が10以上で注意報、30以上で警報を出している。
今シーズンで初めて報告があったのは10月22〜28日で、和歌山市保健所管内の11人だった。その後、岩出、海南、橋本、湯浅保健所管内に広がり、11月12〜18日には83人となった。和歌山市内では10月29日以降40人以上の報告数が続いている。定点当たりの数値で見ると、県内全体では1・66で注意報を発令する10には達しておらず、本格的な流行には至っていない。
また、例年は感染が広まり急激に患者数が増加することが多いが、現時点では流行の拡大が緩やかな傾向にあり、御坊保健所以南の地域では感染が報告されていない。
県健康対策課によると、県内でインフルエンザの感染報告患者数が50人を超えるのは、例年で1月ごろ、早くても12月中旬になることが多い。流行の早い立ち上がりは、首都圏を中心に全国で同じ傾向にあるが、その背景は気候や予防接種率、ウイルスの種類など、さまざまな要因が考えられるため、一概にいえないという。
同課は「現時点では流行の大小は分からないが、冬場はインフルエンザと共通して、感染症胃腸炎も流行する季節。感染を防ぐ注意が必要」と話している。
紀伊民報 |
2007年
11月23日 |
インフルエンザ:下妻・上妻小、2年2学級閉鎖 /茨城 |
県は22日、インフルエンザの集団発生で下妻市立上妻小学校(須藤芳夫校長、児童数446人)2年の2クラスが相次いで学級閉鎖したと発表した。19、21日に2クラスの児童計81人のうち23人が欠席し、出席した12人にインフルエンザの症状がみられた。県保健予防課は、帰宅時の手洗いやうがいなどによる予防を呼び掛けている。
毎日新聞 |
2007年
11月21日 |
弘前北小で集団風邪/県内2校目 |
弘前市の北小学校で集団風邪が発生し、21日から学級閉鎖などの措置を取ったことが同日、分かった。県教委スポーツ健康課のまとめによると、今冬の集団風邪の発生は同校が県内2校目。
同校によると20日、1年3組で24人の児童のうち15人が罹患(りかん)、8人が欠席。同じく4年1組で30人のうち10人が罹患、9人が欠席した。このため、1年3組は21、22の両日を学級閉鎖、4年1組は短縮授業とした。約131人がインフルエンザA型と診断されているという。
同校は「他学年に急激に広がっている様子は、今のところないようだ。週末の3連休で休養して、収まってくれれば」と話していた。
東奥日報
|
2007年
11月21日 |
福島:早くも学級閉鎖、福島市内の小学校で |
◇県がエチケット向上を呼び掛け
福島市内の小学校で1学級が20日、インフルエンザに伴う学級閉鎖措置を取った。県教委によると、県内の学年・学級閉鎖は昨年よりも約2カ月早い。また県によると、インフルエンザの県内の患者数は第44週(10月末〜11月第1週)が5人だったのに対し、第45週(11月第2週)には23人に増加した。県は感染予防に加え、感染した後のマスク着用の徹底など「エチケット向上」を呼び掛けている。
同小学校では、16日に1年生の児童1人がインフルエンザに感染。19日までに6人に増えたため、20日から3日間の学級閉鎖を決めた。他のクラスや学年に流行のきざしはないという。
県医療看護グループによると、今冬のようなインフルエンザの早期発生が、大流行につながるとは限らないという。過去5年間で最も流行した04〜05年冬は、患者発生のピークが2月下旬で、逆に患者数が比較的少なかった05〜06年冬は、今冬同様に11月下旬から患者が増えた。同グループは「流行の程度は予想できないが、警戒は必要」と注意を呼び掛けている。
同グループでは、ワクチン接種やうがいによる予防に加え、患者に対しても▽外出時はマスクを着用▽くしゃみで口と鼻を覆った手が汚れたら、しっかり洗う――など感染拡大を防ぐエチケットマナー向上を訴えている。
毎日新聞 |
2007年
11月20日 |
和歌山・岩出市で学級閉鎖 |
県健康対策課は19日、インフルエンザとみられる集団風邪で、岩出市立上岩出小の5年生1クラスが20、21日の2日間、学級閉鎖すると発表した。今冬、和歌山市以外の学級閉鎖は初めて。
毎日新聞 |
2007年
11月20日 |
石川:インフルエンザ流行、今冬は急ぎ足 県内、1カ月ほど早く 11月上旬に患者11人
|
インフルエンザの予防接種を受ける人が増えている=金沢市内のクリニック
インフルエンザ流行のペースが、石川県内で例年より1カ月ほど早く、各自治体や医療機関では予防や早期接種の啓発に懸命となっている。県内の定点医療機関(48カ所)では、例年11月上旬の患者数は0〜2人だが、今年は初発の週(5〜11日)で11人を確認。初期の予防が流行規模を左右するだけに、県教委は「咳(せき)の際は他人から顔を背け1メートル以上離れる」「ティッシュはふた付きのごみ箱に捨てる」などのマナーを学校に通知し、“水際作戦”を展開する。
県医師会によると、県内では10月20日以降、インフルエンザの患者が目立ち始め、東京都内で患者数が急増したとの報道が流れた先月末ごろから、ワクチンの接種を受ける人が増えてきたという。
昨年度は年明けの1月以降という超スローペースの流行で、暖冬の影響が指摘されたが、県によると、今年度の早期流行の理由は定かでなく、国立感染症研究所も明確にしていない。
県教委では、近年は12月以降に発生する学校の集団かぜも今冬は早まる可能性が大きいとみており、今週中に「咳エチケット」の周知徹底を県立学校や各市町に通知する。咳エチケットは厚生労働省が定めた今冬のインフルエンザ総合対策のキーワードで、マスク着用や人込みで咳、くしゃみをする際の注意点をまとめている。
県も20日、ホームページを更新して予防方法を掲載。外出後のうがい・手洗い励行、十分に睡眠を取る、症状があれば早期に受診するなどの基本厳守を呼び掛けた。健康推進課は「予防接種は効果が出るまでに約4週間かかるが、今なら流行のピークまでに十分、間に合う」とし、早めの接種を求めている。
一方、治療用の抗ウイルス薬タミフルは、服用後の異常行動の報告が相次いだことや、厚労省が10代への処方を原則差し控える内容の警告を出したことを受け、今冬の国内供給量は前年同期の半分の600万人分に抑えられた。それでも県内では現時点で、世界的に需要が高まり品薄となった2年前のような事態には至っていないという。
懸念される新型インフルエンザに備えた県のタミフル備蓄も、今年度で計画していた9万8千人分の確保を完了した。
北國新聞 |
2007年
11月20日 |
今冬初 青森県内の学校で集団風邪 |
青森県教委に19日入った連絡によると、田舎館村立西小学校で集団風邪が発生した。県内の学校で集団風邪が確認されたのは今冬初めてで、同日時点での発生は過去20年で最も早い。
県教委によると、同校の1年生、3年生の計26人が19日、インフルエンザや風邪の症状で欠席、このほかにも罹患(りかん)者が多数いるという。同校は20日から3日間、1年生と3年生を学年閉鎖することを決めた。
県教委は今月16日付で県内市町村の教育長と県立学校長に対し、インフルエンザ予防策を通知済み。外出後の手洗いとうがい、十分な休養などについて徹底するよう求めている。
デーリー東北新聞社 |
2007年
11月20日 |
盛岡の幼稚園閉鎖 インフルエンザ |
県保健衛生課は19日、盛岡市高松の盛岡聖心幼稚園(園児34人)で、インフルエンザとみられる集団風邪が発生したと発表した。同園は20-22日の3日間、閉鎖する。県内の幼稚園や小中学校で、インフルエンザによる閉鎖は今季初めて。19日は20人がインフルエンザや風邪の症状を訴えて欠席した。
毎日新聞 |
2007年
11月20日 |
長野:今季は早まる兆し 県内のインフルエンザ流行 |
今季、県内のインフルエンザの流行が早まる兆しをみせている。県の調査で、11月上旬の1週間の患者数が約30人に上り、過去4シーズンで最も多かった同時期の患者数と比較して約5倍。県健康づくり支援課は「今後、県内で感染が拡大する恐れがある」として、規則正しい生活やワクチン接種を呼び掛けている。
インフルエンザは、県内88の病院で定点観測しており、週間患者数が88人を超えると、県内で流行期に入ったとされる。例年だと、2−3月ごろにかけて週間あたり3千−7千人近い患者が感染してピークを迎え、4−5月ごろ沈静化する。
同課は「流行のピークは年によってまちまちで、あまり予測は立てられないが、インフルエンザが流行しない年はない」と説明。患者の検体を環境保全研究所で分析して型の特定を進めるとともに、症状の軽減や感染防止に予防接種を勧めている。
インフルエンザの予防接種は、効果が表れるまで2週間ほどかかるといい、早めの接種が必要。費用は病院によって異なるが数千円程度という。65歳以上など定期予防接種の対象者は、市町村が費用の全額または一部を負担している。子どもは2回に分けて接種する。
長野市民病院(同市)では、19日現在で約120人が予防接種を受けているという。同病院は「春の麻疹(ましん)の流行でワクチン不足が騒がれたが、インフルエンザは十分足りている」としている。
また、同課では、昨冬は例年の約2倍の患者で大流行したノロウイルスに代表される感染性胃腸炎が、今年も増加の傾向をみせているとして警戒。手洗いの励行など日常生活での基本的な予防を呼び掛けている。
中日新聞 |
2007年
11月18日
|
福島:インフルエンザ流行の兆し 県北中心に患者23人 |
インフルエンザが例年より1−2カ月早く流行の兆しを見せている。関東や西日本、北海道では学級閉鎖や休校措置を取る学校も出始めた。県内の患者数は、県感染症発生動向調査週報(4−10日)によると、医療機関の定点報告で前週4.5倍の23人。本格的な冬を前に感染を避けるため予防接種を受ける人も例年より多く、病院やクリニックの待合室は連日混雑している。予防接種の効果が出るのは体内に抗体ができる2週間後となるため、医療機関は早めの接種を呼び掛けている。また、インフルエンザ治療薬タミフルの10代への処方が原則禁止されたことから「受験生や抵抗力の弱い人は特に注意してほしい」としている。
県の週報(4−10日)では、県内80の医療機関から報告があった。県北地域が最も多く13人、いわき市が8人、郡山市、会津が各1人となっている。同時期の2005(平成17)年はゼロ、06年は4人で、今季は患者数が多めに推移している。
県医療看護グループによると、県内のインフルエンザの患者数は例年1万5000人前後で、昨年が1万9486人、05年が1万4131人、大流行した04年が2万7089人だった。
インフルエンザ流行の兆しとあって、予防接種を受ける人も例年より増えている。福島市のみずの内科クリニック(水野兼志院長)では10月から予約を受け付けたが、予防接種を受ける人は昨年に比べて2割から3割増えているという。
水野院長は「県北地域の定点報告で13人ということは、患者はもっと多いと考えられ、県内でも流行する恐れがある」と注意を呼び掛ける。
福島民友新聞 |
2007年
11月17日 |
千葉:インフルで1学年閉鎖 市原の辰巳台東小 |
市原市教育委員会は16日、辰巳台東小学校の1年生でインフルエンザによる欠席が増えていることから同日から19日までの4日間、1学年(4クラス)を学年閉鎖したと発表した。
同教委によると、1年生106人のうち、12日にインフルエンザと診断された児童2人が欠席した。15日にはインフルエンザによる欠席児童は7人に増え、発熱やおう吐による症状で欠席した児童26人を合わせて33人が欠席した。学校医などと協議して感染防止のために学年閉鎖を決めた。
同教委は、市内の小、中学校に対して、うがいや手洗いの励行など予防対策の徹底を指示した。
◆野田では1クラス 山崎小
野田市は16日、インフルエンザによる欠席児童が増加している市立山崎小学校(境博照校長、児童数428人)のうち、3年生の1クラス35人を19日に学級閉鎖すると発表した。
同校では、16日の欠席者が34人に上り、このうち学級閉鎖するクラスではインフルエンザによる欠席者7人、集団風邪8人の計15人が学校を休んでいた。
千葉日報 |
2007年
11月17日 |
インフルエンザ患者数、例年より1月早いペースで増加 |
国内のインフルエンザの患者数が、例年よりも約1月早いペースで増え始めている。Aソ連型が多いのが特徴で、高齢者はワクチンを受けるなど、流行する前に早めの対策が必要だ。
国立感染症研究所が16日に発表した全国約5000か所の定点医療機関の集計によると、先月29日〜今月4日の報告患者数は1217人。1医療機関あたりの報告数は0・26で、昨年同時期の0・01に比べ大幅に増えている。北海道、東京都、神奈川県、沖縄県の報告数が多い。
厚生労働省によると、先月28日以降、全国でインフルエンザによるとみられる保育園や幼稚園、小中学校での休校(園)が4施設、学年閉鎖が16施設、学級閉鎖が58施設あった。
読売新聞 |
2007年
11月15日 |
奈良県:榛原西小、インフルエンザで学級閉鎖 今季県内初の集団発生 |
奈良県は14日、児童14人がインフルエンザとみられる症状を起こした宇陀市立榛原西小学校(同市榛原区下井足)の4年生学級について、15日から2日間、学級閉鎖にすると発表した。インフルエンザの集団発生は今シーズン初めてで、昨シーズン(1月22日)より2カ月以上早い。
県によると、同小では14日、4年生33人のうち、発熱や頭痛などで8人が欠席、出席した6人も同様の症状を訴えたという。インフルエンザは来年3月下旬までの間に流行することが予想されるため、県はうがいや手洗いの励行などで予防するよう呼びかけている。
産経新聞 |
2007年
11月15日 |
青森市で鳥インフル防疫演習 |
高病原性鳥インフルエンザの万一の発生に備え、県と県獣医師会は15日、青森市の青い森アリーナで防疫作業の実動演習を行った。発生規模によっては、職務にかかわらず県職員挙げて現場に出動することもあるため、今回は畜産担当以外の職員を含む約50人が、防護服を身に着け、防疫資材の取り扱いや、感染した鶏を処分する手順を体験した。
参加者は感染防止のための健康診査を受けた後、防護服、マスク、ゴーグルなどで完全防備。重さ2キロの作り物の鶏をケージから取り出し、二酸化炭素で処理、箱詰めするまでを体験した。
万一の際は、指揮を執る立場の田中孝明県農林水産部次長も防護服を着込んで演習に参加。「実際に扱う鶏は生きているだろうから、扱いに慣れていないと大変な作業だろう」と重労働を実感していた。
演習には農水省青森農政事務所の職員も参加したほか、生産者、畜産関係団体の担当者を含む約220人が真剣な表情で見守った。
県によると、県内では採卵鶏、ブロイラー合わせて約1千万羽の鶏が飼養されている。
東奥日報 |
2007年
11月15日 |
トキの交換18日に再開 トキの交換18日に再開 13羽中国へ、2羽日本へ |
環境省は15日、鳥インフルエンザの発生で2003年4月以降、中断していた日中間のトキの個体交換を再開し、18日に中国から2羽の寄贈を受け入れ、20日に13羽を中国に移送すると発表した。
13羽は、2000年に中国から寄贈された「メイメイ(美美、雌)」の子で03−07年に生まれた雄8羽と雌5羽。佐渡トキ保護センター(新潟県佐渡市)で飼育されてきた。メイメイ寄贈の際、「生まれた子どもは日中両国で分け合い、奇数番目は中国のものとする」と取り決めたのに基づく措置。
寄贈されるのは雄と雌各1羽でともに4歳。中国国家林業局などからの代表団6人とともに到着し、19日には佐渡市で引き渡し式が行われる。今後、同センターで飼育される予定。
交換再開は4月の首脳会談で合意し、温家宝首相が新たな2羽の贈呈を表明していた。
共同通信 |
2007年
11月15日 |
公費負担でインフルエンザ集団接種/宮古島市、小中学生対象 |
【宮古島】宮古島市の伊志嶺亮市長は15日午前、同市役所平良庁舎で会見し、小中学生を対象に全額を公費で負担するインフルエンザ予防接種を10数年ぶりに、18日から始めると発表した。同市によると、宮古地区での集団接種は1994年に予防接種法が改正されて以来初めて。市は、約6割を目標に保護者らに接種を呼び掛けた。
県によると、2001年以降、小中学生を対象にした集団予防接種に自治体が公費負担するのは初とみられる。
宮古島市内のすべての小中学生約5800人分のワクチン代など関係予算約940万円は9月の同市議会臨時議会で可決。宮古地区医師会が業務を委託する。予防接種は、総合体育館など市施設で実施する。
同市によると、市内では今年1月から5月にかけて小中学校と高校で計5校が学級閉鎖となっており、宮古地区医師会などから集団予防接種の希望があった。
沖縄タイムス |
2007年
11月15日 |
インフルエンザ:流行、本格化 札幌に患者集中、相次ぐ学級・学年閉鎖 /北海道 |
|
◇2カ月早く
札幌市を中心に、インフルエンザの流行が例年より2カ月早く本格化している。11月4日現在の全道の患者数199人のうち、7割を占める141人が札幌に集中し、小中学校の学級・学年閉鎖が相次いでいる。今後、寒さが厳しくなるにつれてさらに流行が拡大する恐れがあり、道や市はワクチン接種や登下校時のうがい、手洗いの励行を呼びかけている。【内藤陽】
札幌市地域保健課によると、インフルエンザの患者数は市内56の医療機関を定点医療機関に指定し、1週間ごとに報告を受けている。今季は第41週(10月8-14日)まではゼロが続いていたが、42週(10月15-21日)にいきなり21人を記録、43週(10月22-28日)には109人に上った。
例年、10人以上になるのは12月中旬、100人を超えるのは12月下旬だ。患者はさらに増え続け、44週(10月29日-11月4日)には141人に達し、統計を取り始めた00年以降、この時期としては最多となった。
141人を年齢別にみると、0-9歳の乳幼児や児童が110人と全体の8割を占める。区別では中央区(52人)と西区(51人)が特に多い。札幌のほかは▽旭川、江別市各15人▽深川市8人▽富良野市7人などとなっており、札幌の多さが際立つ。ウイルスはAソ連型と、全国的に共通している。
札幌市教委によると、インフルエンザの流行に伴い、1-14日の累計で札幌市内の小学校は11校19学年が学年閉鎖、小中学校は31校70学級が学級閉鎖した。中央区の市立二条小(後藤宏校長、児童数323人)では12日、児童34人が発熱などのため欠席、出席した児童44人も症状を訴えたため、13日から患者の多かった2年(計60人)を3日間の学年閉鎖とした。
国立感染症研究所感染症情報センター(東京都)によると、全国の患者数(44週)は1217人。北海道のほか沖縄、神奈川、千葉県、東京都で患者数が100人を超えた。いずれもこの時期の患者数としては異例の多さとなっているが、例年より早く患者数が増えている要因は不明だ。同センターの谷口清州第一室長は「今後、人口密度の高いところから周辺に拡大する可能性もある」と警告している。
毎日新聞
|
2007年
11月15日 |
茨城県:下妻でインフルエンザ集団発生 |
県保健福祉部に14日入った連絡によると、下妻市半谷の市立上妻幼稚園(園児73人)でインフルエンザが集団発生し、29人が欠席したほか、登園した園児13人にも症状が見られた。このため、同園は15、16日の2日間休園となった。県内でインフルエンザの集団発生が確認されたのは今季初めて。県内は例年、12月から1月にかけて最初の集団発生が起きており、11月半ばでの発生はここ10年で一番早いという。今季は全国的にインフルエンザの流行時期が早まるとされており、県は「帰宅時の手洗いやうがいを徹底してほしい」と呼びかけている。
読売新聞 |
2007年
11月15日 |
栃木県:首都圏インフルエンザ急増 本県流行の兆し |
十月下旬に全国の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は一施設当たり〇・二人で、この時期としては過去十年間で最多となったことが十三日までに分かった。東京、神奈川など首都圏で急増しているほか、県内でも既に患者が報告されており、県保健福祉部は「本県での流行は近い」とみている。県内の医療機関の中には、予防接種希望者が例年より早めに訪れるといった動きも出ている。
首都圏で患者が増えると、他の地域にも感染が広がる恐れがあるとされている。県健康増進課は「南関東でインフルエンザが増えているほか、毎年十二月は流行シーズンに入るため、本県も流行は近い」と指摘している。「予防には手洗い、うがいを心掛け、体の具合が悪いときは十分な休養を取ってほしい。インフルエンザにかかったと思ったら、すぐに医療機関で受診してほしい」と呼び掛けている。
国立感染症研究所は定点当たりの報告数が一・〇人を超えると、全国的な流行開始と判断している。流行開始は例年、十二月中−下旬だが、昨シーズンは一月中旬と過去十年間で二番目の遅さだった。
今年十月二十二−二十八日の一週間に全国約四千六百の内科、小児科から報告された患者数は九百三十一人で、定点当たり〇・二〇人。過去十年間の同時期は〇・〇〇から〇・〇九人で今年は特に多い。東京が百十二人、神奈川が百六十三人、北海道が百十人などと急増している。
同じ一週間で県内七十三の定点医療機関から報告された患者数は二件で、定点当たりは〇・〇三人。十月二十九−十一月四日までは一件で、定点当たり〇・〇一人だった。県健康増進課によると、前年同期はゼロだった。県内では前のシーズンの流行のピークは今年三月中−下旬と遅かった。
県内では早めに予防接種を済ます人も少なくないようだ。さくら市桜野の岡医院では、予防接種希望者の出足が例年より二、三週間ほど早いという。岡一雄院長(49)は「ニュースで今年はインフルエンザの流行が早いと聞いたり、タミフルの問題を心配して、予防が重要だと考えているようだ」と話している。
下野新聞 |
2007年
11月15日 |
横浜の幼稚園、集団風邪で閉鎖 |
神奈川県は14日、横浜市旭区の私立まきが原幼稚園(園児277人)が集団風邪で、施設閉鎖したと発表した。
県によると、同園は13日に園児48人が発熱やおう吐などで欠席。そのうち13人がインフルエンザに感染しているという。同園は14日から16日まで閉鎖する。県内では今年初めての施設閉鎖だという。
産経新聞 |
2007年
11月13日 |
山梨・甲府市立中道北小、今度は5年生で学年・学級閉鎖 インフルエンザ |
県は12日、甲府市立中道北小学校(星野孝大校長、児童数209人)の5年生でインフルエンザとみられる集団風邪が発生したと発表した。同校の5年生は1クラスのみで、13-15日の3日間、学年閉鎖する。同小では9日にも4年生で集団風邪が発生し、12日の1日間、学年閉鎖した。昨季より2カ月半早く学年閉鎖が始まっており、県は、マスクの着用やうがいの励行などを呼びかけている。県健康増進課によると、12日は5年生38人のうち15人が欠席。出席した23人のうち3人も風邪の症状を訴えた。
毎日新聞 |
2007年
11月13日 |
福井県:インフルエンザ流行早まる? 県が感染予防策徹底を通知 |
インフルエンザの流行が例年より早まる可能性があるとして福井県は12日、各市町や健康福祉センター、医師会などに対し感染予防対策の徹底を図るよう通知した。
県によると、インフルエンザの集団発生は昨年同時期は全国で0施設だったが、今年10月28―11月3日の1週間には東京、滋賀、大阪など10都府県、2政令市の21施設で確認されており例年と比べ1カ月程度早まっているという。
県の調査では現在のところ県内での集団発生はないが、県健康増進課は「県内の流行のピークは、最近3シーズンは1月以降にみられたが、例年と比べて早くなる可能性がある」として各市町、県・郡・市医師会、健康福祉センターなどに予防策の徹底と施設や県民への周知を要請した。
県は▽手洗い・うがい▽人込みを避ける▽適度な湿度を保つ▽栄養と休養を十分に取る▽ワクチンの接種―の予防策と、感染した場合、マスクを着用して早めに医療機関を受診するよう呼び掛けている。
福井新聞 |
2007年
11月13日 |
和歌山市の2小学校で学級閉鎖 集団風邪 |
|
県健康対策課は12日、和歌山市内の2小学校計2クラスでインフルエンザとみられる集団風邪が発生し、13日から3日間、学級閉鎖する、と発表した。同様の症状での学級閉鎖は過去10年で最も早い。
同課によると、12日に安原小と雑賀小で2年生計17人が欠席。うち9人がインフルエンザと診断された。県には先月22日以降、同市内で55人、岩出市内で4人のインフルエンザ感染の報告が医療機関からあった。
高齢者や妊婦、乳幼児は重症になるケースもあり、同課は予防接種や帰宅後の手洗い、うがいを呼びかけている。
毎日新聞
|
2007年
11月11日 |
転落飛び降り29人に=新たに2人、タミフル服用後−厚労省 |
異常行動や突然死との関連が指摘されているインフルエンザ治療薬「タミフル」服用後、新たに2人の転落・飛び降り事例が報告され、2001年の販売開始以降の同事例は計29人に上ったと、厚生労働省が11日の薬事・食品衛生審議会の安全対策調査会に報告した。いずれも同省が10代への使用中止とした緊急安全性情報を出した3月より前の事例。2人にけがはなかった。
時事通信社 |
2007年
11月11日 |
タミフル服用後の飛び降り、新たに2件 |
インフルエンザ治療薬タミフルを服用後に自宅2階から飛び降りたケースが新たに2件あったことが分かったと、厚生労働省が11日の薬事・食品衛生審議会安全対策調査会で報告した。
2件とも、同省が、異常行動を警戒し、10代患者へのタミフル使用中止を決めた3月より前の事例で外傷はなかったという。
同省によると、1件は10歳未満の男児で昨年5月、もう1件は10代男性で昨年2月だった。タミフルを販売する中外製薬から同省に報告があった。服用後の転落や飛び降りたケースは、これで29件(うち10代は23件)となった。
また厚労省は、タミフル服用と異常行動の因果関係について、現在行われている動物実験や臨床試験、疫学調査などの結果を12月中旬の次回調査会で評価、それを基に因果関係を判断する方針を明らかにした。
動物実験の途中結果に関して、同省は10月24日に「現時点で因果関係を示すような結果は出ていない」との見解を示している。
インフルエンザの流行時期が近づいていることから、同省は10代への投与中止などの措置についてあらためて周知するよう近く製薬会社に指示する。
産経新聞 |
2007年
11月10日 |
インフルエンザ流行兆し?/首都圏で患者急増 |
10月下旬に全国の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、1施設当たり0・2人と、この時期としては過去10年で最多だったことが国立感染症研究所のまとめで9日分かった。東京、神奈川など首都圏で報告が急増。今シーズンの全国流行の立ち上がりは早い可能性がある。
感染研感染症情報センターの安井良則主任研究官は「首都圏で患者が増えると、他の地域にも感染を広げる恐れがあり要注意だ」と指摘。「予防にはワクチン接種や手洗い、うがいなどを心掛け、発熱や倦怠(けんたい)感があるときは無理に会社や学校へ行かず、医療機関で受診を」と呼び掛けている。
感染研は、定点当たりの報告数が1・0人を超えると、全国的な流行開始と判断している。流行開始は例年、12月中〜下旬だが、昨シーズンは1月中旬と過去10年で2番目の遅さだった。
先月22〜28日の1週間に全国約4600の内科、小児科から報告された患者数は931人で、定点当たり0・20人。過去10年の同時期は0・00〜0・09人で今年は特に多い。
都道府県別では、夏からの流行が治まっていない沖縄県が274人と最多だが、これまで報告が少なかった東京が112人、神奈川が163人、北海道が110人などと急増した。
厚生労働省が集計している全国の学校、学級閉鎖数も、11月3日までの1週間でみると21施設と、例年の同時期に比べ多いという。
産経新聞 |
2007年
11月10日 |
集団風邪:インフルエンザか 甲府市立中道北小4年、今季初の学年閉鎖 /山梨 |
県は9日、甲府市立中道北小学校(星野孝大校長、児童数209人)の4年生で、インフルエンザとみられる集団風邪が発生したと発表した。同校の4年生は1クラスのみで、12日の1日間、学年閉鎖する。県内の小・中学校で、学年・学級閉鎖されるのは今季初めてで、昨季より2カ月半ほど早い。
県健康増進課によると、4年生33人のうち9日は16人が欠席、5人が風邪の症状を訴えた。
産経新聞 |
2007年
11月9日 |
インフルエンザ流行兆し? 首都圏で患者急増 過去10年で最多 「医療ニッポン」 |
|
10月下旬に全国の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、1施設当たり0.2人と、この時期としては過去10年で最多だったことが国立感染症研究所のまとめで9日分かった。東京、神奈川など首都圏で報告が急増。今シーズンの全国流行の立ち上がりは早い可能性がある。
感染研感染症情報センターの安井良則(やすい・よしのり)主任研究官は「首都圏で患者が増えると、他の地域にも感染を広げる恐れがあり要注意だ」と指摘。「予防にはワクチン接種や手洗い、うがいなどを心掛け、発熱や倦怠(けんたい)感があるときは無理に会社や学校へ行かず、医療機関で受診を」と呼び掛けている。
感染研は、定点当たりの報告数が1.0人を超えると、全国的な流行開始と判断している。流行開始は例年、12月中-下旬だが、昨シーズンは1月中旬と過去10年で2番目の遅さだった。
先月22?28日の1週間に全国約4600の内科、小児科から報告された患者数は931人で、定点当たり0.20人。過去10年の同時期は0.00-0.09人で今年は特に多い。
都道府県別では、夏からの流行が治まっていない沖縄県が274人と最多だが、これまで報告が少なかった東京が112人、神奈川が163人、北海道が110人などと急増した。
厚生労働省が集計している全国の学校、学級閉鎖数も、11月3日までの1週間でみると21施設と、例年の同時期に比べ多いという。
▽インフルエンザ
インフルエンザ インフルエンザウイルスによる感染症。国内で毎年1000万人前後がかかるとされる。通常の風邪は、のどの痛み、鼻水、くしゃみ、せきなどが中心で全身症状はあまりみられないが、インフルエンザは38度以上の高熱や頭痛のほか、関節痛や筋肉痛など全身の症状が突然現れるのが特徴。安静にしていれば通常、1週間程度で回復する。発症後3-7日はほかの人に感染させる恐れがあるとされる。
共同通信社
|
2007年
11月8日 |
注射いらず、飲むワクチン…東大が開発 |
|
口から飲んで腸の粘膜から吸収される新型のワクチンを、東京大医科学研究所の清野宏教授(粘膜免疫学)らが開発した。粘膜にある免疫機構を働かせる「スイッチ」役の細胞に着目。この細胞を標的にするたんぱく質とワクチンを組み合わせてマウスに飲ませたところ、有効性を確認した。
注射器が不要で、インフルエンザやエイズウイルス(HIV)の次世代ワクチンへの利用が期待される。
腸や咽頭(いんとう)の粘膜には、M細胞と呼ばれる細胞があり、ウイルスや細菌、アレルギーの原因物質を取り込むと免疫機構を働かせる。ただ、腸内にあるM細胞の数が非常に少なく、利用するのが難しい。このため、国内で承認されている飲むワクチンはポリオしかなかった。
清野教授らは、M細胞のみに反応する特殊なたんぱく質をマウスの粘膜の中から見つけ、破傷風やボツリヌス菌のワクチンと結合させて、マウスに飲ませたところ、病原体を防ぐのに十分な量の抗体が血液などに分泌されていることを確認した。
また、マウスにこのワクチンを与えた後、致死量の1万倍のボツリヌス菌の毒素を注射しても、マウスは死なず、予防効果があることも分かった。
読売新聞
|
2007年
11月6日
|
ワクチン:飲み薬タイプ開発 東大医科研などマウスで成功 |
|
腸などの粘膜から吸収される新型の飲むワクチンを、東京大医科学研究所などが開発した。粘膜にある免疫システムを作動させる細胞に着目。これを見分けるたんぱく質をワクチンの運び役にして、効率的に免疫を働かせることにマウス実験で成功した。インフルエンザやエイズなどに対する「痛くない」ワクチンの開発につながると期待される。5日発行の米医学誌に発表した。
飲食や呼吸により常に外界にさらされている腸や肺の粘膜には、侵入した異物を排除し身体を守る独自の免疫システムがある。粘膜表面のM細胞が異物を認識し、取り込むと免疫が作動する。しかし、M細胞はまばらにしかなく、飲むワクチンは弱毒化したウイルスそのものを使うポリオなどの生ワクチンに限定されていた。
清野宏・東大医科研教授(粘膜免疫学)らは、マウスの粘膜から取り出したM細胞を含む細胞群をラットに注射し、約1000種類の中から、M細胞を見分けるたんぱく質を発見。不活性化した破傷風菌やボツリヌス菌の毒素と、このたんぱく質を結合させてマウスに飲ませ、免疫を働かせることに成功した。
ボツリヌス菌のワクチンを注射したマウスに致死量の1万倍のボツリヌス菌毒素を投与すると2、3時間で死んだが、飲むワクチンのマウスは、同量を投与しても死ななかった。
清野教授は「粘膜で効くワクチンは感染初期段階で有効で、予防につながる。ヒトへの応用を進め、将来的には飲むだけで感染症を予防できる錠剤を開発したい」と話している。
毎日新聞
|
2007年
11月5日 |
「タミフル」供給、今冬は半減の600万人分に |
|
インフルエンザ治療薬「タミフル」の国内唯一の輸入販売元である中外製薬(東京都中央区)は5日、今冬の国内のタミフル供給計画を昨冬より半減し、600万人分にすると発表した。
服用後の飛び降りなどの「異常行動」が報告され、厚生労働省が10代について原則使用中止とする措置を取ったことなどを受け、同社は「処方患者数はほぼ半減する」とみている。
中外製薬は、親会社のスイス製薬大手ロシュからタミフルを輸入し、2001年から国内販売している。インフルエンザが大流行した02年冬には供給不足が問題化した。
厚労省の作業部会は10月、中外製薬に指示した動物実験の結果について「異常行動と関連づけられるデータは今のところない」とする中間結果を発表するなど、因果関係は明確になっていない。
読売新聞
|
2007年
11月2日 |
政経ファイル:Aソ連型インフルエンザウイルスを確認 /奈良 |
県保健環境研究センターは1日、五條市の医療機関を受診した女性(42)から、インフルエンザウイルス(Aソ連型)を検出した。
毎日新聞 |
2007年
11月2日 |
マスクの子供市場開拓 ユニ・チャームが啓発 |
ユニ・チャームは、子供のマスク装着が風邪の予防に大きな効果を発揮することを訴え、潜在的な子供のマスク需要を掘り起こす。マスクを装着することで、子供のインフルエンザ発症率を大幅に低減できるとの研究成果を得ており、この啓蒙(けいもう)に取り組むことでマスクの子供市場を創出しようという狙いだ。
同社が1日発表した関西医科大学との共同研究結果によると、マスクを装着すると、子供のインフルエンザ発症率を5分の1に低減できるという。今年2月5日から3月2日にかけ、東京都荒川区立尾久宮前小学校の生徒308人を対象に調べたところ、登下校と清掃時にマスクをした生徒のインフルエンザ罹患(りかん)率は2・0%。これに対し装着しなかった生徒は約9・7%だった。この研究成果は9日から横浜市で開かれる第39回日本小児感染症学会で報告する。
ユニ・チャームは、花粉症対策として需要が増加傾向にあったマスクに着目。2003年1月から不織布技術などを応用して医療用に製造、販売していた立体マスクを一般向けにも売り出した。
さらに、03年10月には花粉に比べ小さい飛沫ウイルスの侵入を防ぐためマスク部を高密度の3層構造にし、保湿機能も強化した風邪用シリーズ(7枚入り、希望小売価格520円)も投入した。
これらの高い技術に裏付けられた製品で、子供市場を開拓していく方針だ。
国内マスク市場はこの4年間で、2倍の150億円に拡大。なかでも立体タイプは8倍以上に急成長し、同社は25%のシェアをもつ。今年1月からは抗菌作用や鼻部の密着性を高めた「ウイルスガード」(5枚入り、実勢価格600円)も発売している。
サイズは現在、3タイプだが、風邪予防の有効性をアピールし、今後は子供に照準を合わせた商品展開も検討していく。
産経新聞
|
2007年
11月1日
▲TOPへ |
札幌・女児2人がインフルエンザ感染 /北海道 |
市は31日、市内の医療機関を受診した7歳と8歳の女児2人から、道内では今季初となるAソ連型インフルエンザウイルスを検出したと発表した。全国では愛知県と大阪市に次いで3番目。8歳の女児は23日に38度、7歳の女児は24日に39度の発熱があり、受診後、のどから採取した体液からウイルスが検出された。
毎日新聞 |
2007年
10月31日 |
タミフルが脳に達する仕組み解明…国内2研究グループ |
厚労省見解、覆す可能性
服用した若者や子どもに異常行動や突然死が相次いだインフルエンザ治療薬「タミフル」が脳に達する仕組みを、国内の二つの研究グループが動物実験で明らかにした。
脳には薬など異物の侵入を防ぐ「血液脳関門」という防御機能があることなどから、厚生労働省の作業部会などは服用と異常行動の因果関係に否定的な見方を出していたが、それを覆す可能性のある研究結果として注目される。
タミフルは、体内に入ると主に肝臓の酵素によって「活性体」に変わり、ウイルスの増殖を抑える。一方、血液脳関門では、「P糖たんぱく質」という物質が脳に入ろうとする異物を排除する。
荻原琢男・高崎健康福祉大教授らは、タミフルを、通常のマウスとP糖たんぱく質を作れないマウスに投与して比較した。その結果、P糖たんぱく質を持たないマウスでは、脳内のタミフル濃度が血中濃度の65〜85%にも達し、通常のマウスの14〜17%より大幅に高かった。また、活性体を直接投与したところ、いずれのマウスでも脳に達したタミフルの濃度は血中の1%程度に過ぎず、活性化前のタミフルが脳に達しやすいことがわかった。
人間の場合、肝臓の酵素や脳のP糖たんぱく質の量には個人差がある。この動物実験の結果が人間にもあてはまるとすれば、一部の人の脳にはタミフルが届いてそこで活性化され、影響を及ぼす可能性があることを示す結果だ。
東京大の杉山雄一、柴崎正勝両教授らも、ほぼ同じ実験で同様の結果を得た。さらに生後3〜42日のラットにタミフルを投与したところ、生後6日目までの幼いラットは、21日目以降の成体に比べ、脳内の濃度が約6倍も高くなった。P糖たんぱく質の量は幼い時は少なく、11日目前後の青年期を過ぎて急増することも確認された。
読売新聞
|
2007年
10月31日 |
インフルエンザ:夏の流行終わらず 「沖縄だけ、異例」 |
|
インフルエンザが県内で3年連続夏も流行しているが、今年は10月中旬になっても流行が終息していないことが国立感染症研究所(東京都)の調べで分かった。同研究所は「夏の流行が終息しない現象は初めてで全国でも見たことがない。ほかの地域に波及する可能性があり、注意が必要だ」と警鐘を鳴らしている。原因については「沖縄の関係者に聞いているが不明だ」と話している。
インフルエンザとみられる患者数を医療機関数で割った「定点当たり報告数」を都道府県別に見ると、最新の10月8日から14日までの間、沖縄は全国唯1、1・0人を超え、昨年同期0・03人の200倍以上の6・02人に達している。9月3日から10月14日までの定点当たりの累積報告数も沖縄は全国で唯100人を超えて2015人となっており、全国を大きく上回って流行継続を示す。
県健康増進課によると、県内のインフルエンザは2005年から3年間、夏も流行しているが、過去2年間は8月末に終息していた。今年は3月中旬に今年の最高値に達し、いったんは減少したが完全に終息しないまま7月に再び注意報レベルを超えた。6、7月は5歳から9歳の患者が多く、学校で学級閉鎖もあった。その後8月以降も流行が終息していない。
国立感染症研究所感染症情報センターの安井良則主任研究員は「今年のインフルエンザは沖縄で流行が終息していないのが最大の特徴だ。全国的に12月から再び流行シーズンに入る。ほかの地域に波及しないか気になる」と話した。その上で、感染拡大防止に向け、感染した場合も十分に休養を取って完治させるよう呼び掛けた。
県は今後、大きな流行が1、2月にあるとみて、うがいや予防接種を受けるなど県民に注意を喚起している。
(琉球新報)
|
2007年
10月30日 |
インフルエンザ:沖縄、収束せず 前年同期比200倍 |
| 毎年夏にインフルエンザが流行する沖縄県で、現在も流行が収束していないことが国立感染症研究所のまとめで分かった。同研究所は「過去に例のない状況で、今後の予測がつかない。他地域に影響する可能性もあり、注意が必要だ」と警戒を呼びかけている。
都道府県ごとにまとめたインフルエンザとみられる患者数を医療機関数で割った「定点当たり報告数」によると、10月8〜14日は、沖縄県が全国で唯一1・0人を超え、昨年同期(0・03人)の200倍以上にあたる6・02人。2番目の愛知県(0・18人)などを大きく上回っている。9月3日〜10月14日の定点当たりの累積報告数でも、沖縄県は全国で唯一100人を超えて2015人と突出している。
インフルエンザの定点当たり報告数は例年、九州・沖縄が他の地方よりも多く、春の大型連休と夏休みの時期にピークを迎え、8月に入ると収束していた。今年も同時期にピークを迎えた後、患者数は減少に向かったが、収束には至らないまま新たな流行シーズンを迎えようとしている。
国立感染症研究所感染症情報センターの安井良則主任研究員は「沖縄で流行が収束しないのは今年の大きな特徴。全国的な流行は11月に始まるので、これから十分警戒してほしい」と話している。
毎日新聞 |
2007年
10月30日 |
インフルエンザ:岡山市立妹尾小、3年生も学年閉鎖 /岡山 |
岡山市妹尾の市立妹尾小(大森昇校長、529人)は29日、3年生(81人)で16人が欠席、出席した13人にもインフルエンザとみられる症状が出たため、30〜31日までの学年閉鎖を決定した。同小では23〜24日にも、インフルエンザにより4年生が学年閉鎖している。
毎日新聞 |
2007年
10月30日 |
行政ファイル:県 /滋賀 |
【県】健康推進課は29日、今月17日に学校を休んだ大津市立瀬田東小の児童とその家族計11人のうち3人から、インフルエンザウイルスが、今季初めて検出されたと発表した。またこの日、同校の別のクラスで18人がインフルエンザとみられる症状で欠席。30日から2日間、学級閉鎖する。同課は「例年より早く感染が広がっている。これから本格的に流行するシーズンになるので、手洗いやうがい、早めの受診を心がけてほしい」と呼びかけている。
毎日新聞 |
2007年
10月30日 |
インフルエンザ:2小学校が臨時休業−−町田と練馬 /東京 |
|
都教育庁は29日、町田市と練馬区の小学校各1校がインフルエンザに診断された1年生の児童が出たため、30日から学年閉鎖や学級閉鎖にすると発表した。インフルエンザによる都内の公立学校の臨時休業は今シーズン初めて。インフルエンザは秋口から冬に流行しやすく、今年1月19日が最初の臨時休業だった昨シーズンは例年に比べ遅かったとみられている。
教育庁などによると、町田市つくし野2の市立つくし野小学校は29日、1年生全2クラスの67人のうち21人が発熱やせきの症状を訴えて欠席した。30〜31日に1年生を学年閉鎖にする。練馬区南大泉5の区立大泉第六小学校でも29日、1年生全3クラスのうち2クラスの59人中、8人が欠席。この2クラスを30日に学級閉鎖にする。いずれの小学校でもインフルエンザと診断された児童がいた。
毎日新聞
|
2007年
10月25日 |
タミフル異常行動「関連データなし」 |
|
インフルエンザ治療薬「タミフル」と、服用した患者が起こす異常行動などとの因果関係について検討している厚生労働省の作業部会は24日、輸入・発売元の中外製薬に指示した動物実験の結果について「異常行動と関連づけられるデータは今のところない」とする中間結果を発表した。
心不全などによる突然死についても「関係している可能性は低い」とする見解を示した。脳に運ぶ物質を選別している「血液脳関門」と呼ばれる部分が未熟な若いラットを使った実験などは、結果がまだ出ていないため、こうしたデータが出そろった後で、年内にも結論を下したいとしている。
読売新聞
|
2007年
10月24日 |
タミフルと異常行動との因果関係示せず=動物実験の中間報告−厚労省 |
インフルエンザ治療薬「タミフル」と異常行動との因果関係を動物実験など基礎研究面から検討している厚生労働省の専門家作業部会が24日開かれ、製造販売元の中外製薬に対し同省が指示していた動物実験の結果の一部が報告された。同部会は、いずれも異常行動や突然死との関連を示すデータはなかったと結論付けた。
報告されたのは、タミフルが中枢神経系や循環器系にどのように影響しているかをマウスなどを使って調べる7つの動物実験の結果。うち3つは同社が自主的に実施した。このほか、7つの動物実験を実施しており、今後報告される。
時事通信社 |
2007年
10月24日 |
大阪市内でインフルエンザ Aソ連型ウイルス検出 |
|
大阪市保健所は24日、西淀川区内の同じ保育所に通う幼児3人から、インフルエンザAソ連型のウイルスが検出されたと発表した。同市内でインフルエンザウイルスが検出されたのは今秋初めて。
約60人が通う同保育所で、発熱などで欠席する幼児が最大約20人にのぼったため、無作為で5人を選んで検査したところ、3人からウイルスが見つかったという。
朝日新聞
|
2007年
10月5日
▲TOPへ |
タミフル副作用 「真実 解明して」 高山〜原告の父が記者会見 |
|
タミフル服用後に起きた異常行動をめぐる訴訟の第1回口頭弁論が4日、岐阜地裁高山支部で開かれた。原告の父親は、高山市内で記者会見を行い、「息子は戻って来ないが真実を解明してほしい」と訴えた。
会見で父親は、被告側の厚生労働省所管の独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」(東京都)が、高校生がタミフルを飲む前に服用した別の抗インフルエンザ薬・塩酸アマンタジン(商品名・シンメトレル)が異常行動の原因だったとしていることに触れ、「タミフルとの因果関係を明らかにせず、塩酸アマンタジンが原因だったと決めつけたのは問題だ」と語った。
さらに、父親は「タミフルの強い後遺症で悩んでいる被害者もいる」としたうえで、「今年の冬もインフルエンザがはやるだろう。犠牲者を出さないためにも訴訟を通じて真実を追求してほしい」と述べた。
読売新聞
|
2007年
9月27日
▲TOPへ |
予防接種で107人副作用=インフルエンザ、昨年度報告−厚労省 |
インフルエンザの予防接種後に、副作用とみられる症状が昨年度に107人分報告されたことが27日、厚生労働省のまとめで分かった。調査は薬事法に基づき、全国の医療機関などから報告されたもので、内訳は白質脳脊髄(せきずい)炎の20人が最多で、発熱11人、発疹(はっしん)8人などと続いた。
このうち、60代男性2人と70代男性、80代男女の計5人が心筋梗塞(こうそく)や肺炎などで死亡したが、専門家による同省検討会は因果関係を認めなかった。
時事通信社 |